ボンデージ

劇場公開日:

解説

イギリスが生んだ鬼才ケン・ラッセルが、アメリカのダウン・タウンの娼婦を通して現代社会の暗部を描いた作品。監督・脚本はケン・ラッセル、製作はドン・アイルランドとロナルド・ヴァスコンセロス、エグゼクティヴ・プロデューサーはマーク・アミン。原作はデイヴィッド・ハインズの戯曲。撮影は「パシフィック・ハイツ」のアミール・モクリ、音楽は「クローズ・マイ・アイズ」のマイケル・ギブスが担当。

1991年製作/アメリカ
原題または英題:Whore
配給:東北新社
劇場公開日:1992年10月24日

ストーリー

リズ(テレサ・ラッセル)の職業はダウン・タウンに立つ娼婦。リズはヒモのブレイク(ベンジャミン・モートン)から逃れ、最近この街へやって来たのだ。リズに惚れているラスタ(アントニオ・ファーガス)たちの前でリズは客を探している。商談が成立し、高級車に乗り込んだリズは、車の中の男が2人だったことに腹を立て逃げ出した。「バンはお断り、前にひどい目にあった」リズは自分の過去を語りだす。一見純情そうな青年のバンに乗り込んだ時、車内に隠れていた数人の男たちに輪姦されたこと、ヒモのブレイクの悪行。常連老人チャーリー。クラックのために体を売る女。結婚して息子ができた後も夫はアル中になり、家庭は崩壊。ヒモのブレイクに腹を刺された売春婦仲間。リズを励まし、救ってくれた友人、ケィティ(エリザベス・モアヘッド)。しかし、今のリズは自分を追うヒモのブレイクの足音に脅えているだけだった。ある晩、客が性交中に死んだ。腹上死だ。助けを求めるリズの前に現われたのは彼女を追うブレイクだった。彼は残忍に男の身ぐるみをはぎながらリズに怒鳴る。その時ブレイクの背後で、ナイフの様に研ぎ澄まされたガラスを手にしたラスタの目が鋭く光った。ブレイクを刺殺したラスタとともに、リズは街へ向かって歩き出すのだった。

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