星の王子ニューヨークへ行くのレビュー・感想・評価
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英語が分かるときっと面白い。
イチローが「完璧だ」と言っていた映画。
エディマーフィーが何役も演じていたり、途中で出てくるモブ役もきっと分かる人が見たら、おお!この人か!って思うんだろうなぁと思った。なにかのパロディになっていたりもするのかもしれない。
英語の和訳を読むのと、英語が分かる人が見るのとでは全然感じ方が違うんだろうなぁと思った。
その当時の役者やその当時のアメリカのテレビ番組とか知ってる人でも感じ方は違うと思う。
そういうものやアメリカンジョークが分からないのもあってか、私にとっては退屈であまり面白くなかった。
お金とか見た目とかで判断せずに自分の心を見て欲しいと思う王子の気持ちはとても伝わった。
ラストの終わり方は唐突で、あっという間にエンディングだった。
ジョン・ランディス × エディ・マーフィ = 最強のふたり!
初っ端からド下ネタ!子供の頃、金ローで観た時はこんなにひどかったっけ?と思ったが、お子様視聴者のためにやさしめの翻訳をしていてくれたのだろうか…。「お妃探し=セックス相手探し」という話の流れが最初は少し受けつけなかった。しかしジョン・ランディスの緩急自在の笑い、エディ・マーフィの軽快な演技、どんどん物語に引き込まれていく!
「ビバリーヒルズコップ」でエディ・マーフィにはまり(今さら!)履修したわけだが、今作はランディス監督の下、モブキャラまでコミカルな演技で魅せてくれた。
世の中には偉そうな監督がたくさんいて、エキストラに尊大な態度をとり、ロクに演技指導もしない人物もいるらしいが、この作品は撮影現場が良い雰囲気っだったのではないかな~と思えた。こういう映画だと、ワクワク感マシマシだ。
個人的には、オンボロ宿の玄関ポーチでちょこんと座った女の子2人が、アキームから「リサとデートだ!すてきだろ?」と聞かされるシーンがチャーミングで好きだ~!
荒唐無稽な謎アフリカ文化もこの作品の面白ポイントである。ここまで突き抜ければ笑うしかない。70年代に起きたアフリカ系アメリカ人のエスニック・リバイバルを茶化すようだ。(床屋のオッサンがアキームを「クンタ・キンテ」と呼んでいたし。)そういえばランディス監督、「ブルース・ブラザーズ」でもブルースやロックの起源は黒人だと、黒人をフィーチャーしていた。この監督とブラック・パワーは取り合わせがいいのかもしれない。
話は脱線するが、脚色されていない本当のアフリカ文化とはどんなものだろう?アフリカ系の方ですら自分たちのルーツが今となってはよく分からない、というのは鑑賞後に一抹の寂しさを感じてしまった。(ネイティブ・アメリカンの方もきっとそうだろう。)底抜けに明るいからこそ陰が気になるのは私だけ?
イチローさん推し
イチローが好きな映画ということですぐ観ました。
映画『星の王子ニューヨークへ行く』(原題:Coming to America)は、1988年に公開されたエディ・マーフィ主演のロマンティックコメディ映画で、多くの観客に笑いと感動を届けました。この映画は、アフリカの架空の国ザムンダの王子アキームが、真実の愛を見つけるためにニューヨークを訪れる物語を描いています。エディ・マーフィの個性あふれる演技と、時にシニカルでユーモラスなストーリー展開が見どころの作品です。
まず、この映画が素晴らしいのは、その物語の普遍性にあります。裕福で何不自由ない生活を送るアキーム王子が、親の決めた結婚に反発し、自分自身の価値観に基づいた結婚相手を探そうとする姿は、多くの人が共感できるテーマです。「愛は外見や財産ではなく、心からのつながりによって築かれるべき」というメッセージが、映画全体を通して一貫して描かれています。このテーマは、30年以上経った現在でも色あせることなく、観る者に新鮮な感動を与えます。
