「ピポパポパー」未知との遭遇 越後屋さんの映画レビュー(感想・評価)
ピポパポパー
公開時の映画館ではずいぶん面白かった印象でしたが、45年ぶりに再見するとアラが目立ちます。
まず、超常現象の描写が延々と続き、周辺の人たちの困惑や政府・軍の対応が殆ど描かれないので「ドラマ」を感じません。
宇宙人モノにしてはシリアスなタッチですが、この手の作品は所詮子供だましな結末にならざるを得ないので、それならスターウォーズやETみたように初めから子供だましに徹した方が娯楽作品としての完成度は上がります。換言すれば中途半端。
当時、スターウォーズとどちらが好きか?みたいな企画が賑やかでしたが、SWに比べてこちらはその後話題になることは少ないことが時代遅れを証明しています。
Drジョーンズの4年前、ETの5年前なので、振り返れば天才スピル先生もまだまだ発展途上だったと言わざるを得ません。
つまらなくはないけれど、もう一度観ようという作品ではありません。
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