マッドマックス サンダードームのレビュー・感想・評価
全54件中、1~20件目を表示
ちょっと物足りないかも
U-NEXTで鑑賞。
前2作と比べてカーアクションが少なく、ド派手なシーンが控えめだったので少し物足りなかったです。
今回はディストピアの街から脱出する話みたいでしたが、登場キャラが多すぎてあまり内容を整理することができませんでした。過去作との関連性は何となく理解できましたが、それでもアクション要素が薄めだったためか、爽快感に欠けてよくわからなかったです。
次作の「怒りのデスロード」に繋がっていくみたいですが、ここからどんな展開になるのかますます気になってきました。
唯一無二の世界観を決定づけた第3弾
そのスピード感と果てしなき道路、やるせなさ感が、世界の終わりを感じさせた、日曜洋画劇場定番だった1作目。
ダークヒーローとしての、MAXのキャラクターよりも、文明が崩壊し、暴力が支配する世界感、ヒャッハーなキャラクターが注目を浴びた2作目。
そして3作目の「サンダードーム」。ずいぶん評判が悪い。
その嫌われ要素は、サンダードーム、子供、ティナ・ターナー、道路なし、といったところか。
もうひとつ付け加えるなら、モーリス・ジャールか。
俺にとってのMAD MAXは「世界観の継承」こそがその存在意義。そして言うまでもなく、「北斗の拳」への影響こそが、このシリーズの存在意義。
2作目以上に「北斗の拳」に影響を与えているこの世界観。
これぞ、唯一無二。それだけでこの映画の評価は日本人男子なら2割増のはず。
すべての世紀末モノあるいは、核戦争後、あるいは人類滅亡後の世界観を描いた映画のすべての発端はこのシリーズ、もっというと、この「サンダードーム」に起点を発する。
第2作の続きとして、ある程度秩序の生まれたバータータウンの在り方は、十分続編として納得のいくものであり、さらにアイディアが発展した、ブラスターとアイアンバーなどのコスチューム・デザイン。
前作との比較ではなく、世界観、時系列の継承が最も観るべきところで、内容が2作目と被っていないところが、本作のもっとも賢いところ。
アトラクション、アドベンチャームービーと揶揄されようが、
「フラッと現れた救世主伝説」
としてはまったく申し分ない内容であることの評価はもっとされてもいい。
もちろん、本作でマックスは何をしたか、というと、まあ、子供たちに外界の現実を教えたに過ぎないが、子供たちにとっても、ティナ・ターナーにとっても
「なんかよくわからないが、すげえヤツがいた」
それでいいのである。
そのフォーマットは西部劇だが、果てしない列車アクションは、後続の一直線アクション映画の手本にもなっている。この迫力も並ではない。
まあ、残念なところは、モーリス・ジャールの音楽で、砂漠つながりしか考えてなさそうな、頭悪い音楽がずいぶんとうるさい、ぐらいか。まあ、それも今では味ではある。
「北斗の拳」にきっかけを与えたのが2作目ならば、その世界観を丸々コピーさせ、俺たちを熱狂させたのがこの第3弾。
「北斗の拳」好きであれば、むしろこっち。
えー‼️カーアクションが少な‼️
マッドマックス/サンダードーム
マッドマックスサンダードームはカーアクションが最後くらいしかなくマッドマックスとは思えませんでした
ストーリー的には面白いのですがマッドマックスじゃなくてもいいと思いました
ほとんどがサンダードームでしか戦わないので車がほぼ登場しませんでした
少しコメディ色も強くこれはこれでいいのですが個人的にはマッドマックス怒りのデスロードくらいの感じが好きです
シリーズで唯一、違うテイスト
始まって早々にラクダとお猿と乗り物を奪われてしまう。飛行機に乗ってる人は、前作に出てきたヘリコプターのキャラに似てる。
途中から子供たちが沢山出てきてマックスが助ける。子供のことになると、ほっとけないのかな。
戦闘シーンはあるけどカーアクション、バイクアクションが少なく、音楽もたまにスピルバーグ作品かなと思う感じの曲で、マッドマックスぽくない。
でもやっぱり、世界観は大好き。
ところどころでマジゲームじゃん!!って思う。笑
パンクっぽい髪型や服装がよく見るとひとりひとり違って個性的で、見ていて楽しい。
キャラクターもそうだけど、場所や街の作りとかがマンガやゲームぽくて好き。
世紀末の砂漠の荒野が広がって訳のわからん個性的なキャラがうごめく。
