マンディンゴのレビュー・感想・評価
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人種差別もりもり
まさかの あからさまな人身売買もりもり。白人らがふつーに黒人ファミリーの売り買いに躍起になっている。ホロコーストにしてもだが、当たり前のよーに人種差別での黒人の人達を乳児から大人まで老若男女、値段を決める為の競りをしている。時代とは言え。恐ろしい話だわ。
一番残ってはいけない人が残った。 しかし、これが現実なんだと思う。...
一番残ってはいけない人が残った。
しかし、これが現実なんだと思う。
つまり、アメリカの現実り
昔の事のようだが、今でも残っている。
二年前の新宿で二回見た。今日は三回目。
残酷描写はそれほどではないが、残酷な映画!
支配する側もされる側も滑稽で悲しい。
●何気ない会話にさらりと残酷な描写を入れる。そのことが逆に想像させて嫌な気持ちに。
●人種とは血統とはセックスをしてこの世に生み出されるということだ。その生々しい現実をグロテスクを感じる。
●人間本来の愚かしさに人間は抗えないという、どうしょうもない悲しさを感じる。
●キャストのハマり方が素晴らしい。
血まみれではない、奥から湧き上がる残酷を見事に表現。突き抜けて素晴らしい。
知り合いが怖かったっていうのでビクビクして見ました
当時物議を醸し出したなど脅されて、少々恐々しながら見てみたが、今見ると同等の、またはそれ以上の差別描写がある映像を見たことがあったせいかそういう意味でショッキングではなかった。
それより人種差別だけなのかと思っていたら性差別も相当なもので、それらを巧みにわかりやすく組み込ませていて感心しきり。
とはいえ決して見て楽しくなる内容ではないので、気分を上げるために見る映画ではないが、見ておいて損はないと思う。
しかし、なかなかマスターフィルムが見つからなかったそうで、リマスターしたものの品質がそもそも良くなかったせいなのか、暗いシーンでかなり表情などが暗くて見えないシーンがある。残念。
無茶苦茶理不尽な倫理観
19世紀半ば、南北戦争前のアメリカ南部で、マクスウェルは所有黒人奴隷を育てて売買する奴隷牧場を経営していた。息子ハモンドは父に従い名家の娘ブランチと結婚するが、処女でなかったことに腹を立て、黒人女性のエレンと肉体関係を持ち黒人奴隷を好きになってしまった。一方、妻のブランチは夫に相手にされず、強靭な奴隷ミードと関係を結んで妊娠してしまった。子供が産まれ、白くなかったことからブランチが奴隷とセックスしていたことがバレ、逆上したハモンドは・・・という話。
リンカーンの奴隷解放前の話で、黒人を人と扱っていなかった時代、黒人には自由が無かった時代の話なので、人種差別あり、酷く過激な描写なども有り目を覆いたくなった。
しかし、こんな事も史実としてはあっただろうし、自分は浮気しても妻は処女じゃないといけないとか、無茶苦茶な倫理観が普通だったのかもしれない。
問題作だと思うが、大変勉強になったし、素晴らしい作品だと思った。
今も何も変わらない人種差別
マンディンゴ
予告編を見た時、観たいと思い、最終日に間に合った。
会社を早退して観に行った。
でも調べてみると、観たことがある。
40数年前なんだ。
※日本語吹替(初回放送1978年7月9日『日曜洋画劇場』)
ポスターを見たらやっぱり観た。
風と共に去りぬではないか!
