ミスター・マム
劇場公開日:1984年5月26日
解説
レイオフで家庭の人となった夫のかわりに妻が働きに出かけたら…、男女の立場の逆転を描くコメディ。製作はリン・ローリング、ローレン・シュラー・ドナー。エグゼクテイヴ・プロデューサーはTV界のヒット・メイカーのアーロン・スペリング。共同製作はハリー・コロンビー。監督は「ドラキュラ都へ行く」(79)のスタン・ドラゴッティ。脚本はジョン・ヒューズ、撮影はヴィクター・J・ケンパー、音楽はリー・ホールドリッジが担当。出演はマイケル・キートン、テリー・ガー、マーティン・マル、アン・ジリアンなど。日本版字幕は戸田奈津子。メトロカラー、スタンダード。1983年作品。
1983年製作/アメリカ
原題または英題:Mr. Mom
配給:東宝東和
劇場公開日:1984年5月26日
ストーリー
デトロイト。自動車工場につとめる技師ジャック・バトラー(マイケル・キートン)は、ある日、会社の業績不振のためにレイオフを宣告された。家計を助けるため、妻のキャロライン(テリー・ガー)は広告代理店に勤めることになった。かわりにジャックは長男のアレックスを学校へ送っていき、スーパーに寄って買物をし、下の子供のケニーやミーガン(コートニーとプリタニーのホワイト双生児の2人1役)の世話をし、洗濯をする。そんな彼に、未亡人のジョーン(アン・ジリアン)が下心を隠して接近してくる。忙しい家事に振り廻されるジャック。一方、キャロラインの方は、自分の提出した宣伝プランがクライアントの気に入り、重宝される。ジャックは、再雇用の面接で、自分のレイオフが出勤仲間だったラリー(C・ロイド)の保身のための策謀のせいと知り、怒りをぶちまけ、気晴らしに近所の奥さん連中と男性ストリップを見に行く。キャロラインはクライアントの社運を賭けたTVコマーシャルの製作をまかせられて、ロサンゼルスに出張する。妻との仲が冷えかかってきていることに気付いたジャックが、ロサンゼルスのホテルに電話したら、ロン社長(マーティン・マル)が出たので、カンカンに。スケベー社長はキャロラインに迫って反撃される。そうとは知らぬジャックは、夫婦の危機に乗じて迫ってきたジョーンに心がかたむく。そこヘキャロラインがもどってきた。ジャックとキャロラインは改めて愛を確かめあう。そして、ジャックの再雇用も決まり、主夫生活も終わりをつげた。(東宝東和配給*一時間三一分)
スタッフ・キャスト
- 監督
- スタン・ドラゴッティ
- 脚本
- ジョン・ヒューズ
- 製作総指揮
- アーロン・スペリング
- 製作
- リン・ローリング
- ローレン・シュラー・ドナー
- 制作補
- ハリー・コロンビー
- 撮影
- ビクター・J・ケンパー
- 美術
- アルフレッド・スイーニー
- 音楽
- リー・ホルドリッジ
- 編集
- パトリック・ケネディ