「絶対に観なきゃいけないやつ!」マトリックス おじゃるさんの映画レビュー(感想・評価)
絶対に観なきゃいけないやつ!
マトリックスといえば、知らない人がいないぐらいの超有名作品なのですが、実は鑑賞したことがありません。しかし、最新作公開前に事前情報を得ておかなければと、この機会に初鑑賞!もうメチャメチャおもしろかったです!そりゃあ、世界的にヒットするわけですよ。これは絶対に観なきゃいけないやつです。SFアクションは大好物なのに、なんで今まで観なかったんだ、バカバカバカ!
ストーリーは、表向きはプログラマーとして働きながら、裏では凄腕ハッカーの顔を持つネオが、トリニティという謎の女に誘われて会ったモーフィアスという男から、「この世界は仮想空間であり、現実はコンピュータが人間を支配している」という衝撃の事実を聞かされ、世界を人間の手に取り戻すべく仮想空間でコンピュータに戦いを挑むというもの。もうこの設定だけでわくわくします。
人間VSコンピュータという構図は珍しくないですが、これに仮想空間という発想を取り入れたことが、当時としては斬新だったのだと思います。今では仮想空間やAIという言葉が一般的になり、やっと時代がマトリックスに追いついたという感じでしょうか。
製作は1999年ということで、もう20年以上前の作品なのに、最近の作品と比べても全く遜色ありません。設定やストーリーの魅力ももちろんですが、それを支える映像がすばらしいです。今でこそややチープに見える特殊メイクやCGも多少ありますが、マトリックスといえば、緑色の文字が降り注ぐ画面、トレードマークのサングラスとロングコート、残像で魅せるハイスピードバトル、ワイヤーアクションとバレットタイム、仮想空間の表現など、その印象的で革新的な映像はその後の数多の作品に多大な影響を与え、誰もの記憶に鮮明に刻まれています。
主演のキアヌ・リーブスは、とにかくかっこいいです。最近は、ひげ面のジョン・ウィックの渋いイメージですが、さすがに20年以上前の作品なので若いですね。でも、ローレンス・フィッシュバーンはそこまで変わってないような気がします。ヒロインのキャリー=アン・モスは、強く美しい感じが素敵でした。
さて、物語は始まったばかりの様相ですし、まだまだ残された謎もあり、続きが気になります。なんとか時間を作って続編も鑑賞したいと思います。