あの頃の映倫は厳しかったが、果たして昨今はどんなものか楽しみだ。
全て期待以下であり大したことはなかった。
古代エジプト、ローマ時代以前から奴隷制度というものはあり、
今も厳然とあるのだから。
ドラマとしてはよくでいていると思うが、何とも安物臭い作りの割に見て良かったかな。
観客から悲鳴も出たが、今も警官が人種差別的に殺人する時代なのだから何も変わっていない。
リチャード・フライシャー監督が奴隷牧場を運営する一家の栄光と没落を描いた大作映画。
奴隷制度をめぐって南北戦争が起きる約20年前の話である。
原作は、カイル・オンストット(英語版)の長篇小説『マンディンゴ(英語版)』。
続編にスティーヴ・カーヴァー監督の『ドラム』(Drum)'(1976年)がある。
偏見と蒙昧と理不尽の時代に+ちょっと言い訳
あらすじなどはWikipediaででも読んでください。わたしはこの物語を言葉に起こすことにためらいをを覚えます。
物語はもちろんフィクションなのだけれど、ここに描かれる人種差別、女性差別は実際にあったことだし、これを映画で描いたのは「こんなひどい時代があったのだ」と記憶に留めるためだったのだろう。
こんな時代は、ついこの前まで続いていたのだ。いや、今だって少しはましになったというだけで、そう変わっていないかもしれない。いずれにせよ、こんな偏見と蒙昧と理不尽の時代があったことだけは、忘れてはならない。二度とこんな時代が訪れないように。
……などと書いてみたけど、どうもどこかがムズムズするので言い訳程度に。
この映画、まともに感想を書こうとするとどうしてもこういう、ともすれば偽善的にすら見える言葉で埋め尽くされるから書きにくいのよね。。
一つの教養として観ておくべきという気もするけど、『エレファントマン』みたいに監督はフリークスもののつもりで撮ったらヒューマンドラマみたいな持ち上げられ方をされた例もあるから、当たり前だけど映画の見方にこれが正しいなんてものはあるはずもなく。
で、今の世の中、こんな映画を見たら、ポリコレ的に正しそうに見えることしか言いにくいのも確かなんですよ。ミードの引き締まった体が素敵とか、それ自体は書いてもいいけどそういうのばっかり書いてあったら「こいつ何見てたんだ?」ってなるでしょ。まあだからそういうことです。
言い訳の上に言い訳を重ねると、上に書いたようなことももちろん同時に思ってますけどね。
グロテスクな映画。
とにかくグロテスク。最初から最後まで悍ましい映画。奴隷牧場は実際あったわけだし史実に沿って造られたフィクションなのだろうが、観ていて息苦しくなる。僕が黒人だったらそんなことは言えないかもしれないがそれでもBLMは肯定できない。過去は過去、遡ってしまってはキリがない。ジェームスメーソンは大学時代に観たロリータでの怪演が印象に残っているがこの作品ではずいぶん年取って見える。ケンノートンは本業では無いのでちょい役かと思ったら実に重要な役を演じていて驚いた。南部訛りなのだろうが、ハモンド、ブランチの英語が聞き取りにくかった。
人種差別を赤裸々に描いた傑作
伝説の作品が初公開から46年ぶりにリバイバル。
舞台は19世紀半ば、南北戦争前のアメリカ🇺🇸南部はルイジアナ州。奴隷牧場を経営する父(ジェームス・メイソン)と息子(ペリー・キング)の栄枯盛衰を描いた。
黒人奴隷を家畜の如く種付けし育てて売る。彼らにとって黒人は同じ人間ではなかった。そこに罪の意識は無かった。
息子は黒人の女に心を寄せた。妻となった白人の女を抱くことは無かった。
壊れていく妻を演じたスーザン・ジョージが強烈な印象を残した。こんなボロボロなスーザンを見たことがない。当時プロボクサーとして名を馳せたケン・ノートンとの交わりは映画史に残るかと。やつれきったスーザンの白い肌と黒光りするたくましい肉体が重なった。
ラストで黒人たちの強い抵抗を示唆した。
製作ディノ・デ・ラウレンティス、監督リチャード・フライシャー、音楽モーリス・ジャール。当時を代表する映画人が集結し作り上げた傑作。彼等のプライドを感じた。
世の中のTOPの方々 観て感想下さい!
観終わった感想からすると違和感あった感じです。それは45年ぶりのリバイバルと言う事ではなく、シンプルな人種差別。黒と白。そこに違和感感じた私は平和な人かも知れない。今日、もっと複雑な人種差別と言うか、、
これもまた嫌な世の中である。どこかのお偉方が平気で性差別発言したり、、まだバッシングできるだけ幸せなのかも、、、
サディスティナブルデベロップメントゴールズ
人種云々以前に
他者に対する態度が是正されない人物は因果の報いを受ける 単純明快なお話です
なかなかエグい その筋にはグッとくる描写満載
生真面目でユーモアの欠片も無いため観た後鬱になりそう (ジェニファー・ケントの「ナイチンゲール」もキツかった)
主題歌のブルース 時々かかる音頭調の劇伴が印象深い
19世紀半ば、南北戦争前の米国ルイジアナ州。 広大な農園ファルコン...
