ミザリーのレビュー・感想・評価
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「ポール担メンヘラ女」
サイコホラー映画
これが私の好みかもしれない
BSPで鑑賞 今の言葉で言うとポール担メンヘラ女だ。
おー、おーマジかマジか
と思わせる展開!怖い怖い
やはり1番怖い、恐ろしいのは人間だ。
アニー役のキャシーベイツの狂気に満ちた、いや優しい時はあれ?良い人そう「むしろかわいい?」と思わせる能力も凄いが
ポール役ジェームズカーンの 目だけでこれはヤバいとか 殺されるかもとわかる演技は良いしさすが売れっ子小説家
狂気みちた要求にも冷静に代替案を出して様子を探る場面も秀逸
見どころは
唯一の安心場面、老保安官夫婦のやりとり
FBIの調査能力の無能さ
アニーの優しい時には可愛く見える能力
1番のファンは裏切るととんでもなく怖い
ラストまで目が離せない 1時間48分と短い為かなりオススメ。
アニーよ銃を取って明日に向かえ
怖い怖いと聞いていたので、避けていたが、もうだいぶ年取って感受性が鈍ったから大丈夫だろうと思って、BS3の放送を見た。
確かに怖かった。公開時に見てたら、もっと怖かったと思う。ニコニコしてる時は優しそうなのに、突然スイッチが入って怒り始める女、アニー。どこに地雷が埋まってるか、ビクビクする。主人公ポールは怪我で歩けないし、外は豪雪、電話も通じず、脱出不可能。
ちょっとずつ状況がわかってきて、さまざまに作戦を立てるポール。そして、最終対決が!
面白く見られた。だいぶスティーブン・キングに慣れてきた。今なら「キャリー」もイケる気がする。
怖い怖い怖い怖い
スティーブンキング原作の映画は本当にすごい。演出で語ってくる。まじで毎回救出者が死ぬのは胸糞だけど本当に。でも本当にワクワクする。いやドキドキする。ありがとう放送してくれたNHK
ナンバーワンからオンリーワン
スティーヴン・キングの小説を映画化した1990年の作品。
個人的に、最も好きな…いや、一番好きなキング原作映画かもしれない。
だって、今でも覚えてる。初めて見た時のハラハラドキドキスリリング、チョー面白かった。時間が経つのすら忘れていたほど。
大ベストセラーの恋愛小説シリーズ『ミザリー』で有名な小説家、ポール。
次は自分が本当に書きたいものを書くべく、最新刊でミザリーを死なせ、書き上げたばかりの原稿を持って仕事場のロッジから出版社へ車を走らせる。
雪道、突然の吹雪。車はスリップする大事故。ポールも大怪我。
そこを“偶然”にも救い出してくれたのが、“偶々”近くに住む元看護師の中年女性、アニー。
さらに彼女は、“奇遇”にも『ミザリー』の熱狂的なファン。飼豚に“ミザリー”と名付けているほど。
憧れの作家に会えて感激、甲斐甲斐しく看病する。
が、最新刊でミザリーが死ぬと分かった途端…
名シーン、その1。
「よくもあたしのミザリーを殺したわね!!」
穏やかだったアニーが豹変、発狂。
ここに至るまでも、少々ウザく感じたり、癇癪持ちなど不穏/伏線みたいな描写はなされていたが、ここで第1発投下。
あまりにもキチ○イ過ぎてオーバーなブラックコメディ・キャラみたいにも見えるが、それがまたアニーの異常性を出している。
言うまでもなく、キャシー・ベイツの恐演。
序盤は穏やか、優しい女性。
突然の狂女に!
その間も“恐”と“柔”を見せつつ、パワハラ的な威圧感。でもその中に、愛くるしさや時折哀れみ。ちなみに、“ミザリー”の意味には“哀れ”や“悲観”などあるらしい。
そして、あのトラウマ級の怖さ…!
一本の作品でこんなにも変幻自在。そりゃあオスカーも納得。
本人は映画史に残る恐怖のヒロインを演じて、「楽しかった」なんていう余裕っぷり!
