劇場公開日 1964年12月1日

「名作を映画館で!」マイ・フェア・レディ CAINさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5名作を映画館で!

2023年5月6日
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色褪せぬ名作とはこういう作品を言うのでしょう

既にDVDでは鑑賞したことありましたが、映画館の大スクリーンで観てきました

60年近く前とは思えない映像と、かつてのロンドン(撮影時よりさらに50年前のロンドン)を再現した舞台背景、そして名曲だらけ

実はミュージカルは苦手な方なのですが、歌がストーリーの展開の一部になっているように感じられる作品は好きです

若干、歌に入った時の音の違和感と、まったく飽きない前半に比べて後半が少しだれるのが残念ですが、些細なことですね

個人的に、イライザのお父さんが歌う歌が、歌詞が酷すぎて好きです(運が良ければ子が親を養うと歌いながら、子供に金をせびりにいくなど)
ヒギンズ教授も言うことがとんでもないですが、そこが良いですね
観る人によっては2人ともとても嫌なキャラかもしれませんが、それでは終わらないのがこの作品の良いところ

最後のシーン、泣いているのかわかりませんが、これ以上ない終わり方です
3時間弱ありますが、あっという間でした

原作、舞台版など色々話題が尽きない作品ではありますが、出演者がほぼ全員亡くなっているのが感慨深い
私が調べた範囲では舞台版のイライザ役である、ジュリー・アンドリュースだけがまだご存命でした

バックトゥザ・フューチャー並みに、人生で一度は観たほうが良い作品ですね

CAIN