また、この映画のもう一つの魅力は、エディ・マーフィとアーセニオ・ホールが1人で何役も演じ分ける「変身芸」です。彼らは、主人公アキーム王子やその友人セミだけでなく、ニューヨークの床屋や教会のメンバー、さらには女性キャラクターまで演じており、これが映画の笑いの重要な要素となっています。それぞれのキャラクターが持つ個性的な性格と掛け合いが、場面を軽快に進め、観客を飽きさせません。この多重演技は、当時の特殊メイク技術と俳優たちの演技力が相まって実現したもので、映画の独自性をさらに高めています。
ニューヨークという舞台設定も、この映画の成功を支えています。ザムンダという絢爛豪華な架空の王国と、1980年代のクイーンズ地区の対比は、文化的なギャップをコメディの要素としてうまく活用しています。アキームが豪華な王宮生活から一転して、ニューヨークの質素なアパートに引っ越すことで起こるカルチャーショックや、その中で少しずつ地元の人々と交流し適応していく過程が、笑いと感動を生み出します。また、アキームとリサの関係を通じて、異文化間の理解や共感が重要であることも描かれています。
一方で、この映画が提示する社会的なテーマも見逃せません。1980年代のアメリカ社会における人種や階級、そして消費主義の問題が、皮肉とともに描かれています。特に、アキームがニューヨークで経験する様々な出来事は、アメリカ社会の複雑さや矛盾を反映しており、それが笑いの中にも鋭い社会批判として表現されています。これらのテーマが背景にあることで、この映画は単なるコメディ以上の深みを持っています。
さらに、音楽や衣装の素晴らしさも忘れてはなりません。特にザムンダ王国の場面で見られる豪華な衣装や装飾は、アフリカ文化の豊かさと誇りを感じさせます。また、ニューヨークのシーンでは、1980年代の流行を取り入れたファッションが観られ、時代性を感じることができます。音楽も物語を盛り上げる要素として秀逸で、特にラブストーリーの感情を強調する場面で効果的に使われています。
結論として、『星の王子ニューヨークへ行く』は、愛と笑いに満ちた物語で、観る者を心から楽しませる映画です。エディ・マーフィの才能や、文化や価値観の違いを超えた人間関係の描写、そして普遍的なテーマが、この作品を時代を超えた名作にしています。現在もなお、コメディ映画の金字塔として多くの人に愛され続けている理由がよくわかる作品です。この映画を観終わった後には、笑顔とともに、愛の力や他者を理解することの大切さを改めて感じることでしょう。
家族みんなで見られる楽しい映画
若い時、地上波で放送予定がある度に見ていました。久々にサブスクで見ましたが、ストーリーもお笑い要素もわかりやすいのでは?と思います。
公開された1988年の出来事を思い出そうと調べると、この年は昭和天皇が崩御される一年前で、現在の天皇陛下が皇太子時代に「お妃候補の1位」として大和田雅子さん(現在の皇后陛下)の存在がマスコミで報道された年だったようです。
当時、日本の民間人が皇室に嫁ぐまでの経緯(お妃候補に選ばれ、婚約が正式に決まるまでの間に行われる長い期間の花嫁修行、皇室独自のしきたりや行事、どんなことが皇族はできないのか、などなど)を知っていた状態で鑑賞したので「王室が存在しないアメリカが描く架空の王室の世界観」は本当にユニークで、つっこみどころが多くて、楽しめました。
花嫁を探して、はるばる来たぜNY‼️
チャラいメリケン感満載の王子
やっぱり今ひとつかな
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何不自由なく贅沢に育ったアフリカの王子。自由の無さが不満だった。
親に決められた相手と結婚するのもイヤで、結婚を延期してNYに旅に出る。
そこで金持ちを隠して知り合った女性と相思相愛になる。
ところが父親の王が突然来て全てバラし、女性は怒ってしまう。
しかし結婚式の日、花嫁として来たのはその女性だった。
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多分1~2回は見てるけど、レビュー書いてなかったのでまた見てみた。
やっぱりそんなに面白くなかったわ。嫁は好きで10回近く見たらしい。
安定の面白さ
いやぁ、楽しい!!
80年代的
エディ・マーフィーのらしさ、才能全開映画。 過保護の王子が自分の意...