キャシー・ベイツの強烈インパクトばかり語られるが、ジェームズ・カーンも巧い。
カーンと言えば『ゴッドファーザー』などでタフで男臭いイメージ。
本作では追い詰められ、憔悴。それらを抑えた演技で。
当時、寝たきりで女性にやられるという役故、多くの男優に断られたそうだが、引き受けたカーンに感謝。
アニーは書き直しを要求。
死んだミザリーを生き返らせ、あたしだけのミザリーに。
何と言う要求…。
が、物語を完結させたのにアイデアなど出る訳ない。
この頃になると、ポールは体力や怪我も少し回復、車椅子で動くまでに。
相手の様子を見、いよいよ行動、脱出を窺う。
もう一度アニーに原稿用紙を買いに行かせ(癇癪起こしたけど)、その間に家の中を探索。電話を見つけるが、それは…
家の中あちこち鍵が。車椅子から下りないと入れない部屋も。
その時! 外でアニーの車が帰って来た音が!
思ってより早く帰って来た!
アニーが家の中に入って来るまでに、自分の部屋に戻れるか…!?
このシーンは初めて見た時、本当に心臓バクバク、目が釘付けになった。
監督のロブ・ライナーは『スタンド・バイ・ミー』が好評で、キング原作映画再び登板。
あちらは青春ストーリーであったが、こちらはサスペンス・スリラー。ライナーはその後、サスペンス・ドラマや社会派サスペンスはあるものの、サスペンス・スリラーは本作一本。なのに、同ジャンルの名演出家に思えるから不思議。
有名小説家行方不明は、ニュースに。
出版社エージェントから最後に消息を絶った田舎町の老保安官に連絡。のらりくらりと対応しつつ、捜索が始まる。
暇ボケしてるかと思われたこの老保安官のバスター、実はとっても頭が冴える!
僅かな手掛かりから足取りを探っていく。
リチャード・ファーンズワースが好助演。
保安官補兼奥さんとのやり取りがほんわか、ユーモラス。本作で唯一、心安まる。
アニーがポールを助けたのは、“偶然”“偶々”“奇遇”ではなかった。
ポールがロッジで小説を書くのを知っており、兼ねてからマーク、尾行。
アニー不在時の家の中探索は大胆に。
そして見てしまう、アニーの“思い出のアルバム”。その中身は、衝撃的なもの…!
ポールは反撃に備えるが…
アニーの方が一枚上手だった。
翌朝麻酔薬を打たれ、隠していたナイフも没収。
ポールが家の中を歩き回っている事を知ったアニー。
さあいよいよ、名シーン、その2。
ポールの治りかけの足を木ブロックで固定し、それをハンマーで叩き潰す!
ポールじゃないけど、見てるこちらも、うぎゃ~~~~~ッ!!
その直後、一言。
「愛してるわ、ポール」
鬼畜の所業!
観念したのか、ポールはアニーの為の『ミザリー』を書き続ける。
…が、実は諦めていなかった。
バスターも遂に確信に至り、アニーの家へ。
最終章の結末は…?
私、あなたのファンです。
エンターテイナーとしては嬉しい言葉。でも、
私はあなたのナンバーワンのファンよ。
…ん?
そして、それがいつしか、
私はあなたのオンリーワンのファンよ。
戦慄の狂信行為やストーカーを、第一級のエンターテイメント・スリラーとして描いた、言わずと知れた名作である。
余談
見ていつも思うが、事件後のバスターの奥さんの事を思うと…(T_T)
ミザリーを殺したな!から始まる恐怖
作家が雪山で事故して謎の大女に救われるところから物語は始まる。作家は足を骨折する大けがを負っており連れていかれた家で看護され軟禁生活を送ることになる。その作家は女の愛読する物語「ミザリー」の作者だった。世に出ていない新作を読めるとわかり、狂喜する女。しかし、作家は「ミザリー」シリーズを終えるつもりで原稿を書いており、ミザリーが死ぬことになっていた。そのことを知った女は「ミザリーを殺したなっ!」と狂気に走り、その後の話を作家に無理やりに書かせる。そして作家をいつまでも閉じ込めておくために作家の足を再び折るのだった。
この主人公の女の気分の浮き沈みがとても怖い。何をしでかすかわからない怖さがあふれている。閉じ込めておきたいからと言って人の足を折りますか。普通の人なら折らんでしょう。足を折られるシーンなどめちゃくちゃ痛そうで叫びそうになりますよ。このような王道ホラーだが最終的には作家は助かる。最後のレストランで幻視するシーンは余分だと思うので減点。
なお、この映画の主人公の女はアニーという名前でミザリーではない。ついついミザリーだと思ってしまうので注意。
サイコ役
最近見た邦画「キャラクター」で思い出しました。
この映画を見て分かるようにサイコ役の演技でこれだけ、面白くなると言う見本の映画です。この映画に限らず羊たちの沈黙、チェイサー、悪魔を見たのサイコ役もそうですが、もっとも重要な位置を締めています。そう思うと「キャラクター」は残念でした。一部サイコ役が評価されている見たいですが、この映画を見てどう思われますか?
