ホット・ショットのレビュー・感想・評価
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こんな『トップ・ガン』はイヤだ。 ベタなお笑いすぎてむしろ難解になってんじゃねーかバカヤロー!
アメリカ海軍のエースパイロット、トッパー・ハーレーの活躍を描くパロディ・コメディ『ホット・ショット』シリーズの第1作。
不当な理由で海軍を除隊させられたかつてのエースパイロット、トッパーの下に彼の父親と同期だったというブロック少佐が訪れ、計画中の極秘任務へ参加するように告げる。トッパーはそれに応えるのだが、実はその裏にはある陰謀が隠されていた…。
トム・クルーズ主演の大ヒット映画『トップ・ガン』(1986)をベースに、『ロッキー』(1976)や『スーパーマン』(1978)、『フルメタル・ジャケット』(1987)など、様々な映画のパロディを詰め込んだ、頭からお尻までふざけっぱなしのバカ映画。
実はプロデューサーを務めるビル・バダラートは本家『トップ・ガン』の制作総指揮を務めた人。製作者本人がそのパロディまで作っちゃうというのはなかなか稀有な例なんじゃないだろうか。
コメディ作品には例えば『空飛ぶモンティ・パイソン』(1969-1974)に代表される様な、バカやってる様で実はものすごくシニカルで知的なネタを取り扱っているものもあるが、本作には全くそんな知性は備わっていない!
繰り出されるギャグはほとんどドリフターズ、もしくはビートたけしが扮する火薬田ドンの世界。コケる、ぶつかる、落ちるという超古典的ギャグのオンパレードである。電気ショックでガイコツになるなんてお笑いをタイムボカンシリーズ以外で見る事になろうとは…😅
こんな映画バカバカしくて観てられんっ!!…なんて言っちゃう人もいるだろうけど、個人的には普通に楽しめてしまった。
歩いてたらやたらと頭をぶつけるとか、階段から滑って落ちるとか、ジェットエンジンの噴射で燃えちゃうとか、こういう単純なギャグってやっぱり面白いと思うですけど…ダメ?
今回MVPをあげたいのはクソボケ司令官を演じたロイド・ブリッジス(名優ジェフ・ブリッジスのお父つぁん)。飛行機から降りようとしたらタラップが付いてなくて真っ逆さまに落っこちちゃうところなんかゲラゲラ笑っちゃった😂こういうギャグのあの地面にペターンッと張り付いてる姿がいいんよねぇ…。
弔砲を敵襲と間違えて銃をぶっ放しまくったり、海に落ちた帽子を取ると駄々をこねたり…。真面目そうなジジイが真面目な顔でバカな事をするのってなんであんなに面白いンスかね?
徹頭徹尾ベタなギャグしかない映画なのだが、時にはのそギャグがベタすぎて一周回ってシュールに…というか難解になってたりする。美女とのベッドシーン中、急にその身体でベーコンエッグを焼き始めるという展開は前衛的すぎてもはやギャグなのかなんなのか分からなくなってんじゃねぇかバカヤロー!ふざけるんじゃないよコノヤロー!
まぁバカバカしい映画です。知能指数5弱。
気をつけ!からの休め!でみんな各々にポーズを取るところとか、兵舎での点呼の中に何故かランジェリー姿の美女が居るとか、戦闘機用の酸素マスク外したら口が伸びてるとか、回想シーンにありもしない出来事が挟み込まれているとか、どんだけベタなんだコノヤロー!なネタの数々をあなたは許容できるか?
ただ一つ言っておきたいのは、バカ映画とはいえ演者は誰もふざけていないし、作り手も真剣にバカをやろうとしているのが伝わってくる。この姿勢はなかなかに爽快。
航空シーンも適当にお茶を濁すのではなく本当に戦闘機を飛ばして撮影しており、なかなか気合が入っている。
低俗なコメディ映画にありがちな若手俳優の変顔、ダサい効果音、白けた会話といったクソ寒い演出はないし、シモネタもほとんどないので安心して観ていられる。実は結構上品な作品だと思う。
最後の最後、エンドロールにまでボケを仕込むという心意気も素晴らしい👍
ランタイムも80分少々と非常に短く、気楽に観られる点も良い。
ダウンタウン以後、お笑いはセンス系が良きものとして捉えられてきたが、松本人志の没落によりその風潮も近年変わりつつある。もしかすると、こういうドリフ的ベタベタギャグがまた日の目を浴びる時代が来るのかも知れない。そうなった時に慌てないよう、本作を観て事前に備えておきましょう!!
文字通りのおバカ映画‼️
パロディの名手ジム・エイブラハム監督が「トップガン」を徹底的にパロッたというか、コケにした映画‼️離着陸船の上で体操やってたり、戦闘機を牛に見立てて赤いタオルを振っていたり、ジェット機のエンジンの噴射口でホットドッグを焼いていたりとか、まだまだありますけど、とにかく史上最低レベルの「ありえない」が充満している作品‼️真剣にギャグをやっているのか、ただ単にふざけてるだけなのか、ホントに意味不明で怒りしかこみ上げてこない作品‼️やはり笑いのセンスの問題というか、こんなもので観客を爆笑させることが出来ると本気で思ったのか⁉️公開当時、アメリカで大ヒットしていたし、「裸の銃を持つ男」の監督作品だったので、かなり期待していたんですが‼️
笑える箇所も多いけど、基本退屈なコメディ
フライング・ハイ、裸の銃を持つ男に次いで、¥300レンタルで観ました。
確かにくだらないシーンにバカ笑いも出来ましたが、笑えなくてつまらないシーンもかなり多く、あまり集中して観られませんでした。トップガンのラブシーンのパロディの場面でのキスシーンは必要だったのでしょうか。何か“キスシーンを入れないとダメなルール”でもあるかの様な場違い感でした。笑わせる気ならとことんまでやって欲しいものです。
エンドロールに挿入された訳のわからないtips(笑)にも、キチンと字幕が入っていて「戸田奈津子Good job!」と内心叫びました(笑)最後の「エンドロール前に席立ってれば今頃家着いてたよ」みたいな文章で笑えたので及第点です👍
トップガンの新作も 36年ぶりとなると、前作の記憶が曖昧なので ホ...
笑えない
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