真夜中のカーボーイのレビュー・感想・評価
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どこがいいのか全くわからない
主人公の空想とかいろんな イマジネーションの織り込みいいのか?パーティーのシーンの編集がされてるというのか? これはいわゆる 同病 相憐れむというやつで。途中で退屈で見ていられなくなった
感情移入
主人公の境遇が自分にかぶさって感情移入してしまう映画ってありませんか?私にとってこの映画はまさにそれなんです。自分の境遇にかぶさるって言っても、私が都会に出てきてジゴロを気取ったつもりが逆に娼婦からお金とられたって体験をしたってわけではありません。私が社会人になりたての頃、理想と現実の壁にぶちあたりもがき苦しんでいるときに観たのがこの映画。相当ショッキングでした。
自信と期待に満ち溢れてNYにのりこんだジョン・ボイト演じるジョー、そこに待ち受けていた辛辣な現実。それを体現するダスティー・ホフマン演じる文無しで脚の不自由なラッツォ。全く状況は違えど、ジョーに起こるひとつひとつの出来事が私にも辛ーく感じられました。
ジョーが夢破れて孤独に打ちひしがれているときに、街中で偶然見つけたラッツォに思わず見せた一瞬の安堵の笑顔、とっても印象的です。
憧れのフロリダに向かうバスの中で死んでいくラッツォ。失望で始まり失望で終わる結末。私は人にも観て欲しい映画を選んでレビュー書いてますが、この映画は誰にもお勧めしません。心がすさみます。でも私にとってはとっても、とっても大切な一本です。
(とは言ってもアカデミーの作品賞受賞作品です、これ。すごい時代だったんですね)
『Everybody's Talkin』はずっとジョン・デンバーの曲と思っていた。
アメリカンニューシネマ、ワンパターンなストーリー。
つまり、『俺たちに明日はない』『イージー・ライダー』と全く同じ流れ。
この後の『スケアクロウ』なんて、この映画と話の流れが全く同じ。
リコとジョーがニューヨークで出会う確率は大変に低い。
リコはジョーと出会う前に死んでいるだろうし、ジョーはベトナム戦争へ徴兵されているはずだ。その架空の出会いを一期一会的に描いているならば、多少は評価できるが、アメリカの古い価値観がまだまだ、色濃く残った映画なので、評価は最小限に留めておく。アメリカン・ニューシネマに良い映画は無いと僕は思う。音楽だけが耳に残った。『ウィズアウト・ユー』の作曲者なんだ。ずっとジョン・デンバーの曲と思っていた。『うわさの男』で思い出した。
つまり、今日が初見。恥ずかしながら。
小さい話がどんどん小さくなる。これが映画だ。
20年振りの再見。
こんなに良かったか。
小さい話がどんどん小さくなる。
だからラストには二人の細やかな演技から目が離せなくなる。
これが映画だ。
だが、中盤の都市の享楽猥雑の露悪描写の浅さゆえに、それを避けたかのルメット、スコセシにこの監督が並べなかった要因か。
2012年7月第三回午前十時の映画祭にて
ジョン・ボイト=『ミッション・インポッシブル』以降のわる〜い顔したおじ(い)ちゃん、というイメージしかなかったので、本作での色男ぶりにビックリ。ホフマンとの体格差が
凄くて、こんな大柄なんだ。
ただしお話自体は上手く消化できず、あまり引っかかりもなく、引き込まれずじまい。しょんぼり。
おもろうて やがて哀しき
スケアクロウとこの映画が「傷だらけの天使」のモデルになったとか……
確かにアンチヒーロー的でアル・パチーノ=ダスティン・ホフマン=水谷豊ですね。
エンディングは、その当時、熱くうねっていたカウンターカルチャーがやがて消え入る事を暗示してるみたいでやるせなかった。
そして、体制は、再構築されて保守化して、表面上は、何事も無かったかのように平穏さを取り戻していくんだね(-.-)y-~
華の都ニューヨーク
60年代のアメリカ的な映画
田舎の若者がニューヨークに出て身体を売って、買って貰って稼ぐという事が、当時は夢だったのか、と。
幻想的なシーンはもうひとつ意味がわからない。彼女がレイプされたのか?祖父の虐待にあっていたのか?それとも、ファッション的な意味での挿入?