この時代はきっとCGとかないのだから、一面砂漠の場所で撮影しているんだと思ったら本当にすごいなぁと思う。
マッドマックスの番外編っていう感じがした。
今までのマッドマックスと違う
全体的にはっきりとした目的がわからなかった。1,2と違いカーチェイスではなく機関車で逃げるのは良かったが、それは最後のクライマックスだけでそれまでの過程はあまり面白くない。そして今回の映画では残虐的な描写が少なくどちらかというとコミカルな戦い方だったので今までとは違った印象を与えた。
戦う女性像を打ち出しており、フュリオサとのつながりを感じる。
今までのマッドマックスと違って、かなりコミカルだ。
インディジョーンズと同じような演出もある。
かなりハリウッドを意識していると思われる。
そう考えると、「怒りのデスロード」(2025年)でマックス役をトム・ハーディに交代したのは、メル・ギブソンの年齢的な要因もあるだろうが、よりハリウッド的なスター性のあるヒーロー像を求めたのかもしれない。
製作費は15億円。興行収入は57億円。
前作の製作費が4億円で、興行収入は37億円だったことを考えると、かなり予算がアップしている。
本作も前二作に続いて荒廃した世界で物語が展開する。
ただし、石油の奪い合いは話題にならない。
注目すべきなのは、今回の敵がバーターシティの支配者、アウンティ・エンティティという女性であるところだろう。
1970年代中盤から、映画において女性ヒロインが増えてきた流れを意識しているのではないか。アウンティはヒロインではないのだが、「エイリアン」(1979年)のシガニー・ウィーバーのように、強い女性像を打ち出したかったのだと思う。
さらに、「最後の部族」という子どもだけの部族が登場する。
これはオーストラリアの先住民族だろう。子どもだけなのは、彼らが「盗まれた世代」だからではないかと思う。これは、wikiによると、「アボリジニおよびトレス諸島民の子どもたちのうち10~30パーセントが、強制的に親から引き離され、多くは、性的、肉体的、精神的虐待を受けていた」という問題を示している。ただし、この問題が一般に知られるようになったのは1997年以降だというから、ジョージ・ミラーがこのことを知っていたのかどうかはわからない。
こうしてみていくと、ジョージ・ミラーという監督は非常に器用で、世界の状況をたくみに取り入れながら、「マッドマックス」らしい世界を描いていることがわかる。そしてこのシリーズは、世界が崩壊しても戦い続ける人間の愚かさや、その戦いの無益さ、虚しさを伝えてくるという点で見事に一貫している。
結局、見どころは飛行機を操縦する少年くらい
1作目の『マッドマックス』で、主人公マックスが愛する妻に言ったセリフ「父を誇りに思っている。今でも父と一緒に歩いた時のことを忘れない」を今作で回収。
メル・ギブソン扮するマックスは今作がラスト。
全体的に個性的なファッション...『北斗の拳』や『ジョジョの奇妙な冒険』で見慣れてしまったので、すでに見飽きている。
終盤の列車でのアクションシーン...当時は珍しかったかもしれないが、今となっては既視感たっぷりで新鮮さがない。
少年が飛行機を操縦するシーン...この映像は貴重。飛行機は馬のように、体重が軽くて背が低い方が適性がある。子供や女性のほうが操縦が上手いことは『トップガン マーベリック』でも言及してた(言及していなかったかもしれない、すいません記憶が曖昧)。あまり有名な話ではないようだが太平洋戦争末期の新型戦闘機のコックピットは狭い子供サイズで、パイロットも14歳くらいの少年たちだった(だから『ガンダム』のパイロットのアムロ・レイは14歳なのだ)。また、乗り物の操縦は運動神経なので、フィギュアスケート選手のように、訓練さえすればティーンズが飛行機を上手に操縦できるのは当然のことなのだ。脱線し過ぎた。
尚、続編は『マッドマックス 怒りのデスロード』だが、もともとメル・ギブソンとヒース・レジャーが主役交代の物語にする予定だったらしい。
74点
ティナ・ターナーがめちゃめちゃいい演技してますね!
マッドマックス1、2の内容観なくてもOK!(そもそも内容なんて無い作品だが…)
マックスが人違い?あのあたりの話必要なのか…?
最後の30分でやっとレースが始まる!そこだけ観るのもアリかも
同じ終末でも「少女終末旅行」とは、だいぶ違うね
ネバーランド?
