「バイクで追いかけて復讐する映画」マッドマックス asicaさんの映画レビュー(感想・評価)
バイクで追いかけて復讐する映画
という事だけ覚えていた。
(このタイトルがネタバレになっちゃってるかもしれないけれど、もはやこれは周知の事と思うので)
その昔、親の反対を押し切って結婚し長女がお腹に宿って間もなくだから ツワリで始終 気分が悪かったはずの頃。
夫と渋谷で映画でも見ようと まあこれでいいかと見た映画。
今なら 胎教に良くないとして避けそうな物だが当時はそういう知識はなかった。
内容は、このタイトル以外の事は一切 記憶にない。
そう思って他の方のレビューを見たら
まったくこれだけの話のようで なるほどと納得。
その後
映画界は不振に陥って行くわけで
というのも その後まもなく 家庭でビデオが見られるようになり、レンタルビデオ店というのが雨後の筍のように乱立していくのである。もう高いお金出して映画館に面倒な思いをしていく必要はなくなったのだ。
その頃私は映画館はそのうちなくなるだろうと思っていた。
いやしかし
今でもこの世に映画館というものは消えておらず、しっかりと文化の一端を担っている。
それどころか
今やレンタルビデオ(DVD)屋の方が消えかかっている。
ネット配信という思いもよらない物がこの未来世界にはやって来ていた。
わざわざ 返却期限を気にして借りたり返したりしなくていいのだ。家にいながら あの頃には夢のようだった薄っぺらで非常に鮮明な画像を映し出すテレビが別に大金持ちの家でなくても普通の家庭にも普及している。
インターネットに無線LANで接続された画面は様々なコンテンツを含み、これでもかという企業努力でお互いシノギを削りあっているおかげで短期間で自宅に人気映画がやってくる。“貸出中”なんて事には全然ならない。
しかも。
何も家に座ってなくても、そこそこの大きさの鮮明な画像の携帯電話及びタブレットでさえそれが見られる。イヤホンやヘッドホンをつければ、音は完璧だし。
いくら小さくたって 目の前に手で抱えて見れば 昔の小さな映画館より体感的には迫力がある。月と太陽の半径比が1:400で、地球からの距離の比もまた1:400であるから、見かけの大きさが等しくなるのに似ているのだ。
と言った環境にあって
では何故 映画館は廃れて行かなかったのか。
いや 町の小さな個人経営の映画館はちゃんと淘汰されてしまった。
今 猛威を奮っているのは
大型画面にドルビーシステムを抱え IMAX等の設備を維持する事の出来る大型資本の映画館だけだ。
TOHOシネマズ、109シネマズなどなど。今はもうほとんどこれらに吸収され尽くしている感すらある。
そしてそこに足を運ばせる事の出来る内容を持つ映画。
人に足を向けさせる事の出来る俳優たち。
この映画を見た頃には思ってもみなかった方向に未来は進んだのだが
誰にも邪魔されず およそ2時間という枠を
日常から切り取る事のできる空間を 人は手放さなかった。
映画の感想じゃなくなってるなあ、でもまあ
詳しい感想は他の方の立派なレビューを見て頂くとよくわかるのでそちらにお任せするとして
夫がこの映画によって私と私のお腹の子に対する気持ちには微妙な好影響を与えたと 今はそう思えて来る。
asicaさん、コメントありがとうございます😊
完璧にその認識であっていると思います!非常にシンプルな映画でした😆
久しぶりにご家族で鑑賞されるのも良いかと思います!
asicaさん、コメントありがとうございます。
殺伐とした雰囲気の映画でしたけど、復讐一点だけの映画だったかと思います。
最後に見たのはいつだったか・・・TVでもよくやっていたのに・・・
最近は復讐の連鎖などを扱った映画が多かったし、たぶん、復讐を果たしたところで虚しさが残るだけのエンディングだったかもしれません。
レンタルビデオと大音響映画館の差とか、ネット配信の猛威!これからどんな時代になるんでしょうね・・・わかりません。