マネー・ピット
劇場公開日:1986年12月20日
解説
欠陥だらけのマイ・ホームを悪戦苦闘して改築するカップルを描いたコメディ。エグゼクティヴ・プロデューサーは「カラーパープル」のスティーヴン・スピルバーグとデイヴィッド・ガイラー。製作はフランク・マーシャル、キャスリーン・ケネディ、アート・レヴィンソン。監督は「シティヒート」のリチャード・ベンジャミン。脚本はデイヴィッド・ガイラー。撮影はゴードン・ウィリス、音楽はミシェル・コロンビエが担当。出演はトム・ハンクス、シェリー・ロング、アレクサンダー・ゴドノフなど。
1986年製作/アメリカ
原題または英題:Money Pit
配給:ユニヴァーサル=UIP
劇場公開日:1986年12月20日
ストーリー
ロック・グループ専門の弁護士のウォルター(トム・ハンクス)とヴィオラ奏者のアンナ(シェリー・ロング)は熱愛中。金のない二人は、アンナの前夫で世界的な名指揮者マックス(アレクサンダー・ゴドノフ)のアパートで同棲生活を送っている。マックスが一年間の予定で演奏旅行している間、彼の許可を得て部屋を借りているのだが、突然、マックスが予定を早めて帰ってきたため追い出されてしまった。文無しの二人が買える家など、なかなか見つからない。そんな時、ウォルターの友人の不動産業者ジャック(ジョシュ・モステル)が紹介してくれた物件は信じられないほどの好条件だった。白い洒落た二階建の一軒家で、売値が破格に安いのだ。二人はすぐに契約し、喜びいさんで新居に入った。ところが--到着早々、玄関のドアがはずれ、レンジを使うと電気がショートし、水道の蛇口をひねると泥水が飛び出し、さらに二階に通じる階段がくずれ落ちてしまった。とんでもない欠陥住宅だったのだ。二人は大金を工面して大修理を行わなければならなくなった。やがて、大勢の大工がやってきて改修工事が始まったが、モトがひどいだけに作業がなかなかはかどらない。この“金喰い虫”をめぐって二人の仲は次第に険悪になり、さらに、アンナに未練のあるマックスが彼女とヨリを戻そうと接近、ついにひと晩ベッドを共にしてしまった。そのことをウォルターは知ってしまい、二人の仲はもう絶望的。そんな時、ウォルターのミスがきっかけで、せっかく組まれた足場が次々とドミノ倒しのごとく、くずれ落ちてしまった。呆然とする二人だが、とにかく、改修工事が終わるまでは一緒にいようと約束。そして--工事は無事に終了、家は見事に生まれかわった。約束どおり、ウォルターとアンナは別れようとするが、二人の仲も新居同様、いつの間にか修復されて、以前よりも強い愛で結ばれているのに気づくのだった。
スタッフ・キャスト
- 監督
- リチャード・ベンジャミン
- 脚本
- デビッド・ガイラー
- 製作総指揮
- スティーブン・スピルバーグ
- デビッド・ガイラー
- 製作
- フランク・マーシャル
- キャスリーン・ケネディ
- アート・レヴィンソン
- 撮影
- ゴードン・ウィリス
- 美術
- パトリツィア・フォン・ブランデンスタイン
- 作曲
- ミシェル・コロンビエ
- 指揮
- ミシェル・コロンビエ
- 特殊効果
- Michael Wood
- 字幕
- 古田由紀子