19世紀半ば、南北戦争前の米国ルイジアナ州。
広大な農園ファルコンハーストの主であるマクスウェル(ジェームズ・メイスン)の生業は「黒人奴隷繁殖牧場」。
黒人女性に赤ん坊を産ませて、育てた後に奴隷商人に売る。
用済みとなった男性奴隷も女性奴隷も、また奴隷商人に売る。
そして、新たな奴隷を買い入れる、というもの。
ひとり息子のハモンド(ペリー・キング)は、6歳の時、母の死にショックを受けて落馬事故を起こし、右脚に障がいを得ており、そのためか少々気弱な部分がある。
そんなある日、遠縁の大地主・ウッドフォード少佐から5000ドルの借金の申入れがあり、申し出を受ける代わりに、少佐の娘ブランチ(スーザン・ジョージ)をハモンドの嫁に迎える入れることにする。
しかし、新婚初夜にブランチが処女でなかったことが判明し・・・
といったところからはじまる物語で、19世紀米国南部の奴隷制度を糾弾するような舞台設定であるが、真摯な社会派映画ではなく、本質的には扇情的なメロドラマである。
ブランチに失望したマクスウェルは、以前、他家の主人から夜のお伴に供された黒人奴隷エレン(ブレンダ・サイクス)を買い受け、情事を続けるうち、ブランチに対して失った愛情をエレンに向けるようになる。
一方、愛情を喪ったブランチは、酒に溺れ、欲求不満だけが高ぶっていく。
そんなある日、ハモンドが奴隷売買のために不在となったときに、ブランチは嫉妬心から、「マンディンゴ(純潔で屈強な黒人奴隷種、の意)」として買い取られ、ハモンドの誇るべき勇猛な男性奴隷・ミード(ケン・ノートン)と関係を持ち妊娠してしまう・・・
映画は、この後、悲劇的結末を迎えてカタストロフィ的に幕を閉じる。
白人と黒人の人種間対立、男性と女性の性差対立があるようにみえるが、映画の根底に流れているのは、強烈なマチズモ(男性性至上主義)で、それもホワイトマチズモともいうべき、白人社会におけるマッチョ思想であろう。
右脚に障がいを抱えたハモンドは、いくら美形といえども、ミードの輝くような肉体美には敵わない。
輝く肌で優美な仕草のエレン(特に終盤、ルビーのイヤリングをつけた彼女の美しさ!)と比べると、酒に溺れて病的に萎んでいくブランチの姿の何たる不健康さ。
白人は黒人より上、なかんずく、男性は女性より上である、上であるべき、上でなければならない、上であることは当然である・・・
それは、疑念を挟むべきものではない。
そういう観念に支配されたおぞましき世界・・・
それを、リチャード・フライシャー監督は、ぬめり気のある画面を通して、強烈に描いていきます。
ハモンドとミード、ブランチとエレンの対比。
かてて加えて、ハモンドとブランチが持つ同一性を、コインの表裏であるかのように、描くのに用いられるのが、寝室の鏡。
そこでは、一度たりとも夫婦の営みは持たれなかったが、ハモンドとブランチが罵り合うシーンは、一方を鏡の中の鏡像として捉えることで、根っこの部分(ルーツ)は同じことを表わしている。
(物語上、ハモンドとブランチは遠縁という設定なので、まさしくルーツは同じである)
米国暗黒史を描いた三大映画の1本として数えることができるが、45年の時を経て、「いま観るべき映画」になったかもしれません。
とんでもないの観ちゃいました。
新宿武蔵野館さんでのリバイバル上映にて鑑賞。
僕は本作の存在を全く知りませんでした。またどーいう原作なのか?という点もざっくりおさえた状態で観ました。
絶句です。
いや、もう、何というのでしょう、いえ、何も言えません、というか言葉が見つからないです。
色々ネットでの情報や評論家 町山さんの解説などを聞いたりして、「過去の事実であった」ということを知り、さらに言葉を失いました。
本作は、黒人の奴隷市場、奴隷牧場があった時代の出来事を忠実に再現しているとのこと。
信じたくないですが、信じられないですが、事実なんですって。
よくもまぁ、こんな作品作れましたね!って感じです。すごい内容です。
