ミザリーのレビュー・感想・評価
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この作品初めて観た当時、私はまだ子供でしたがとにかく怖くて、でも面...
この作品初めて観た当時、私はまだ子供でしたがとにかく怖くて、でも面白くてずーーーっと記憶に残ってました。キャシーベイツもそこで好きになって今でも大好きな女優さんです。
数十年ぶりに再見しましたがやっぱり面白い!!
今のホラー作品と比べたらかなり優しめだけどストーリー展開は最高です!
キャシーベイツもお若いこと!特別美人さんでは無いけどチャーミングなんですよね〜、可愛い表情が見れてそれだけでも嬉しかったです!
裏の顔も怖かったなー、あの目つき!ゾッとしますよね。
かなり古い作品ですがホントおすすめの一本!
キャシーベイツの魅力がたっぷり詰まってます。
ホラーを作る監督とかじゃないほうが怖いの作れるのかね❓
【”人間の正義を超越した正義。”事故を起こしたベストセラー作家が、自身の作品の熱狂的なファンに”匿われる”不穏な空気が恐ろしさに変わる過程がじわじわ来る作品。再後半の怖さは図抜けてます。】
ー スティーヴン・キング原作は既読済みで、この作品も昔観たなあ。けれども、今観てもやっぱり怖かったっす。-
■人気作家、ポール・シェルダンは大雪の中、車で大事故を起こし重傷を負う。付近に住む元看護婦でポールの熱烈なファンだと名乗るアニー・ウィルクス(キャシー・ベイツ)に助け出され、献身的な介護を受ける。
しかし、アニーはポールの最新刊のミザリーが死ぬ結果を知ると態度を一変させる。
◆感想<Caution!内容に触れています。>
・何と言っても、アニー・ウィルクスを演じたキャシー・ベイツの笑顔から、狂気の表情に豹変する様が怖すぎる。
・ポール・シェルダンが、車の事故により両足を骨折して動けないという設定も、怖さを増している。
・アニー・ウィルクスが、過去勤めていた病院で、乳児を次々に殺害していた新聞記事をポール・シェルダンが見つけるシーンも怖い。
・バスター保安官が、彼女の家を訪ねるも、背後から撃ち殺されるシーンは、「シャイニング」で、少年と母親を助けに来たシャイニング能力を持つ黒人男性が、ジャックに殺された時のような、絶望感に襲われる。
<ラストの二人の最終対決のシーンは、もう怖すぎます。それまでの笑顔無きアニー・ウィルクスに対し、最初に彼女から強要された“原稿燃やし”返しのシーン。
イヤー、この30年以上前の作品は、今でも怖いっす。
恐るべし、キャシー・ベイツの演技である。>
2面性は怖いときは怖いし優しいときは優しいときで怖い でも人間は皆、2面性を持っているはず
登場人物が極めて少なく作成費用も格安ではないかと思うくらい場面代わりも少ない。
それでも、びびりの私には限界くらい怖い映画であった。
キャシー・ベイツの演技力様々である。
脱走の攻防ではキャシーの方が1枚上手で、カーンをじわりじわり痛めつけていくときの演技で恐怖にさらされる。
赤毛のアン(1985)にマシュー役で出ていたリチャード・ファーンズワースが保安官役で出ていてうれしかった。
事故車から何者に連れ去られたと気がついて事件を追っていて
いよいよ犯人に直面するところで殺されてしまうなんてがっかり。
てっきり、事件解決の主役になると思ったのに・・・
ところでポールは又作家として活躍していたようだが殺人罪はまぬがれたということなんやね。
無罪放免になるところまで続きが観たかったかも。
悔しいがおもしろい
名作!
今夜(2024/06/01)観ました。
ジェームズ・カーンとキャシー・ベイツ、夢の共演です!
