劇場公開日 1978年2月25日

「夢見る大人のSF映画」未知との遭遇 キューブさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0夢見る大人のSF映画

2012年4月9日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

興奮

(劇場公開版)
 ここには楽観的なスピルバーグの思想がある。人類は今現在も宇宙人と出会おうとする人々がたくさんいる。この映画はそのような人々の夢を叶える最高の映画だ。宇宙船を見てしまったせいで「ある形」に取り付かれたロイが家族に「まだ大丈夫」と答えるシーンがある。結局彼は家族に見放されるが、最終的には自らの目的もしくはそれ以上の物を達成する。自分はおかしくなっているかもしれない。でも宇宙人と会ってみたい。そんな人類の夢を叶えた彼はまさに彼らの象徴である。これほどまでに最高のエンディングもなかなか無い。スピルバーグの真骨頂である。
(2011年4月5日)

キューブ