「家庭も全て失った男がどぎつい家政婦になって家に君臨する。」ミセス・ダウト にくづめピーマンさんの映画レビュー(感想・評価)
家庭も全て失った男がどぎつい家政婦になって家に君臨する。
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この作品は妻から離婚を切り出され子どもとも疎遠になってしまった男がちょっと狂った家政婦に変装する様を描いた
ドタバタコメディなわけだが、主演であるロビン・ウィリアムズの演技力がなければこの作品は始まらない!と言っていいほど
ロビン・ウィリアムズ色に染まっている作品だった。私は字幕版で鑑賞したのだが、吹替版(山寺宏一氏・江原正士氏)がどのような
色を出すのかが未知数なため是非吹き替え版も見てみたいと思った。
家政婦として雇われた序盤での動きとしては極めてクレイジーな動きだったが、長女(名前ど忘れした)に許されたことに
影響されてだんだん物腰の柔らかい穏やかな(でも妻の男関係の話題になると話の手綱を握ろうと必死だったが)人になっているのに
驚きを覚えた。
ラスト、ふたりのロッテのように仲直りしてそれ以上になるというストーリーはではなく、心を許し始めたところで終わるのに
救われた。家政婦ダウトが「子どもたちを奪還するために作られたキャラ」ではなく「子どもたちに楽しんでもらうキャラ」に
なったのが+であり、夫婦関係に関しては最後プラマイ0になっている作品に、共感を覚えた人も多いのではないだろうか。
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