「まさに『胡蝶の夢』」マトリックス amberさんの映画レビュー(感想・評価)
まさに『胡蝶の夢』
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発想力の勝利とはこのことか。
わたし達の目にしているものが本当に現実なのか、脳内で神経回路が映し出している虚像に過ぎないのか、誰も知ることは出来ない。
世界観がとても良かった。アイディア勝負のSFで、この作品は上位に食い込むと思う。
裏切りのハラハラ度も、続きがとても気になるラストも良かった。
ただ、1つ言うとすれば、恋愛要素の根拠が不明だったので、そこの辻褄を合わせて欲しかった。トリニティーが何故そこまでネオに惹かれるのか、もっとネオの魅力を出して欲しかった。
予言者のネオに対する予言は、必要なことしか言わないという台詞から、きっとそういう風に言った方がネオの真の力が発揮されると分かっていたのだろうなと。そこはとても好きだった。
一番好きなのは、エージェントの、「人間はウイルスだ」という台詞。とてもしっくりきた。また観たい。
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