「涼しくなってきたところで鑑賞」真夏の夜のジャズ kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
涼しくなってきたところで鑑賞
こりゃ、なんだか凄い。今はもう亡きミュージシャンたち。そして、クラシックカーに乗ってニューオリンズ・ジャズを演奏するバンド。観客の映像も多かったり、ヨットの映像も夏を感じさせてくれる。また、海岸の公園で遊ぶ子供たちを見ると、これからターミネーターが始まりそうな雰囲気も・・・
ずっとミュージシャンにスポットを当てるのではなく、コンサートで一体化した観客の様子が面白い。音楽、コンサートフィルムというより、芸術作品に近かったと思う。単なるアーカイブじゃないところなんて、市川崑監督の『東京オリンピック』みたいだった。
前半で気に入ったのはアニタ・オデイのボーカル。彼女のCDが欲しくなった。セロニアス・モンクやジョージ・シアリングといったピアニストの指の動きも観たかったのに、カメラの台数も少なかったのだろうか、このあたりは残念なところ。
後半に入ると、チャック・ベリーがまず目立っていた。ダック・ウォークなんてなかなか見る機会もないし、貴重な映像。作品は58年のコンサートだから、55年にマーティ・マクフライにロックンロールを教えてもらってからなんですね~(嘘です)。そして、サッチモ、マヘリア・ジャクソンという素晴らしいボーカルも堪能できました。
4K修復版ということでしたが、映像と音楽が合ってなかったりして、ちょっと不満点もあったけど、映像の観客とともに瞑想しながら観てしまいました。あ、音だけ聴いてた方がいいみたい。さすがにボーカル中心のミュージシャンでは映像と音がぴたり合っていたし、もうニッチもサッチもどうにもブルドッグでした・・・
ゆり。さん、美味しいところのツッコミありがとうございます!
マーティ直接ではなく、いとこからの電話でしたよねw
最近、古いジャズのCDを聴いてるんですが、50年代とは思えないほどの音質だったりするので驚きの毎日です。
kossyさんへ
こんばんは!残業中のBloodです。
記録映画としての価値を感じるドキュメンタリーでしたね!Blue Monkは音もヨレヨレだったので、大丈夫か?でしたが、アニタ・オデイで持ち直しました。いや、アニタ・オデイがあんなにカッコいい女性だったなんて知りませんでした。私生活は、ジュディ・ガーランドばりにハードだったみたいですが...