メタンガスを採取するなら、豚なんか飼わなくとも、なんとかなるのは百も承知。
エネルギーがないんだから、走り回らないと思うけどね。
直線しかないオーストラリア
「そんなに急いで何処さ行くだ!」
この時期のこの類の香港映画と比べると雲泥の差ダネッ。勿論、ほぼ、ジャッキー・チェンさんだけれどもね。
ティナ・ターナーが出ているなんて知らなかった。
どんなエネルギーにしても、車を動かす前に、飲料水の確保でしょうね。こんな場所で豚肉ばかり食べているんですかね。豚は何を食べてるんでしょう。
翌年にチェルノブイリ原発事故が起きる。
【”二人入って、出るのは一人。”荒涼とした秩序無き世界観はそのままに、マックスがバータータウンの支配者と激突する。ラストの機関車爆走シーンはナカナカである。】
◆感想<Caution!内容に触れています。>
前作と比べるとバイオレンス度抑え目で、アドベンチャー色の強い仕上がりになっているが故余り評価が高くない作品。
だが、前半のアウンティ(ティナ・ターナー)が支配するバータータウンでの、サンダードーム内での戦いや、マックスが勝者になりながらも、アウンティの掟に従わず、追って来るアウンティ達のこのシリーズならではの独特な形状の車とマックスが乗る機関車が爆走するクライマックスは、ナカナカである作品。
<そして、今作のやや控えめな作風が一部で受けず、ジョージ・ミラー監督が
【この野郎!じゃ、お前らが納得する、すげえモノを見せてやるぜ!!】
と今作からナント30年後に公開したのが「マッドマックス 怒りのデス・ロード」なのである。>
これは…
マッドマックスではないような…
単体で観るならそれなりに面白いかな。
でも、1.2と観た後だと、違和感ありあり。
カーアクションはないし、いきなり裸に近い世界になってしまっている。
1から何年たったかはわからないけど、
数年で荒廃してしまい、子供の世界とか。
デスロードに期待します。
「怒りのデスロード」の原型
マッドマックスは一作目が
1979年の「マッドマックス」、二作目が
1981年の「マッドマックス2」
この二作品は観ています。
そして
2015年の「マッドマックス怒りのデスロード」公開当時にBlu-rayで
観ました。
監督・脚本・製作はどれもオーストラリア出身のジョージ・ミラー監督。
過去に観た2作品の印象とまったく繋がりません。
メル・ギブソン主演の二作品は、
刑事バディもの。
ロン毛の金髪が肩になびかせる若くて青目のメルギブソン。
チャラ男で命知らず。
無鉄砲でマッド何を仕出かすか予測不能な警官です。
それが「デスロード」のマックス役のトム・ハーディのマックスとまったく
繋がらない。
それで観ていない、
1985年作品、「マッドマックス/サンダードーム」を、
思いついて観てみました。
納得して合点致しました。
ジョージ・ミラー監督が30年心に温めて完成させた
「怒りのデスロード」の原型がくっきりと残っているのです。
砂漠、
抜けるように青い空、
変なガラクタをいっぱいにくっ付けた乗り物。
原子爆弾投下後の荒廃した世界。
ジョージ・ミラー監督は宮崎駿監督と同じに
相当な「乗り物オタク」らしい。
ストーリーは2の次3の次、
ぶっ飛んだ乗り物と、乗り物のガタゴト疾走する
アートな映像に とびきり独創的な世界観に浸って歓喜する。
それで良いのかも知れません。
殺伐感が激下がり。
冒頭から80年代のポップソングという感じの曲が流れて、マッドマックスの割には随分とウェットだなぁ…という違和感を持つところから始まる。全体のビジュアル的には、『怒りのデス・ロード』にもつながる感じで、かなり凝って作られており好感が持てる。ハリウッドも絡んできたから、大金が投入されたのか、ゴージャスな作りだ。
恐らく、最大の違和感の原因は2つ。
ひとつめ。寡黙であまり喋らない不器用な男のはずのマックスが、随分と人とうまくコミュニケーションをとっている。そして、随分とよく喋る。マックス・ロカタンスキーのキャラクターとしての整合性はどうなっているんだろう?と考えてしまう。
ふたつめ。大勢の子どもたちが登場。子どもがこれだけ出てくれば筋書きも優しくなるし、マックスも子どもたちに優しくする。どうやら、ゴールディングの『蠅の王』への目配せがあるようなので、これだけ大勢の子どもが出てくることになったようだが、どうせなら『蠅の王』同様に子どもたちの間で殺伐としたやりとりをさせれば良かったのに、そうはならない。ハリウッドが作る大衆向けの映画で、子どもたちに残酷なことはさせない。
というわけで、全体的に随分とトーンが明るくなった。音楽も時に賑やかに楽しげに鳴っている。これはマッドマックスなのか?というほどに。マッドマックスの最大の特徴と言って良いハードなカーアクションのシーンも随分と少なくなってしまった。
やはり、マッドマックス・シリーズの根本的な基調は「殺伐感」だと思うし、その中で必死に立ち回るのを観たいので、本作はやっぱりちょっとズレてる感じがしてしまう…というのが多くの人の感想かもしれない。
ただ、いま観れば、これも『怒りのデス・ロード』に至るには必要なひとつのステップだったのだな…というのはなんとなく分かるような気がする。ミラー監督の中での試行錯誤と、大金を動かすスタジオの思惑とのやりとりの中で、今作はここに落ち着いたが…長年にわたって実績を積んだが故に、自分が好きなように『怒りのデス・ロード』を作ることができるようになったんだろう。それはそれでよしとしよう。
1、2は一旦置いといて(笑)
フュリオサ鑑賞に向けてのおさらい、第3弾。こ、これは…マッド・マックスって何だっけ…?私は何を観ているんだ…?
