「「スピルバーグ版エクソシスト」か或いは「霊との遭遇」か」ポルターガイスト(1982) もーさんさんの映画レビュー(感想・評価)
「スピルバーグ版エクソシスト」か或いは「霊との遭遇」か
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①もっとオドロオドロとしたオカルト物かと思ったが、結構明るい。普通なら信じられないことが起こっているのに、案外スンナリと超常現象を受け入れちゃうし、悪霊が正体を現し出してからも何となくノンビリとしている。時代相かしら。②もともとお墓だったところを開発して宅地にしたので祟られたということはわかるのだが、何でああいう超常現象になるのかという説明は全く無いので、テーマパークのお化け屋敷みたいな感じ。トビー・フーパーの演出がB級っぽいので余計そう感じるのかも知れない。③解決したと思ったらもう一捻りあるという展開は想定内だが、キャロル・アンがまたまた霊界に引きずり込まれそうになったとき『もう、いや』と言ったのが面白かった(見ているこちらももういいや、と思ったのを代弁してくれているみたいで)。④考えてみたら他のオカルト映画と違って映画の中で誰も死んでいない。だからあんまり深刻さがないのだ。「未知との遭遇」+「ゴーストバスターズ」のファミリー版といったところか。いかにも70年代後半~80年代前半の映画という空気があるのもそのせいか。
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