「ロザリオファ○○にびっくり!」マルチプル・マニアックス shunsuke kawaiさんの映画レビュー(感想・評価)
ロザリオファ○○にびっくり!
ついに、観てしまった!
ぴあシネマクラブ洋画編でジョン・ウォーターズ監督とその作品の名前(のみ)知って以来、何年待ち続けてきたことか!
ディヴァインが巨大ロブスターに犯される映画、全く意味不明で奇想天外なそのシーンをみたらもう感動しかなかった笑。クライマックスの娘の死で半狂乱になり、気がふれて、その瞬間、巨大ロブスターが出てきて犯された、ロジカルにとらえればそんなシーンであることが判明した!(だからなんだ?)
残念ながら感動で涙は出るまでとはならなかったが、となりのスポーツ刈りの若い少年観客はずっと頭をふんふんしていた。彼もついに観れたことの感動に浸っていたのだろう……禁断の映画を観れたことの興奮に浸っていたのだろう……トロンポワン……
あるいは、昨今のLGBTの時代を50年も先取りしたLGBTの天国のような本作品のリベラルさに感動してたのだろうか?何を言っているのかわからなくなってくる、そんな作品であった。
『ピンク・フラミンゴ』の先駆けであり、数々の先駆け(でも今のところLGBTと以下のロザリオ○○だけ…)を作ったこの映画、ホラー映画の金字塔に先駆けたことをやっていたことに驚いた。
ディヴァインは、ボルチモアで由緒ある教会で新約聖書の世界にトリップ、でレズビアンのミンク・ストールを相手に『エクソシスト』のリンダ・ブレア、リーガンがやったあの背徳行為、ロザリオファ○○を『エクソシスト』に3年も先駆けていたことだ!
時代を先取りした素晴らしい映画であった。
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