ミザリーのレビュー・感想・評価
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気をつけないと
ある山道、
雪で事故となり重傷の作家ポールを助けてくれたポールの
ファンのアニーとの怖い生活。
アニーという人物を鑑みれば、
あのポールの事故も何かしら仕組まれていたのでは?
と勘繰ってしまう。
アニーはどんな人物なのか?
精神異常者?
新生児を殺したってなぜ?
本当であってもなぜ?と思う。
小説のストーリーが思い通りにならないからと、
作者に攻撃するのは、言うまでもない。
解説でアニーが豹変すると知ったが、
始まって30分後だった。早〜❗️
倒れているポールを担いで歩く力持ち。
かいがいしく看護してくれるが、
雪だからとかいろいろ理由をつけて病院に連れて行かない
おかしい、と感じさせる。
あの赤いカプセル💊、さすがにポールも気づき隠す。
ポールの代理人が連絡取れないと警察に通報。
せっかく保安官探しに来たが、
雪で埋まっている車を発見できなかった。
病院に電話☎️?してない、って、うそ〜。
ポールが娘の誕生日だから心配していると言うが、
反応しないアニー。
飼いブタを自慢げに見せ、ポールの切実な要求をはぐらかす。アニーがおかしいとポールも気づくが遅し。
電話してないの、誰も来ないのよとうれしそうに
ポールに言う。 怖〜😱
ポールに執筆させようとベッドの横にタイプライターを
置いて執筆強要。
ポールはアニーの言うがままになったフリをしてタイプして行き、紙が違うからとアニーを買い物に外出させ、
その隙に🏠の中を探り回す。
2回ぐらいしたらバレてしまい、ベッドにくくりつけられ、せっかく治りかけた足を重い物で殴りつけられる。
凄い。
結局、アニーと格闘して打ち勝つけれど、ポールは瀕死の体だった。
あまり楽しい話ではありません。
怖すぎる!なんか、足も痛くなってきた
監禁されて何をされるか分からない恐怖 ホラー好きの方はオススメです。
自由を奪われる恐怖
むかーし、テレビで観たんだと思う
めちゃくちゃ怖かったしか覚えていない
今回、しっかり観ることができました
原作がスティーブン・キング
名前を聞いただけで背筋に冷たい物を入れられたような気になる「ホラーの帝王」
さすがとしか言えません
怖かったです
お金のかからない設定でも、恐怖を増幅させられるんですね
といって、若いクリエイターにはハードルが高いだろうな
人間にとって自由を奪われる事は死にも等しいですね
35年前の映画ですが、色褪せない名作ホラーです
そして、子供の頃に誘拐されて10年以上監禁されていた女の子の事件を思い出しました
犯人は死刑でいいと思いますよ
と、犯人目線にはとてもなれませんね
ジェームズ・カーンはゴッドファーザーなどに出演していたスターですけど、見覚えがある程度
アカデミー主演女優賞をとったキャシー・ベイツは”フライド・グリーン・トマト”が印象に残っています
異常者は自分を客観視できない
ロブ・ライナー監督の作品では『ゴースト・オブ・ミシシッピー』『スタンド・バイ・ミー』が好きだ。今作はそれらと違ってサイコスリラーだが、終始緊迫感のある面白い映画だった。例えばペンギンの置物の向きが伏線として効いているところなど、よくできている。彼の監督としての力量の高さが感じられる。
キャシー・ベイツ演じるアニーには2つの特徴がある。(1)性格が独り善がり(2)現実と空想の境界が曖昧。これらの特徴は『キング・オブ・コメディ』のパプキンなどと共通している。要するに、周りが見えておらず、自分が全てで、自分の世界の中だけで生きている感じがする。言い換えると、自分を客観視する力が欠如している。そういった点では『ナイトクローラー』のルイスにも共通している。
だが、欲を言えばアニーが異常者になる背景をもっと描いて欲しかった。彼女は明らかに正常な精神状態ではない。そのため両親の教育が異常だったとか、幼少期に強いショックを受けたとか、異常になる何かしらの出来事があったはずだ。そこが分かれば人物設定により深みが出たと思う。
いろんなコワイがぎっしり詰まってた
狂信的おばちゃんのために書き下ろし
この作品初めて観た当時、私はまだ子供でしたがとにかく怖くて、でも面...
