「【序盤と、最終盤のアクションシーンと、途中のコミカルシーンの塩梅をどう見るかで評価が変わる作品。ジャッキー・チェンの、新たなるアクションを追求する姿勢には脱帽する作品でもある。】」ポリス・ストーリー 香港国際警察 NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【序盤と、最終盤のアクションシーンと、途中のコミカルシーンの塩梅をどう見るかで評価が変わる作品。ジャッキー・チェンの、新たなるアクションを追求する姿勢には脱帽する作品でもある。】
ー 麻薬組織に関わる表向きは実業家チョーと秘書サリーナを逮捕した、香港警察のチェン刑事。検察側の証人になる事を前提とした、サリーナは釈放される。
チェン刑事はサリーナの護衛になり、彼女の証言を恐れてチョーが放った刺客を倒し、チェンは彼女の信頼を得るようになる。
だが、法定にて、チョーは証拠不十分で保釈され、チェンに復讐しようと罠を仕掛けていく。ー
◆感想
・序盤の、傾斜地に立った建物を壊しながら、複数の車が駆け落ちるアクションシーンと、ラストのデパートメントストアーの電飾ポールをジャッキー・チェンが降下するシーンは見応えがある。
- 「プロジェクトA」もそうであったが、大アクションシーンは複数回、別アングルで描かれる。-
・今作は序盤と最終盤の大アクションシーンと、中間のコミカルなシーン(例えば、チェン刑事が恋人、メイにサリーナとの関係性を誤解され、誕生日パーティのケーキを顔に投げつけられるシーンや、彼が一人で警察署に居る時の複数の電話対応シーンなど・・)を面白く観れるかどうかで、感想は変わると思う。
<資料によると、当時、ジャッキ―・チェンは余りの売れっ子振りにより、映画を並行して三作撮影していたそうである。ビックリである。
そんな中、今作は彼が香港カンフー映画のレジェンド、レイモンド・チョウの元、監督・脚本・演技指導まで全て引き受けている。
ジャッキ―・チェンの、自ら出演する映画に対する特にアクションを追求する姿勢には脱帽である。
だからこそ、今になっても一線の地位をキープしているのは、万民が知る事であろう。>
コメントする