ジェームズ・カーンは『エルフ』のお父さん(ハワード)を思い出してしまって、困惑しているシーンや苦しんでいるシーンを観ると、不謹慎ながら笑ってしまいます😅
キャシー・ベイツの“アニー”の姿は昨今SNS等で見かけることの多くなった“Karen”の姿そのもので、キャシーベイツの演技の再現度の高さに今になって更なる感銘を受けました。
仕事熱心で家族想いの作家のポールは、自身の作品を完成させ、雪道を走行中に転倒事故を起こし、アニーというサイコパスに救い出され、地獄の体験をするという、とても分かりやすい展開でテンポも良く、中弛みなくスリリングに楽しむことができました。
中弛み甚だしかった先日観た『ケープ・フィアー』の監督に、反省し参考にして欲しく思いました(笑)
やっぱりいい映画は30年以上経っても良いものですね‼️
スティーブン・キングの原作の中では最高
骨の砕ける音はトラウマ級
恐ろしい狂気の女
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有名作家が雪山で車で事故を起こす。
この男のファンの女性が助けて自宅に連れて帰り、介抱する。
この女は彼の小説の主人公ミザリーの狂信的なファンだった。
この作家は新作に着手するため、小説の中でミザリーを殺していた。
やがてこの新刊が発売されると、この女の狂気が表に出始める。
「なぜ私のミザリーを殺した!」とか言い出して、新作の原稿を焼いたり、
小説家が足を怪我して動けないのをいいことに、好き放題し始める。
が、時には優しく非常に純真であり、まさしく狂気。
ついには逃げられないように小説家の足を破壊する。
小説家はなるべく機嫌を損ねないよううまく立ち回って行く。
ミザリーは実は生きていた、的な内容の小説も書き始める。
そしてついに保安官が訪れて小説家の存在に気付くが、
この女に射殺されてしまう。そして女は心中しようとか言い出す。
小説家は何とかなだめ、ミザリー復活の小説を書き終えるまで待てと言う。
そして足が不自由ながらも隙を見てこの女を撲殺。
ついに地獄から脱出することができたのだった。
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いやあ、本当に恐ろしい、まさしく狂気だった。
こんな恐ろしい女とは関わりたくないわあ。
ありそうな話
”愛”の意味を問いたくなる。
推し活。
カスタマーハラスメント。
パワハラ。
DV。
虐待。
毒親。
この映画の成り行きが、映画や小説の突飛な話ではなく、現実にもあることが、なんとも恐ろしい。
アニー。
自分自身でもコントロールのできない感情の起伏。
それが、人から嫌われる原因と反省はするものの、それが自分自身を孤独に追いやっていることはわかってはいるものの、だからなおさら、自分自身を追いつめ、抜け出せないラビリンスとなっていく。
寂しい自分、惨めな自分。それを埋め尽くすための”推し”。
「こんなに尽くしているのに、感謝すらしない」その言葉の虚しさ。
尽くしているつもりの、”自分の正義・欲望”の押し付け。
称賛しまくる時・親身になる時と、恐怖に従わせる時と。丹精込めたものへ仕打ち。
「あなたならできる」その言葉が異様に怖かった。
そして、望みのものを得られた時の、あの表情。
映画では、大人の男相手だったから、相手はその異様に気づき、なんとかその支配から抜け出そうとするけれど。
子どもなら、あのとろけるような笑顔を”愛”と勘違いしてしまうのだろう。
事故から助けてくれた恩人。優しい笑顔。心のこもった看護。でも、え?連絡していない?些細な違和感を忍ばせる。
そして、急転直下。地獄へと変わる。
精魂込めた作品を…。身が切られるように辛い。
くるくる変わる表情・態度。機嫌がよいと思ったら。残酷無比な様相を見せるかと思ったら。反省して気落ちする場面も。文句を言いながらも、ミザリーのために動くその姿。たんなる情緒不安なさま・パワハラを見せつけるだけではない。「No.1のファン」として、”ミザリー”の成り行きに、一喜一憂する様は、”推し”のことで、一喜一憂するわが身と重なり、”かわいい”とも、ああこの気持ちわかると思ってしまう。だからと言って、大方の人間はあんなことはしない。”推し”を”大切”にする思いについては、袂を分かつ。そんなふり幅の大きい狂気を、”一人の人”としてまとめ上げた、脚本・演出・演技に拍手。そう、人格が分裂した人とか、多重人額ではない。どの思いもアニーその人。唸ってしまう。
そのアニーを受けるポールの一つ一つの表情が秀逸。一見やられっぱなしで媚びている場面もあるけれど、決して心折れずに反撃・脱出のチャンスをうかがっている、本当の意味のタフマン。
監禁から抜け出す方法が成功するのかというハラハラドキドキ。保安官がどうやって見つけれくれるのかというワクワク。成功したかに見えて、というところがリアル。そしてラストの大乱闘の前の、復讐の仕方も胸がすく。大乱闘も長く見えるが、ホラー的要素もあり、引っ張ってくれる。最後にも出てくる”豚”のブロンズという小物へのこだわりがまた憎い。
そして、レストランでの会話からのエンディング。ホラーが永遠に続く。こういう事件にあわれた方の心の傷=PTSDを表しており、苦しくなる。
映画としては秀逸。
雪山の中の一軒家。舞台も整っている。
そして、この密室劇ともいうべき中で二人の俳優がこれ以上の無い名演を繰り広げる。
息詰まる密室の外では、ちょっとおかしみのある老保安官夫婦が動き、アンサンブルを奏でる。
これ以上の無い媚薬。
でも、実生活で、こういう関係性の加害者・被害者とお会いしているから、映画が絵空事に見えなくて、映画を楽しむ気分になれない。苦しさだけがリフレインする。
キャシー・ベイツは彼女の自宅でジェームズ・カーンの新作の原稿を読んだが、 気に入らず激高。 ジェームズ・カーンはその時キャシー・ベイツの持つ狂気を知ることとなった。
1990年製作/108分/アメリカ
原題:Misery
配給:日本ヘラルド映画
ジェームズ・カーン
キャシー・ベイツ
リチャード・ファーンズワース
ローレン・バコール
フランシス・スターンハーゲン
グラハム・ジャービス
ジェリー・ポッター
トーマス・ブルーネル
ジューン・クリストファー
ジュリー・ペイン
スティーヴン・キング原作
ジェームズ・カーンは流行作家。
雪道で自家用車を運転中に事故に遭い、
キャシー・ベイツに救い出された。
全身にけがを負い瀕死だったが、キャシー・ベイツの看病で徐々に回復する。
キャシー・ベイツは元々ジェームズ・カーンの大ファンだった。
キャシー・ベイツは彼女の自宅でジェームズ・カーンの新作の原稿を読んだが、
気に入らず激高。
ジェームズ・カーンはその時キャシー・ベイツの持つ狂気を知ることとなった。
どうやったらここから逃げられるのか?