ホラーを作る監督とかじゃないほうが怖いの作れるのかね❓
【”人間の正義を超越した正義。”事故を起こしたベストセラー作家が、自身の作品の熱狂的なファンに”匿われる”不穏な空気が恐ろしさに変わる過程がじわじわ来る作品。再後半の怖さは図抜けてます。】
ー スティーヴン・キング原作は既読済みで、この作品も昔観たなあ。けれども、今観てもやっぱり怖かったっす。-
■人気作家、ポール・シェルダンは大雪の中、車で大事故を起こし重傷を負う。付近に住む元看護婦でポールの熱烈なファンだと名乗るアニー・ウィルクス(キャシー・ベイツ)に助け出され、献身的な介護を受ける。
しかし、アニーはポールの最新刊のミザリーが死ぬ結果を知ると態度を一変させる。
◆感想<Caution!内容に触れています。>
・何と言っても、アニー・ウィルクスを演じたキャシー・ベイツの笑顔から、狂気の表情に豹変する様が怖すぎる。
・ポール・シェルダンが、車の事故により両足を骨折して動けないという設定も、怖さを増している。
・アニー・ウィルクスが、過去勤めていた病院で、乳児を次々に殺害していた新聞記事をポール・シェルダンが見つけるシーンも怖い。
・バスター保安官が、彼女の家を訪ねるも、背後から撃ち殺されるシーンは、「シャイニング」で、少年と母親を助けに来たシャイニング能力を持つ黒人男性が、ジャックに殺された時のような、絶望感に襲われる。
<ラストの二人の最終対決のシーンは、もう怖すぎます。それまでの笑顔無きアニー・ウィルクスに対し、最初に彼女から強要された“原稿燃やし”返しのシーン。
イヤー、この30年以上前の作品は、今でも怖いっす。
恐るべし、キャシー・ベイツの演技である。>
2面性は怖いときは怖いし優しいときは優しいときで怖い でも人間は皆、2面性を持っているはず
登場人物が極めて少なく作成費用も格安ではないかと思うくらい場面代わりも少ない。
それでも、びびりの私には限界くらい怖い映画であった。
キャシー・ベイツの演技力様々である。
脱走の攻防ではキャシーの方が1枚上手で、カーンをじわりじわり痛めつけていくときの演技で恐怖にさらされる。
赤毛のアン(1985)にマシュー役で出ていたリチャード・ファーンズワースが保安官役で出ていてうれしかった。
事故車から何者に連れ去られたと気がついて事件を追っていて
いよいよ犯人に直面するところで殺されてしまうなんてがっかり。
てっきり、事件解決の主役になると思ったのに・・・
ところでポールは又作家として活躍していたようだが殺人罪はまぬがれたということなんやね。
無罪放免になるところまで続きが観たかったかも。
悔しいがおもしろい
名作!
今夜(2024/06/01)観ました。
ジェームズ・カーンとキャシー・ベイツ、夢の共演です!
ジェームズ・カーンは『エルフ』のお父さん(ハワード)を思い出してしまって、困惑しているシーンや苦しんでいるシーンを観ると、不謹慎ながら笑ってしまいます😅
キャシー・ベイツの“アニー”の姿は昨今SNS等で見かけることの多くなった“Karen”の姿そのもので、キャシーベイツの演技の再現度の高さに今になって更なる感銘を受けました。
仕事熱心で家族想いの作家のポールは、自身の作品を完成させ、雪道を走行中に転倒事故を起こし、アニーというサイコパスに救い出され、地獄の体験をするという、とても分かりやすい展開でテンポも良く、中弛みなくスリリングに楽しむことができました。
中弛み甚だしかった先日観た『ケープ・フィアー』の監督に、反省し参考にして欲しく思いました(笑)
やっぱりいい映画は30年以上経っても良いものですね‼️
スティーブン・キングの原作の中では最高
骨の砕ける音はトラウマ級
恐ろしい狂気の女
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有名作家が雪山で車で事故を起こす。
この男のファンの女性が助けて自宅に連れて帰り、介抱する。
この女は彼の小説の主人公ミザリーの狂信的なファンだった。
この作家は新作に着手するため、小説の中でミザリーを殺していた。
やがてこの新刊が発売されると、この女の狂気が表に出始める。
「なぜ私のミザリーを殺した!」とか言い出して、新作の原稿を焼いたり、
小説家が足を怪我して動けないのをいいことに、好き放題し始める。
