ミクロの決死圏のレビュー・感想・評価
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今となってはお粗末な映像
総合:50点
ストーリー: 60
キャスト: 60
演出: 40
ビジュアル: 25
音楽: 60
自分たちを縮小して人体に潜り込み、重体の患者を手術して助ける。そういう発想は悪くない。人や物の縮小は出来なくても、現代では超小型ロボットを人体に潜入させて手術をする研究は行われているし、特にこの当時としては面白い考えだったのだろう。
だが映像が駄目。これにはかなりがっかりさせられた。この時代の最先端の美術を作ったのだろうと思うし、だからこそのアカデミー美術賞・特殊視覚的効果賞受賞なのだろう。
でも現代の視点から見ればプラスチックと化学繊維のおもちゃや古いアニメにしか見えない。学生の文化祭の出し物のような安っぽさで、これで人体に潜っていると言われても全く実感がわかない。どう見ても人体の中にいるというよりも、おもちゃのような人工物に取り囲まれている。
これほど映像で失望した映画もなかなか他にない。最後まで人体探検の世界にのめり込めなかった。
科学の力で人間でも何でも小さく出来る
映画「ミクロの決死圏」(リチャード・フライシャー監督)から。
1966年のアメリカ映画、45年以上前の作品であり、
突っ込みどころ満載の作品であるが、なぜか面白かった。
そもそもタイトルも「ミクロ決死隊」と勘違いしていたくらい。
今、CGを駆使して製作したら、理科の教材になるのでは?と
考えたほど、発想は画期的だった。
その前提となるのは「科学の力で人間でも何でも小さく出来る」
また、ある程度の時間が経つと、元の大きさに戻るという視点。
昔のアニメ、メルモちゃんよりすごいな、と1人で苦笑いした。
「哲学者が言うように、人間は宇宙の中心だ」
「血は赤くないね」「赤いのは赤血球だけだよ、それも動脈だけ、
あとは海水に似た血しょうだ」
「生命の川だな、全長10マイルもある」
「(心臓を)止めるのは簡単か?」「動かすのに比べれば」
「心臓の音、1年に4,000万発も撃つ、すごい大砲だよ。
それが生命を支えているんだ」
こんな会話や台詞が飛び交い、私にはインパクトがあった。
癌や脳溢血・内臓悪化などで死ぬ人が多い今の時代だからこそ、
体の中の仕組みを知る機会になるのではないだろうか。
是非、リメイクを期待する作品の1つである。
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