街の灯(1931)のレビュー・感想・評価
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いつ観ても泣ける
不況の波は弱者に厳しい。チャーリー本人と、祖母と二人暮しの美少女。そして対照的な存在が、自殺を思いとどまった金持ち。彼の存在は金持ちに対する風刺とユーモアにあふれている。
少女との出会いのシーン、車のドアが閉まる音と少女が彼を金持ちだと勘違いする。300回も撮りなおしたという有名なシーンだ。その他、全てのエピソードにチャップリンの完璧主義者を思わせる絶妙なタイミングが散りばめられている。金持ちの自殺のシーンは、その後のコメディで多く取り入れられているくらいコメディアンにとっての基本のような構図。ボクシングで笑わせるシーンは大好き。車をもらって金持ち風になったのにシケモクを拾うために男を追いかけるところも秀逸。貧乏臭さが漂っています。
ラストは、サイレンス映画なのになぜここまで心に訴えてくるのか・・・何度観ても、自然に涙が出てきます・・・
笑えて泣けるラブストーリー
うちの娘が大好き(どうだ、シブいだろ(嫌がらせ弁当風 笑))と聞い...
【無償の献身】
- 名作中の名作であるので、久しぶりに鑑賞した感想のみを記す。-
・自分自身が貧しいのに、目の不自由な花売りの娘を助けようと奮闘するペーソス感も漂う貧しいが心優しき男の姿。
・富豪の男が自死を止めて貰ったお礼に”酔っぱらっているときだけ”男を”親友”と思う設定の絶妙さ。
(だって、素面になると忘れて、酔うと思い出すって有りえないでしょう?だが、この設定が今作の可笑しみを高めているのだから、チャップリンの脚本というか、人物設定が素晴らしい)
・お金を稼ぐためにいかさまボクシングに出るシーン。
ー 個人的に”白眉”のシーンー
レフリーの後ろに隠れながら、ちょいちょいジャブを繰り出し、そのうち、レフリーと男と相手の3人の変なダンスに見えるシーンは何度観ても、笑う。
・娘の毛絲を巻くお手伝いのシーン。
いつの間にやら、自分の衣服の毛絲が巻き取られていくのに、(娘は見えない・・)困ったなあという顔をしながらも最後まで巻き取られてあげる男の表情。
・富豪の男から貰った大金を娘に渡すシーン。
家賃が払えず、困窮する娘に、最初は一枚だけ自分のポケットに残し、他は全て与えるが、最後にはその一枚も渡す場面。
ー このシーンの前に映し出されていた壁新聞の”目を直す医者がいる”というシーンが活きて来る・・。ー
・男が”泥棒に間違われて”警察に捕まり、刑務所から出て来て、(身なりは一層貧しくなっている。)街角で花売りの娘と再会するシーン。
目が見えるようになって立派な花屋を営んでいる娘は、最初男が誰だか分からないが、男の手、身体を触って気付き、”自分と母親を助けてくれた男”をその治った目で見つめるシーン。
何度観ても良い・・。
<心底疲れる毎日を送っているが、朝刊でNHKが今作を放映することを目にし、ビデオ録画し、帰宅後、夜中に鑑賞。
現在、身を呈しての活動を日々行って頂いている医療関係者の多くの方々の姿が脳裏に過った・・。
本当に有難うございます。
”一刻も早い終息を願いつつ。”>
脚本が素晴らしい
あの目。口元。指先。
色あせないラブストーリー
少年の頃はただただ面白く彼の動きでゲラゲラ笑ってた
青年になり思いやりや優しさに気付いた
この歳になりやっと愛情の深さに涙するようになった
明日になれば鳥たちもさえずるだろう
どうしても観たくなる映画
ボクシングの試合覚えてますか!
ロッキーやレイジングブル、はたまたクリードすらも超越するほどの対決
やはりチャップリンはアクションも素晴らしい!
この作品の一つだけでもどれだけのアイディアが詰め込まれているのでしょうね
歩道のエレベーター、富豪との出会い、チャーリーを富豪とどうして思ったか
そして、再会
チャップリンは非喜劇の王様だと思います、山田洋次監督も素晴らしい、三谷幸喜さんも天才
みんなチャップリンを見ているはずですよね
アインシュタインはこう言ったそうです
「あなたの芸術は素晴らしい。全く言葉を使わずに、世界中の人にあなたは理解されてい るのですから 」
チャップリンはこう返したのです
「博士こそもっと素晴らしい。なにしろ世界中のほとんどの人があなたの相対性理論を理解できないのに、あなたは世界一の有名人なのですから」
彼の作品をちょくちょく見直していこう
高校生以来! こんな話だったっけ! うっとりするようなお話だった記...
笑えて、感動できた
すばらしい!!
映画館に溢れる笑いと涙とスタンディングオベーション!
チャップリン、大好き
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