なんとなく、作品紹介やギャラリーを見ていたので予感はしていたものの、ここまで作風が変わるとは…!もしかして1、2のヒットを受けて予算が取れて、いろんなことが出来るようになったからなのでしょうか。セットのスケールは大幅にアップ。エキストラも何倍にも増え、絵的には大作映画と遜色ない程に。
しかし、完成されたと思われたマッド・マックスのアイデンティティを3作目にして壊しにかかるとは。とんだ冒険をしたものです。過去作が好きで本作を観た人達はがっかりしたかもしれません。なにせこれ、ほぼファンタジー映画ですもの。「荒廃した世界」を追求したせいでもはや原始人状態。皆が観たかったカーアクション、ヒャッハーバトルは終盤のみ。評価が低いのも頷けます。
でもこれ、別のタイトルつけてたらもっと評価されていたのでは?と思うのです。「マッド・マックスっぽかったけど面白かったね」みたいな。マッド・マックスを期待していたせいで評価が下がっているのだとしたら残念ですね…。
前半は「バータータウン」というモヒカン達が集まる町で、マックスが女ボスに利用され、殺されかけて追放されるお話。中盤はほぼ子供だけで形成された集落にマックスが辿り着いて、救世主扱いされるお話。この辺でストーリーについていけなくなる人がほとんどだと思います(笑)「マッド・マックスって…何だっけ…?」ってなります。もう別の映画だと割り切りましょう!ここを乗り越えれば極上のエンタメファンタジーが後半で待っているのですから!
そう、この映画の見所は後半30分に全て詰まっていると言っても過言ではありません。それまでの約一時間の間で気持ちを切り替えられるかどうかが重要です。ファンタジーを受け入れることが出来たら、マックスが子供達と奮闘する後半は最高に楽しめます。コープスメイクの男の子がいい味出してたり、爆走機関車や飛行機おじさんの登場と見どころ満載!
シリーズとして観るならおすすめできませんが、マッド・マックスっぽいファンタジーとしてなら推せます。
趣の変化は好き好きか?
このシリーズの変遷は劇的。2作目とも違う。初作品からの流れを断ち切った勇気、一挙にファミリー向けにしたいchallenge精神は認めるが、それまでの資産を活かせないのは残念な感じ。
殺伐とした町と砂漠シーンが長く、得意のカーチェイスも少なく、普通のSF作品みたいだな。
この映画が低評価で、『怒りのデスロード』の評価が高いのは納得がいか...
この映画が低評価で、『怒りのデスロード』の評価が高いのは納得がいかない。時代が追いついたということなのか。独自の世界観を追い求め、ぶっ飛んだ映像表現をこの時から実践していたというのに。
もっとも、私はどちらも好きになれなかったが。少なくとも同じ程度には楽しめたのである。メル・ギブソンがかっこいいし。
初めてマッド・マックスを映画館で観た今作。賛否ある方々も多いだろう...
初めてマッド・マックスを映画館で観た今作。賛否ある方々も多いだろうが1作目と2作目を何回もテレビで観てたので劇場でテンション上がりまくり。
相変わらずの「そんな馬鹿な展開」が最高で、途中のオアシスのシーンも雰囲気変わっていい意味で驚いた。
全てのキャラクターが個性的で良かった。子どもから大人まで全員。
人が暮らす上で水と緑は必用なのでラストシーンは不満だった。オアシスに戻るべき。
「フューリーロード」には繋がりません
シリーズ3作目。
世界観は嫌いではないんだけど、もうストーリーがメチャクチャで面白味も無い。
見せ場のアクションも中途半端で、約30年後のシリーズ4作目が、あんな大傑作になるとは思えない出来ですわ(^_^;)
とりあえず、「北斗の拳」好きなら見た事あるキャラクターが出ているので、ちょっとは楽しめます(?)
全54件中、1~20件目を表示