何だかキャラクターのサイコ役者の悪口になってしまいましたが正当な評価を見極めて下さい。この映画は今更、言う事でもありませんが傑作です。
もはや古典
もはや古典。
このキャシーベイツには一本持たせる華がある。
いそうでいない普通のおばさん。
切迫感恐怖感が僅かに足らず間抜けな塩梅も良し。
撮影者ゆえかコーエン臭も。
宮本信子、津川雅彦、監督伊丹十三で見たかった。
年寄りばかりという変な味わいも好きだ。
キングの奥深さを知る。
主役のキャシー・ベイツをどこかで見たことがあると思ったら、
沈黙(同じく、スティーヴン・キング作)に出ている事を気付いて、本当に驚いた。
全く関係ない作品であるが、なんかファンとしてはなんか隠し玉を見つけた気持ちでワクワクした。
こちらの映画もキャシー・ベイツが淡々と演じる恐さがいい感じである。
自分の思いのままに好きな人を独り占めしたいという狂気。
最後まで楽しく見ることができた。
Misery the pig : herself
時々キャシー・ベイツの顔がとても愛らしくなる。ナンバーワン・ファンと言いつつも、彼女は作家本人のファンではなく、もはや「ミザリー」シリーズの小説のファンになっている。「ミザリーをなぜ殺してしまったの?!」と、怒るアニー。ポールの大事な原稿を焼くことによってミザリー愛を昇華させる・・・
看護師という職業は身についていたもの。助けて看護することは性格によるものではなく、職業意識としてだと思う。ポールが大丈夫だと悟った瞬間から、独占欲、彼を独占するのではなく、ミザリーの新刊を独占したいだけ。
残虐な行為という現れもポール自身を愛しているのではない。書籍の主人公を自分に投影しただけのものだろう。だから、ミザリーを殺すことにブチ切れる。ポールを拷問にかけてでもハッピーエンドを書かせたいのだ。
脱出サスペンスとしても秀逸で、ヘアピンによる開錠、薬をワインに混ぜる、包丁を忍ばせるといった行為、どれもが失敗に終わり、「ミザリー」新作を書き上げるという復讐を思いつくのだった。もう、怖さは半端ない。彼女のアルバムを見て、殺人鬼であることがわかった瞬間、身動きが取れなくなる恐怖。山小屋に一人で暮らしくない!とまで思わせてくれた。そして、「高等教育」という本のタイトルがなんとも言えない・・・
狂気に満ちた愛と憎悪
自分がキャシーベイツを観たのはこの映画が初めてだった。以降、何作か彼女出演映画を観たのだけれど、このアニー役が脳裏から離れなかった。そのくらいの怪演だった。
ある種の密室サイコホラー。愛情と憎しみは表裏一体。彼女の表現力の振り幅の広さに脱帽。
幽霊や霊的な物が出てくるよりよっぽど怖かった。やっぱり本当に怖いの...
幽霊や霊的な物が出てくるよりよっぽど怖かった。やっぱり本当に怖いのは人間だと思った。最後、また出てきてまだミザリーのしがらみからきちんと抜け出せていない恐怖が本当に怖かった。
完成度の高い映画である事は百も承知で・・・
封切時に見てからの久しぶりの再見でしたが、完成度の高い作品であるにも関わらず何故記憶に残らなかったかと言うと、痛みに訴えてくるストーリー展開だからですね。これはどうも苦手です。
ミザリー=ゆりやんレトリィバァ
まあまあ良かった〜。展開とかは予想つくけどいんじゃない。
気になった点(ネタバレあり注意)
・ミザリーは何で自分の犯罪記録をわざわざスクラップし残していたのか?しかも居間に堂々と。
まぁサイコパスだから、と言われたらそこまでだが。
・作家(主人公)は何でミザリーがどこか行った隙に逃げようとするが、あんなノロノロしてるのか。もっと焦るでしょ。
キャシー・ベイツ
温厚そうなのに恐怖、すごい演技だ。男を担ぐ力持ちと、ラストの迫力は、満点。
ジェームズ・カーンもくわれてしまっている。
この後のサスペンス小説や映像作品は、絶対に影響を受けていると思う。
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