真夏の夜のジャズのレビュー・感想・評価
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ジャズ映画としては地雷映画。これはJAZZではない。
池袋の文芸坐辺で見ているが、余り印象に残っていない。
セロニアス・モンクが『ブルー・モンク』を折角演奏しているのに、ヨットの映像はなかろう!
あっと言う間の13:20で終わり。
間に入る楽団はチコ・ハミルトンの練習風景かなぁ。多分、フルートを吹くは エリック・ドルフィーだと思う。
白人のソロ場面は多いが黒人の主役を削って、アニタ・●デイはなかろう。
白人の女性にはフルコーラス歌わせているのに。
ジョージ・シァリングとダイナ・ワシントンは良いが、何で聞いている観客ばかり写して、ダイナ・ワシントンの歌をきちんと聞かせて、見せてもいない。
兎も角、白人の演出家だと思うが、ジャズをサビのメロディーの部分で判断している。
そもそも、JAZZはジャズ喫茶で難しい顔をして聞くものではないが、見ている西洋系の人達は全く、音楽に溶け込んでいない。身体を揺らして、スイングするだろ!!って思う。喫茶店で難しい顔して聞くのは『ブルックナー交響曲第9番』辺りが良いと真面目に思う。
チャック・ベリーはロックじゃないの?
つまり、白人の皆さんへ
『みんなでバッハ聞くのやめてたまにはブラックミュージックでも聞きましょう』と言っている。だから、こう言った。ロックロール系のブラックミュージックなら白人はのれる。
やっとこさ『エリック・ドルフィー』が出た。でも、ドルフィーの真骨頂はこんな音楽ではない。
最後にマヘリア・ジャクソン登場して、目一杯白人でもわかるブラックミュージックを聞かせてあげる。何も分からない白人のお嬢さんは天にでも登る感動を持って幕は閉じる。
そして『エンド・オブ・サマーデイ』
頑張ってお国の為にベトナムへいきましょう♥。ニューポートってカナダだっけ?
バッハはカーネギーホールへ聞きに行きましょうね。
ゼッタイ映画館で観る!と決めていた。
映画館で観る機会を逸し続けていた作品のひとつ。この作品だけは映画館でと決めていたので、ようやく念願叶った。
アーティストの映像だけで綴るのかと思いきや、むしろそれを期待していたものの、オーディエンスがエンジョイしているシーンもパフォーマンスと同じぐらいあるのでは?という構成。そのせいか、中盤までは少しタルい。ただし、見知ったアーティストの動いているシーンを観るたびに、自然と身体が揺れる始め、徐々にテンションが上がってくる。そして、最後の3名のアーティストでグッと盛り上がる。
まずは、チコ・ハミルトン・クインテット。名曲「Blue Sands」。ま、鳥肌よね。会場を沈黙に誘うあのオカルト風味のフルート。ギターを経て、チコハミルトンの鬼気迫るドラムソロ。これはやばかったー。ドラムがメロディにも聞こえてくる瞬間があった。
ラス前は、ルイ・アームストロング。ステージ上でのエンターテイナーぶりは流石の一言で、あの独特の歌声とは、似ても似つかわしくない高音域のトランペットの音色がグイグイ刺さる。
そして、トリはマヘリア。「You make me like a star.」のセリフは心の底から出た言葉のように思う。時折見せるチャーミングな笑顔そして自らのタイミングで打つクラップ。そして、堂々とした佇まいとマイクとの一定の距離を保ちながらも感じる太い声量。痺れる。
作品を通して思うのは、やはりオーディエンスの尺。いつの間にかネガティブではなく、オーディエンスあってのパフォーマンスであることを再認識できる構成に膝を叩く。
そして、カメラアングル。特にステージ袖から観ているような横顔のアップ。これはオーディエンスには決して観ることのできない。喉の動き、口から出る飛沫、唇のカタチ、表情・・・新鮮な情報に溢れている。もう一つはアーティストを見上げるアングル。これぞオーディエンス視点。しかも最前列。更に言うと真正面ではなくて、すこし左右に振ってる感じが尚良し。
映画館で観る場合、私はいつも中間の右あるいは左端が好みだけど、この作品の場合は、いつもよりも2-3列前。そしてセンターで観てほしい。
少し背伸びした気分で気軽にジャズを楽しめる作品です。
興味があって、観賞しました。
で、感想はと言うと、なんか映画を観ていると言う感じではありませんが、ジャズの雰囲気を堪能しました♪
映画と言うよりかは記録映画的な感じですが、セロニアス・モンクを始めとする様々なプレーヤーが登場していろんなジャズを楽しめるのがなんか心地良いんですよね。
その中でもルイ・アームストロングはやはり別格の貫禄。
トークも上手いし、曲も圧巻。観客を手玉に取っていて、それでいて「サッチモ」の世界を堪能させる巧さは流石の一言。
個人的には「この素晴らしき世界 (What a Wonderful World)」が聴きたかったんですが、舞台となる「ニューポート・ジャズ・フェスティバル」の1958年版の映像なので、「この素晴らしき世界」は1967年の曲なので、ここではまだ誕生していないけど、聴きたかったかなあ〜w
またチャック・ベリーの登場もサプライズな感じで嬉しい。
最初、劇中でチャック・ベリーが登場した際は“えっ? チャック・ベリーってあのチャック・ベリー? ロックのプレーヤーなのになんで?”と思いましたが、この辺りのフランクかつサプライズが夏フェス独特なお祭りテイストなんですよね♪
個人的には観客の顔やステージの周囲の風景の映像なんかがイベントの雰囲気を味わえて楽しめましたが、出来たらステージ裏の映像とかも見れたら嬉しかったかな。
「ニューポート・ジャズ・フェスティバル」は1954年から現在も続く、伝統ある恒例の夏フェスで今年はコロナの影響でイベントは中止とか。
また日本でも斑尾高原にてこの名を冠した「ニューポート・ジャズ・フェスティバル・イン・斑尾」が過去に開催されていましたが、スポンサー不足で開催がされないと言うのはなんか寂しい。
以前からジャズには興味があってニワカなジャスファンで、大好きな漫画「BLUE GIANT」でもっとジャズが好きなりましたが、やはりジャズは少し敷居が高い音楽と言うイメージはあるかと思います。
それでもジャズは身近にいろんな形で浸透している音楽だからこそ、ジャズBARでジャスを聴きに行くと言うは少し敷居が高く感じるなら、だからこそこう言う作品でジャズを親しむのが正解かなと。
本格的なジャズファンより、初心者なジャズファンの方が気軽に楽しめて、なんとなく背伸びした感じで質の良い作品を観た気に慣れますw
ご興味がありましたら、たまにはこんな作品も如何でしょうか♪
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