ポストマン(1997)
劇場公開日:1998年3月21日
解説
荒廃した近未来のアメリカを舞台に、人々に希望をもたらす郵便配達人(ポストマン)の姿を描いたアクション・ロマン大作。監督・主演は「ウォーターワールド」「ティン・カップ」のケヴィン・コスナーで、「ダンス・ウィズ・ウルブズ」に次ぐ7年ぶりの監督第2作。脚本はデイヴィッド・ブリンの同名小説(邦訳・ハヤカワ文庫)を基に、エリック・ロスと「ライアー」のブライアン・ヘルゲランドの共同。製作はコスナーと彼のパートナーのジム・ウィルソン、「ロング・キス・グッドナイト」のスティーヴ・ティッシュ。撮影は「モアイの謎」のスティーヴ・ウィンダン。音楽は「ファーザーズ・デイ」のジェームズ・ニュートン・ハワード。美術は「ワイアット・アープ」のアイダ・ランダム。編集は「ウォーターワールド」のピーター・ボイル。共演は「追いつめられて」でコスナーと共演した「コピーキャット」のウィル・パットン、英国の舞台女優で本作がデビューとなるオリヴィア・ウィリアムス、「ラブ・ジョーンズ」のラレンツ・テイト、「スネーク・アイズ」「パンサー」のジェームズ・ルッソのほか、ロック・ミュージシャンのトム・ペティが特別出演。
1997年製作/176分/アメリカ
原題または英題:The Postman
配給:ワーナー・ブラザース映画
劇場公開日:1998年3月21日
ストーリー
2013年。世界戦争後、荒廃したアメリカ。無政府状態で生き残った人々は、近隣と連絡も取れないまま、独裁的な指導者ベスリヘム将軍(ウィル・パットン)の支配下にあるホルニスト集団と呼ばれるテロ集団に脅えながら暮らしていた。そんなある日、ホルニスト集団からシェイクスピアと呼ばれる流れ者(ケヴィン・コスナー)が脱走。彼は偶然見つけた、かつて存在した郵便配達夫ポストマンと名乗ってパインヴューという集落を訪れ、公務員として食事と宿泊場所を求めた。やがて手紙を各地に持ち運ぶ彼の存在は、ポストマンを尊敬して接近してきた青年フォード(ラレンツ・テイト)らによって神格化され、新たな秩序ある新世界の建設を願う人々に希望を与えるようになった。偽りではじめた行為が思いも寄らぬ展開を見せてとまどうポストマンだが、彼の子を宿した女性アビー(オリヴィア・ウィリアムズ)の励ましもあって、やがて各地で次々に増え続けたポストマンのリーダーとなり、ホルニスト集団の対抗勢力となる。かくして、ポストマンはフォードを人質にとって彼に対決を挑んできたベスリヘムと一騎打ちで戦い、勝利を収め、新たな世界の指導者となった。その数十年後。秩序を取り戻した新世界でポストマンの銅像の除幕式が彼の娘によって執り行われるのだった。
スタッフ・キャスト
- 監督
- ケビン・コスナー
- 脚本
- ブライアン・ヘルゲランド
- エリック・ロス
- 原案
- デビッド・ブリン
- 製作
- ケビン・コスナー
- ジム・ウィルソン
- スティーブ・ティッシュ
- 撮影
- スティーブ・ウィンダン
- 美術
- アイダ・ランダム
- 音楽
- ジェームズ・ニュートン・ハワード
- 編集
- ピーター・ボイル
- 衣装デザイン
- ジョン・ブルームフィールド
- 字幕
- 戸田奈津子