が、時には優しく非常に純真であり、まさしく狂気。
ついには逃げられないように小説家の足を破壊する。
小説家はなるべく機嫌を損ねないよううまく立ち回って行く。
ミザリーは実は生きていた、的な内容の小説も書き始める。
そしてついに保安官が訪れて小説家の存在に気付くが、
この女に射殺されてしまう。そして女は心中しようとか言い出す。
小説家は何とかなだめ、ミザリー復活の小説を書き終えるまで待てと言う。
そして足が不自由ながらも隙を見てこの女を撲殺。
ついに地獄から脱出することができたのだった。
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いやあ、本当に恐ろしい、まさしく狂気だった。
こんな恐ろしい女とは関わりたくないわあ。
ありそうな話
”愛”の意味を問いたくなる。
推し活。
カスタマーハラスメント。
パワハラ。
DV。
虐待。
毒親。
この映画の成り行きが、映画や小説の突飛な話ではなく、現実にもあることが、なんとも恐ろしい。
アニー。
自分自身でもコントロールのできない感情の起伏。
それが、人から嫌われる原因と反省はするものの、それが自分自身を孤独に追いやっていることはわかってはいるものの、だからなおさら、自分自身を追いつめ、抜け出せないラビリンスとなっていく。
寂しい自分、惨めな自分。それを埋め尽くすための”推し”。
「こんなに尽くしているのに、感謝すらしない」その言葉の虚しさ。
尽くしているつもりの、”自分の正義・欲望”の押し付け。
称賛しまくる時・親身になる時と、恐怖に従わせる時と。丹精込めたものへ仕打ち。
「あなたならできる」その言葉が異様に怖かった。
そして、望みのものを得られた時の、あの表情。
映画では、大人の男相手だったから、相手はその異様に気づき、なんとかその支配から抜け出そうとするけれど。
子どもなら、あのとろけるような笑顔を”愛”と勘違いしてしまうのだろう。
事故から助けてくれた恩人。優しい笑顔。心のこもった看護。でも、え?連絡していない?些細な違和感を忍ばせる。
そして、急転直下。地獄へと変わる。
精魂込めた作品を…。身が切られるように辛い。
くるくる変わる表情・態度。機嫌がよいと思ったら。残酷無比な様相を見せるかと思ったら。反省して気落ちする場面も。文句を言いながらも、ミザリーのために動くその姿。たんなる情緒不安なさま・パワハラを見せつけるだけではない。「No.1のファン」として、”ミザリー”の成り行きに、一喜一憂する様は、”推し”のことで、一喜一憂するわが身と重なり、”かわいい”とも、ああこの気持ちわかると思ってしまう。だからと言って、大方の人間はあんなことはしない。”推し”を”大切”にする思いについては、袂を分かつ。そんなふり幅の大きい狂気を、”一人の人”としてまとめ上げた、脚本・演出・演技に拍手。そう、人格が分裂した人とか、多重人額ではない。どの思いもアニーその人。唸ってしまう。
そのアニーを受けるポールの一つ一つの表情が秀逸。一見やられっぱなしで媚びている場面もあるけれど、決して心折れずに反撃・脱出のチャンスをうかがっている、本当の意味のタフマン。
監禁から抜け出す方法が成功するのかというハラハラドキドキ。保安官がどうやって見つけれくれるのかというワクワク。成功したかに見えて、というところがリアル。そしてラストの大乱闘の前の、復讐の仕方も胸がすく。大乱闘も長く見えるが、ホラー的要素もあり、引っ張ってくれる。最後にも出てくる”豚”のブロンズという小物へのこだわりがまた憎い。
そして、レストランでの会話からのエンディング。ホラーが永遠に続く。こういう事件にあわれた方の心の傷=PTSDを表しており、苦しくなる。
映画としては秀逸。
雪山の中の一軒家。舞台も整っている。
そして、この密室劇ともいうべき中で二人の俳優がこれ以上無い名演を繰り広げる。
息詰まる密室の外では、ちょっとおかしみのある老保安官夫婦が動き、アンサンブルを奏でる。
これ以上無い媚薬。
でも、実生活で、こういう関係性の加害者・被害者とお会いしているから、映画が絵空事に見えなくて、映画を楽しむ気分になれない。苦しさだけがリフレインする。
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