この内容を映画にして上映できたってだけで素晴らしいことです。
(どうやらベストセラー小説の映画化だったから、儲けが見えていたのでしょう)
この作品を見ると、白人を差別したくなります。あくまで過去の歴史ではありますが、あまりに酷くて。君たちは人間なのか?と。
もちろん、そんなこといたしませんし、してはいけません。
でも、本当に反吐が出ます。過去にこんな人間たちがいたのだ・・・と思うと、本当に、本当に人間は「獣」なんだなと確信しました。
人間を動物と同じに扱うって・・・どういう神経をしているんだ?と思います。
キリスト信者が多いのに、なぜにこんなことを。
町山さんいわく、当時の白人(アメリカにいる)は、奴隷とする黒人には魂が無いと考えるようにしていたとのこと。魂があったら奴隷のような扱いができないから・・・だそうです。
何とまぁ都合の良い・・・・。
きっと、インディアンを根絶やしにしようとした時も同じだったんだろうなぁ。
片手には祈りの十字架を握りしめ、もう片方の手には銃を・・・って感じですね。
祈りながら殺す。虐げる。・・・ありえないです。
本作がこの時期、今2021年に上映されることの意義は大きいです。
黒人差別に関する話題や性別による差別がニュースになりますよね?
そのニュースを見ると、白人に方々には根強い「差別」が存在しているのだと。また女性蔑視の考えも根強く残っているのだと。(日本にもありますけどね)
結局、人間という弱くてくだらない生き物は、常に誰かより強くありたいんでしょうね。
僕たち・・ではなく、僕と君たち・・・・という考えの人が多いのでしょうね。
白人が云々と書きましたが、日本人だって過去の戦争や関東大震災の時のジェノサイドもあります。もちろん、黒人だってあるかもしれません(最近、アジア系人種への攻撃がニュースに出てましたね)だから、人間なんてみんな同じなんです。だから、過去を風化させないように自らを戒めていかないとならんのです。
本作で描かてれている差別、蔑視は今でもなおありますよね。女性蔑視については公然とあるような気がします。何年かに1回でも良いので、反面教師とするべく本作を見ることをお勧めします。
傑作です。
けど、見る場合は要注意です。
人間の本質を見事に描き出した名作
映画としての完成度が非常に高い作品だと思う。初公開から45年ぶりのデジタルリマスターとのことだが、古さをまったく感じさせない。人間の精神性はそう簡単には変わらないということだと思う。
登場人物は封建的な偏見と差別に満ちている。
・黒人には人権は認められず、白人に従順に従わねばならない。反抗する黒人は殺して構わない。
・黒人女はセックスが好きで14歳以上の処女はいない。
・白人女は結婚するまで処女でなければならない。白人女はセックスが好きではないから、子供を孕ませる以外のセックスは不要である。白人女と裸で抱き合うのは芳しくなく、服を着たままでよい。そもそも白人女には子供を産む以外の役割はない。
・白人の男にはすべての権利があり、黒人女は自由に抱いていい。
20年後には南北戦争が勃発する、黒人奴隷解放の気運が盛り上がりつつある時代の話である。古い気質の経営者である父マクスウェルは、上記のような偏見と差別を当然のこととして黒人に何の感情も抱かないが、息子ハモンドは黒人も人間であるという主張にやや心を動かされつつあり、父のように無慈悲な態度を取ることが出来ないでいる。しかし生まれついて持たされた偏見と差別はハモンドの情緒の底流にある。だから処女でなかった嫁ブランチが許せない。性欲の処理はもっぱらお気に入りの黒人女エレンで済ませる。
作品中にマンディンゴが何を意味するのかの説明はなかった気がする。兎に角、優秀な種馬という意味合いに受け取れた。ヘビー級世界チャンピオンのケン・ノートンはいかにも種馬に相応しい筋肉隆々の身体をしていた。そういえば映画「ロッキー」のロッキー・バルボアもリングアナウンサーに紹介されるのに「イタリアの種馬」と紹介されていた。種付けのために買われたマンディンゴのミードだが、嫁のブランチが生んだ子どもの色が黒かったことで半狂乱になったハモンドによって、悲惨な最期を遂げることになる。