アメリカン
ニルソンの「噂の男」が流れ、心地よいオープニング。夢や妄想が随所に織り込められていて、なかなか面白い。当時の風俗にかなり突っ込んである内容で、ゲイや男娼、ドラッグとサイケデリック、アメリカ貧困層の姿等を見事に描いている。笑えるシーンも満載であり、ヴォイドが絶えずトランジスタラジオを持って歩く様も笑わずにはいられない。
出会った頃はいがみ合っていた二人が徐々に友情を感じる過程が微笑ましかった。その日暮らしのラッツォと女から金をもらって儲けることしか考えられないジョーのチグハグなコンビも風変わりで面白い。
序盤のシーンでTVに色んな番組が映っていたが、「ウルトラマン」もあったような
「真夜中のカウボーイ」の意味するのところ
自慢の肉体で都会の女をメロメロにして稼ごうというニューヨークにやって来た田舎青年。そうに夜中に女に股がるカウボーイ。ジョン・ウェイんが激怒するのも当たり前。でも時代は変わっているんですぞ、大御所。そして、生き馬の目を抜く大都会はそんなに甘くない。純情な田舎出の若者を手玉に取るシルビア・マイルずが上手い。ついには交渉便所でゲイ相手にフェラチオさせて稼ぐ毎日。そこで出会ったドブネズミみたいなダスティン・ホフマン。
友情
田舎者のカーボーイが都会に出てきて仕事をなんとかして探しても上手くいかず相棒となんとか生活が回りだしたと思った矢先こんなことになるのは世の中の不条理さ虚しさがありまさにアメリカンニューシネマ。
深夜しみじみとしみじみした
いまさらながらこの名作
いわゆるアメリカン・ニューシネマでは一番好き
しかしこの映画について良さを語るとき、うまく説明できないな。
でも映画好きを標榜したいなら観賞必須科目映画でしょう(笑)
いろいろ言うことはできる都会にあこがれてニューヨークにやってくるジョン・ボイトを通してそれがことごとく裏切られるせつなさとか
ダスティン・ホフマン
不自由な脚で小汚ない部屋に住み、仕事もちゃんとした定職ではなく、スキマ仕事みたいなことして日銭を稼ぐ生活の惨めさとか。
二人の出会いから、一度夢を見るが、それもあっけなく崩れ去る。音楽が主題歌は陽気な歌だし、最後にかかるテーマ曲も暗いというよりやるせないかんじだ。それが余計やるせない。
でもそゆことじゃないんだな、なんだろう…
なーんかマンガの実写化映画とかもう見る前からくだらねーな(わからないけどさ)、どうせ仕掛人必殺稼がせ仕掛人が特に東宝とかにいるみたいだけど、に踊らされて高い金出してアニメ映画とかみるなら、
こういうのみるのを勧める。
だいたいもったいない、映画館一回分で豚カツ定食上は食えるぜ、吉野家なら三回は食えるぜ、まあ観てみないとわからんわけだけど。
大抵のTSUTAYAには置いてあると思います。派手な場面はあまりないので、吹き替えつきがあればそれをおすすめします。
なお、最後までみて軽くうつになっても私は知りません(笑)
若さと思い上がり
夢を持った若者たちの上京物語。苦しい思いの後に大切なものを見つける。苦しい思いが人が人を愛する力をくれるのかもしれない。大切なものを守るために人間は見栄や思い上がりを捨てることができる。真っ当に生きようとすることができる。
自分の家へジョーを招きいくらでも泊めてあげたリコ。
汗まみれで汚いリコを自分のシャツで顔を拭ってあげたジョー。
自分の血を売ってリコにアスピリンを買ってくるジョー。
リコのために病院ではなくてフロリダ行きの切符を買ったジョー。
バスの中で失禁したリコを冗談で笑い包むジョーはかっこいい。
当時の流行・安っぽさ漂う浅はかな映画でも、心に響くのはそんな理由からかなと思った。
孤独と挫折感の中にある一筋の光
見くびるな!誰もが懸命に生きてるんだ。ダスティン・ホフマンの気迫がそう訴えかけます。二人の出会いは宝物、これからのジョーの支えになると信じたいです。主題歌Everybody's Talkin'がいつまでも耳に残りました。
アメリカンニューシネマの王道
田舎から出てきた時に着てきたカーボーイの衣装をジョーがゴミ箱行きにしたり、金持ち熟女に体を売ったり、ラッツオは足が悪かったり、アメリカ白人男性のアイデンティティーやマッチョイズムに対抗している様に感じられました。「真夜中のカーボーイ」とは、男娼のことか。
アメリカンドリームが、つかむことのできない幻想として描かれている所も、退廃的な香りのする王道のアメリカンニューシネマ。ほとんどの人にはアメリカ合衆国は虚構だったという現実が、今だからこそ実感を持ってスクリーンから読みとれると思います。だって、今こういう人溢れかえっているもの。
イギリス人監督が撮ったアメリカの現実
公開当時、カーボーイではなくカウボーイではないかと突っ込まれていたタイトルである。
納得の1970年のアカデミー賞作品賞受賞作品である。ただ、ラストは切なすぎる。
社会のどん底から這い上がろうとするふたり。ふたりには夢があった。それは寒いニューヨークを離れ、フロリダに行くことであった。
でも・・・・・
ニルソンの「うわさの男」もいいが、エレファントメモリーのサイケ調の曲がいい。映画鑑賞後すぐに、サントラ盤を買ってしまった記憶がある。
アメリカン・ニューシネマの傑作の一つであると思う。同じくアメリカン・ニューシネマの傑作に「卒業」があるが、奇しくも両方とも最後はバスのシーンだった。
結構イッてる映像がイージーライダー並みにあったりするとこがアメリカ...
結構イッてる映像がイージーライダー並みにあったりするとこがアメリカンニューシネマらしいが、この世の資本主義の都会の暗い悲しい部分を描いてると思う。ダスティンホフマンの演技力はやっぱすごいけどアルパチーノとかに比べてコミカルな役者だ。ちゃんと歩いてんだぞ!ってすごいセンスよかった。
ダスティンホフマン&ジョンボイド若~。
ダスティンホフマン名演技です。若くして難しい演技を見事に演じてます。ジョンボイドも素晴らしいがダスティンの演技が光って映ってます。ストーリーもアメリカ人性格、風潮やらリアルに勉強出来ます(笑)
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