劇場公開日 2022年11月3日

「盲目の少女の話なのに、何故トーキーにしなかったのか?」街の灯(1931) マサシさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0盲目の少女の話なのに、何故トーキーにしなかったのか?

2022年5月5日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

盲目の少女の話なのに、何故トーキーにしなかったのか?それだけが分からない。
さて、改めて見て、名作だと思う。
チャップリンが笑える理由は、努力して生きようとしているところだと思う。駄目な事をやって、受けを取る笑いではなく、がんばって、やったけどぎこちなく失敗した。それを笑っている。
日本の笑いの多くが、自虐的にボケてツッコミで笑いを取ると言うもの。身も蓋もない。
リアクション芸と言うが所詮いじめている。だから、分かっていても僕は笑えない。がんばって努力してリアクションを取っている事は認めても、惨めすぎて、それが本当に芸なのかと思えてしまう。反面、チャップリンの笑いはボケているようだが、一生懸命に生きる事が根底にあると僕は断言する。

芸が受けることだけで、心を痛めていたのかと考えると哀れになる。
ご冥福をお祈りします。出来るなら、リアクション芸以外の芸も見たかった。

マサシ