「マックス、もっとマッドになっても良いんだよ!?」マッドマックス たなかなかなかさんの映画レビュー(感想・評価)
マックス、もっとマッドになっても良いんだよ!?
荒廃した近未来を舞台に、元警官マックスの活躍を描く人気シリーズ『マッドマックス』の記念すべき第1作。
警官として働くマックスと、市民を脅かす暴走族との戦いを描くバイオレンス・アクション。
監督/脚本は、後のアカデミー賞長編アニメ映画賞受賞者、ジョージ・ミラー。本作は彼の長編デビュー作である。
主人公マックスを演じるのは、当時はまだ駆け出しの俳優だった、後のオスカー監督メル・ギブソン。
『マッドマックス』シリーズ初鑑賞!
「北斗の拳」の元ネタだということで、ヒャッハーなノリの世界観かと思っていましたが、割と文明は滅んでなかった。
普通に病院とか警察とか司法制度があるのね😮
冒頭10分でこの映画がどういう作品か完璧に説明。
車をぶっ飛ばして暴走族を締め上げる!🚗💨
本当にただそれだけの映画でビックリ!
車やバイクが好きな人には堪らない作品でしょう。
親友と妻子を殺され、遂にブチ切れたマックスが暴走族に復讐を果たす!という内容。
普通の映画ならライフルをぶっ放したり、日本刀を振り回したりするがマックスは違うっ!
世界に一つしかないというV8エンジンを搭載した改造車「インターセプター」で煽り運転を繰り返すのだっ!
復讐劇という非常に単純な構造の映画なのだが、正直テンポが悪い。
90分という短いランタイムにも拘らず、引き伸ばしている感じが凄くする。
本来は60分くらいの中編映画というのが、この作品にはちょうど良い丈なんだと思う。
奥さんと子供が殺されるまでが長すぎる。そしてそこからマックスが復讐を果たすまでが短すぎる。
もっと序盤で家族を殺しておいて、映画の尺の大部分を、狂気に駆られたマックスの復讐劇に当てた方が絶対面白かった。
どうせこの映画の観客はドラマなんて求めてないんだから、冒頭のようなド派手なカーアクションを繰り返せば良かったのに…。低予算だから無理だったのかな?
マックスのマッドさもちょっと弱い。もっと怒り狂った狂人として描いていれば作品に迫力がついただろうに。
最後まで冷静な男という感じがしていて、復讐劇として物足りなかった。
まぁ低予算の作品だし、40年以上の前の作品だし、そんなに高いクオリティは元々求めていなかったので、ある意味では予想通りの作品。
とはいえ今後シリーズがどのような展開を迎えるのか気になるので、見続けて行こうと思います!
巫女雷男さん、コメントありがとうございます😊
調べてみると、どうやら一般的にイメージされる『マッドマックス』は『2』のようですね🤔
是非『2』も観てみたいと思います😆