「CGではない本物のバイオレンスアクションを見よ!」マッドマックス ノブさんの映画レビュー(感想・評価)
CGではない本物のバイオレンスアクションを見よ!
昔テレビで見て以来数十年ぶり?に初めて映画館で鑑賞することができました。
低予算で製作されたオーストラリア映画でジョージ・ミラー監督、メル・ギブソンの名を一躍有名にしたバイオレンスアクション。
オープニング、なかなかマックスの顔が映し出されない。
無線連絡を受けたマックスが奪ったインターセプターで逃走するナイトライダーを追い詰め運転を誤ったナイトライダーは事故を起こし爆死する。
そこで車を降りてサングラスを外し、ようやく若かりしメル・ギブソンの顔が拝める。
低い位置にカメラを据えた撮影により車のスピード感がものすごく伝わってくる。
オープニングの掴みは大成功といえるだろう。
次に現れるのはナイトライダーの友人トーカッター率いる暴走族。
ナイトライダーの報復としてマックスの同僚グースが殺される。(正確には全身大やけどを負わされ…)
警察に嫌気がさしたマックスは警察を辞め、妻と子供を連れて旅にでるのだが、美しい妻がトーカッターに目をつけられてしまう。
そして最愛の妻と子供を奪われたマックスは復讐の鬼と化す。
という単純明快なストーリーがオーストラリアの広大な大地で繰り広げられる。
まだCGのなかった時代、いくらスタントマンを使っているとはいえ、こんな激しいアクションがよく撮れたなと驚かされる。特にラストでトレーラーと正面衝突するトーカッターのバイクがトレーラーの下に轢かれるシーンとか、あと、バイクが横転し転がる運転手の頭にバイクが衝突するシーンとか、これ絶対に怪我人でてるでしょうという激しさです。
このアクションを見るだけでも価値ある映画です。
このジョージ・ミラー監督の妥協しない映画作りの姿勢が世界に認められることになった所以でしょう。
低予算のせいか、2作目以降の世紀末的な世界観とはやや異なり、まだ現代に通ずる近未来が描かれていて、その分身近に感じられリアルな怖さがある作品となっています。
また、必要以上に人が登場しないのも妙に怖い。白昼堂々とカップルが暴走族に襲われるところとか。
そういったトーカッターの残忍性を見せることで、ラストのマックスの復讐にカタルシスを感じることができるわけですが。
シリーズ原点の面白さを再認識することができました。
午前十時の映画祭に感謝です。「マッドマックス2」も必ず映画館で見るぞ!
ノブさん、ありがとうございます!
CGなしで凄いですよね。ノブさんのレビューで色々そっかーと確認させていただくことができました。
3評判悪いんですね、知らなかった。。
2、是非見に行かなきゃですね!
かばこさん、共感&コメントありがとうございます。それだけの大事故だと日本だったら製作中止とかになりそうですね。当時本物の暴走族が出演してるという噂もありましたね。