マニアック・コップ2
劇場公開日:1991年5月25日
解説
「マニアックコップ」のラリー・コーエン、ウィリアム・ラスティグのコンビによるシリーズ2作目。甦えった警官殺人鬼の人間的葛藤とそれを追う刑事、警察精神科医たちのスプラッタ・バイオレンス・ホラー。製作は「マニアックコップ」(87・ビデオ)のラリー・コーエン、エグゼクティブ・プロデューサーはデイヴィッド・ホッギンス、フランク・ダレシオ、監督・脚本は「処刑マニア」(89・ビデオ)ウィリアム・ラスティグ、撮影はジェームズ・ローモ、音楽はジェイ・チャタウェイが担当。主演はロバート・ダヴィ、クラウディア・クリスチャンほか。
1990年製作/アメリカ
原題または英題:Maniac Cop 2
配給:東京テアトル・バビット
劇場公開日:1991年5月25日
ストーリー
前作でコーデル(ロバート・ツダール)を追い詰めたジャック(ブルース・キャンベル)とテレサ(ローレンス・ランドン)はドイル副署長(マイケル・ラーナー)にマニアックコップの存在を訴えるが、反対に精神鑑定を言い渡される。精神鑑定医スーザン(クラウディア・クリスチャン)はすっかり諦めたジャックを励ますが、直後何者かに盲目老人が新聞を売っているスタンドの前で殺される。反対に諦めないテレサは、不適職警官のレッテルを貼られスーザンの元に送られる。ショーン・マキニー(ロバート・ダヴィ)という男も拳銃の乱使用で精神鑑定にやってくる。彼はマニアックコップの仕業と思われる事件の担当だったが、スーザンはジャックのカルテの事を話しても取り合わない。スーザンも信じ難かったが、ある日それらしき男に追われる。発砲しても死なない男は警官の恰好をし、テレサを殺し、スーザンをウィンドウに投げ込み逃走した。その頃残酷な手口でストリッパーが殺される事件が続く。スーザンの一件でマニアックコップの存在を認めだしたマキニーはこの事件との関連性を感じて捜査に乗り出す。ストリッパーのシェリル(ポーラ・トリッキー)が自室で襲われた。通報で現われた警官は犯人ターケル(レオ・ロッシ)を捕らえる寸前に、警官の恰好をした男マニアックコップに殺される。ターケルはマニアックコップを同志として隠れ家に連れて帰る。スーザンとマキニーは助け出されたシェリルを連れてクラブを回り、ターケルを逮捕。ターケルはマニアックコップが出獄させてくれることを豪語し、マキニーが隠れ家に踏み込むともうだれの姿もなかった。その頃、マニアックコップは警察署で無差別に暴れていた。元は優秀な警官であった彼はたまたまドイルの汚職を発見してしまい、彼が逮捕した囚人たちの中に投獄され、獄中死したとされていた。射撃練習場の反対側から練習中の警官たちを皆殺しにし、ターケルのいる留置所の囚人たちとともにスーザンを人質にシンシン刑務所に向かった。警官に扮した囚人たちはすんなり侵入。マキニーはドイルを連れ後を追う。ドイルは初めてコーデルに謝罪しすべての権力を放棄し、刑に服する。囚人たちの解放を諦め、脱獄犯を閉じ込めたコーデルは、火だるまになって落下死するのだったが。コーデルの葬式がしめやかに執り行われる。だれもいなくなった墓地。突然棺桶を突き破り手が伸び、上に置かれた警官バッヂをしっかりと掴んで棺桶の中に戻って行った。死は自らの選択によってしか訪れなかったのだった。
スタッフ・キャスト
- 監督
- ウィリアム・ラスティグ
- 脚本
- ラリー・コーエン
- 製作総指揮
- デイヴィッド・ホッギンス
- フランク・ダレシオ
- 製作
- ラリー・コーエン
- 撮影
- ジェームズ・ローモ
- 音楽
- ジェイ・チャタウェイ
- 編集
- デビッド・カーン
- 字幕
- 林完治