劇場公開日 1964年12月1日

「なかなかロックなヘップバーン」マイ・フェア・レディ SpicaMさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5なかなかロックなヘップバーン

2023年7月26日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

幸せ

 ロンドンの下町の花売り娘が玉の輿にのってハピエンの話だと思っていたが、ちゃんと観てみると、下流階級に生まれると安定した職業に就くことができないことや、上流階級に生まれても女性であれば結局は自分の体を売って生きていくしかないことへの不満を歌う、わりとロックでフェミなメッセージ性のあるミュージカルだった。原作のラストは教授はがっかりさせられる結末だったらしいのも興味深い。
 お披露目の場でのヘップバーンの衣装は素敵だったが、競馬場の上流の婦人たちの装いは凝りすぎというかドレスの受注販売会のようで興醒めだったので少しマイナス。

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SpicaM