この作品でキャシー・ベイツは、第63回アカデミー賞で主演女優賞を獲った。
満足度は5点満点で5点☆☆☆☆☆です。
怖い、怖い、キャシー・ベイツが怖すぎる。アカデミー受賞も納得です。...
20数年ぶりのミザリー
確か初めて観たのは高校時代。未だにトラウマみたいに覚えてる足首を折るシーン。一番好きな映画の「ミザリー」だが、結末を思い出せない。ということで久々に。
「ミザリー」の著者が、小説家として次のステージに行くべく、ミザリーを死なせる最終章を書き終わってNYへ行く際雪山のホワイトアウトで事故にあってしまう。運良くファンのアニーに助けられたものの、本当は計画的に(匂わせはあったものの、本当なのかは不明)事故に合わせられ自宅軟禁されることに。
アニーの自己主張の強さや強めの承認欲求、ふくよかで優しそうな見た目でおっとりしてるかと思えば急に激昂する異常さがほんと秀逸。
作者と近づけた有頂天からの、ミザリーが殺されたーーー!の絶望からの新作強要。どれだけ時間が経ったのかは明かされず、小説のチャプターが進んでいることだけが視聴者に明かされる。窓の外の雪が溶けてたり吹雪だったり、え?何年か経った?と思いきや、最後の最後で4週間しか経ってないことがわかって、病院にも行ってないのにそんな足治る??ってのはご愛嬌。
軟禁からの脱出トライ、で見つかるかものヒヤヒヤからの和解…?いやいや再脱出頑張るも残念。部屋から抜け出したのとキッチンのナイフを持ち出して反撃しようとしていたのがバレて、体を固定され「足潰しの刑」足首を固定されハンマーでドーン!!っと折られ、恍惚な表情で「愛してる」って言った時のアニーの顔…!キャシーベイツってほんとにすごい女優さんだなーと惚れ惚れ。
ディナーをしよう、とロマンチック時間に集めた薬をワインに入れるもまさかの零しちゃって絶望。
最後の最後に保安官が見つけてくれたのに、散弾銃で撃ち抜くなんて、あの保安官めちゃいいお爺ちゃんだったな…。
最終的には、書き上げたラストを燃やして原稿を守りたいアニーの頭上からタイプライターどーん!!血だらけのアニーと格闘。この格闘が怪我人とふくよかさんだから、ずんぐりむっくりと美しくなく、それがリアルさを醸し出してて泥臭いアニーの人生を物語っているようで泣けた。
最終的に助かって、次のステージに進む主人公の心には永遠に死んだはずのアニーの影がつきまとう。1番のファンだから。ってこわこわこわ!!!!!
特典映像で、保安官がポールの車が埋まってるところから道に停めた車に戻る時に、カメラをくるっと回してアニーの車に合わせて「探す保安官と匿うアニー」を一緒のシーンに入れるというカメラワークを開発したんだ!って言ってたけど、今ではよく見るようなカメラワークってこの時に生まれたのか、と目頭が熱くなった。
やっぱ最高だな、ミザリー。
狂ったファンの恐怖
ミザリー
アニーが優しい時は可愛いが急に怖くなる演技が最高。
地雷がどこにあるのか分からないのが怖い。
あの有名なハンマー振り下ろすシーンはうわって声が出た。
主人公がアニーを殺すためにワインに薬を大量に入れたのに、うっかり零しちゃうシーンの「ミザリーに乾杯」「惨めだ(ミザリー)」って言うところがちょっとツボった。
助けに来たおじいちゃん警察が死ぬことは分かっていたがちょっと悲しい。
雪、作家、狂気でシャイニングと似てるがこっちの方が面白い。シャイニングみたいに気持ち悪いやつ(老婆・血の波)などは出てこないから安心。
全74件中、1~20件目を表示