情け容赦のない作品だが、人間が他者に対して偏見を持ち差別するという本質を持っていることを観客に突きつけるようだ。アメリカ人は開拓初期の残虐な精神性を心の奥底に持ち続けているのだと思う。本作品はそれを遠慮なしに暴いてしまったのだ。アメリカのインテリの中に本作品を全否定する人が多いことが、逆にその証左となっている。自分の心に秘めた差別や偏見を暴かれたくないという訳である。
3月末にニューヨークでアジア人の65歳のおばあちゃんを38歳の巨漢の黒人男性が殴打する映像がニュースとなった。アメリカは白人にも黒人にも差別意識と偏見があるのだ。本作品の舞台である180年前と少しも変わらない。人間は進歩しない生き物なのだ。人間の本質を見事に描き出した名作だと思う。
初公開時に観たら、印象が変わるだろう。
今の時代に作られたなら、それこそ
差別はヒドイ❗
黒人は虐められてきた❗
と道徳観丸出しになってきただろう。
それよりも、
本作ではむしろ虚像の鎧を身に纏っている白人の弱さが印象に残る。
なるほど、見栄とプライドだらけの白人か本作を嫌うわけだ。
終始差別的
人種差別以外の差別的表現も満載で、終始差別的な作品。あまりの真剣な差別っぷりに笑ってしまいそうになるくらい─これってギャグじゃないよな?なんて真剣に思ってしまうくらいの表現でした。
生々しくて、本当にあったんだろうなこんなこと…と実感できます。作り手がこのてんこ盛り差別をどう意識していたのか、大きな疑念的な思いがあるとはいえ、どんな時代であれこのような作品をつくり出すのは難しいと容易に理解できます。しかも設定とかストーリーを深読みすればするほどに奥深く思えてくるような気もしましたし─。
つらくて途轍もなく無力感に襲われましたが、かなり興奮させられ楽しんでしまったこともまた事実。禁断の恐るべき名作なのかもしれません。
ケダモノ❗
マンディンゴとは血統書つきの丈夫で優秀な奴隷の血筋を指す言葉らしい。
奴隷の売買にまつわるシーン(奴隷市場)がそれで多いわけかと納得。
ならば、黒人奴隷同士の交配を厳しくコントロールしなければならないはずだか、そこいらは詳しくは描かれず。
マンディンゴは種馬でもあるわけだから。売買金額もそれ相応に高い。競馬馬なら、さしずめ、キングカメハメハである。【奴隷牧場】経営者のバカ親子のお話。
闘犬さながらの黒人同士のデスマッチ観戦にはご婦人方も大熱狂。
気に入った女奴隷を特別に囲ったり、逆らった奴隷を釜茹でにしたりと、ハモンドはやりたい放題。お世話係のおばさん奴隷が処女奴隷に「よかったわね。ご主人様のご寵愛を戴けて」と、お風呂できれいに体を洗ってあげるシーンなど、なんとなく鬼龍院華子の生涯みたいって思ってしまった。まぁ、発展途上国ってみんなそんなものなのでしょう。
ブランチもハモンドから処女でなかったことを責められ、欲求不満の捌け口にマンディンゴのミードを誘惑し、一発で妊娠してしまう。さすが。黒い子が生まれると、その場で医者に絞められて、死産とされるがバレバレだよな。
乱交混血大国の黒い歴史のはじまり、はじまり。
コロンブスのせいにしても始まらないけど、中南米の小さい島の風土病だった梅毒を全世界にあっという間にばらまいたのもコロンブスご一行様の立派な功績だとか。
黒人少年のお腹に足を乗せて、子供にうつしたらそれでリウマチが治るわけなかろうに。感染るのはせいぜい水虫だよね。
46年前の映画を復活させた訳はBLMに便乗したから???
とにかく凄い内容でした。映画としての完成度も高いと思いました。
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