マイルズ・フロム・ホームのレビュー・感想・評価

「二十日鼠と人間」が気に入っているので、メンツも被ってるし、自然ののどかな似たノリかと思って観ることにしました。

　まず、自分が観たDVDは画像がボケた感じで良くないですね。これは自然を満喫したい人にとっては残念な点です。

　途中までネタバレのレビューします。

　父の跡を継いで農場をしていた兄弟が経営難で借金が増え、銀行に家を取られる。悔しさか、家・農場を一気に焼いて抵抗するも犯罪者として扱われ逃亡する。途中、同じ苦しみを味わっている理解ある女と「関係」持ってる最中に、近所の住民が気付いて警察に通報。パトカーの無線を壊し再び逃亡する。今度はしがないダンス・バーで知り合った女から金儲けの話に乗り、知り合いの記者に燃やした理由を説明。マスコミ大騒ぎで大金ゲット！

ここから先はR.ギアの暴動ぶりが止まりません。浅はかって感じ。ヤケクソか単に世間知らずか長男としてのプレッシャー、プライドか。。。彼の心情を理解できるかで、この映画は賛否両論となるでしょう。

　農業の現実を伝えたかったのでしょうか。自分も旅行に行ってタクシーに乗ると結構な割合で「家は農業してるけど食べていけなくなった」という話を聞きます。やることやってるのにね。輸入品が増えたり、食が欧米化になった現実...そういうことを考えたりした映画でした。

　重い話ではありますが、内容は複雑ではないので時間も短いしサクッと観れていいですよ。

　しかしまぁ～リチャード・ギアはどんな役でも絵になる男ですねぇ～。ヘレン・ハントはちょい役でした(苦笑)