王子様が一般人の振りをして生活するとどうなるのか、ユーモア満載でリアルに描いた作品です。
すべてを手に入れている王子様が、自分の結婚相手を探すためだけに、地位やお金のすべてを横において、一人の人間として生きていくというストーリーです。
誠実で真っすぐで、人間味のある王子(エディ・マーフィ)と、その真逆な立ち位置の付き人の二人組がユーモラスに描かれていて、楽しい中にも学びがたくさんあるので、見応えがあります。
人によって与えられた人生ではなく、自力で掴み取る人生の価値を感じさせるとともに、ラストは、「そりゃ、やっぱりそうなるよねー!」と期待通りの展開に満足する作品です。
若いマーフィー
面白いと紹介されてたので見ました
コメディは良いねぇと言う感想😊所々クスッと笑える
でも開幕上裸の女性がでてビックリはします
個人的な感想やけどちょっと古さ感じちゃった
まあ公開当時は生まれてないから古いとか言って良いかわからんけど
面白かったとこは、F〇〇〇YOU‼︎言い合うとこと、バスケ会場で母国の人に会うとこ等色々
ホームレスに大金あげるシーンとかほっこりした
そして!終わりよければ全てよしなのである!
以前にテレビでよくやっていたが、 当時見ていなかったので 今回初め...
現代のおとぎ話…だけど、単なるそれに非ず
エディ・マーフィの80年代を代表する人気作。
33年ぶりに製作された続編と併せて、久々に鑑賞。
邦題はファンタジー映画のよう。
実際はカルチャーギャップ・コメディ。
21歳を迎えたアフリカのとある国の王子が、親の決めた結婚に嫌気が差し、理想の花嫁を求めてニューヨークへとやって来る。
ストーリー自体は他愛ない。
が、自分探し、アメリカ社会や階級への風刺を笑いの中にツボよく抑え、ハッピーなロマンチック・コメディで締め括り。
久し振りに見てもその面白さは全く色褪せる事無く。
冒頭のアキーム王子の普段の生活ぶりがまず面白い。
起床もトイレもお風呂(おペ○スの手入れも)歯磨きも、全て使用人がやってくれる。至れり尽くせり。
歩く時は花びらを蒔いて。
過剰なまでの“王子様暮らし”。
笑い所の一つだが、敢えて過剰に描いて、この部分だけでも風刺を効かせる。
当の本人はそんな暮らしぶりにうんざり。
端から見れば羨ましいくらいの超裕福暮らしだが、真っ当な成人なら疑問を抱いて当たり前。
何一つ、自分でやった事ない。
…と言うか、やらせて貰えない。両親が超過保護。
両親からの“箱入り息子”扱いは度が過ぎていて、挙げ句の果てに結婚相手も決められている。
王子の花嫁になるよう教育を受けてきた良家のお嬢様で、好きなものは王子の好きなもの、好きな食べ物は王子の好きな食べ物…って、マインド・コントロールか!
一代決心。自立する。外の世界に触れる。一番の目的は…
理想の花嫁を探す!
父王は結婚前の“お遊び”と勘違いするが、当の本人は至って真面目。
身分など関係なく、ありのままの自分を受け入れてくれる真実の愛探し。
という訳で、やって来ました、ニューヨーク!
何故ニューヨークを選んだかと言うと、“クイーンズ”だから。
世話係で親友のセミを伴って。
ボロアパートの“何かあった”ような一室で念願の庶民暮らしスタート。
ところで、床屋の店主や客、牧師やコメディアン、イカれたニューヨーカー・ウーマンまで、そっくりさんだらけ…?
エディとアーセニオ・ホールが特殊メイクで、一人数役の爆笑芸を披露。
今見るとキャストも豪華で、父王はジェームズ・アール・ジョーンズ“卿”。チョイ役で、床屋の少年客にキューバ・グッティングJr.(台詞ナシ)、強盗にサミュエル・L・ジャクソン。あの頃、まだまだ駆け出しだった。
とある慈善イベントの集会で、遂に理想の女性を見つける。
リサ。子供たちへの慈善活動に熱心なその女性にすっかり魅了。
普段は父親が経営するバーガーショップの事務をしており、オープンな性格の聡明でしっかり者。
お近付きになる為に、バーガーショップで(生まれて初めての)仕事をするのだが…
父親は貧乏人には高慢で、金持ちにはニコニコの困ったちゃん。経営する“マクドゥーウェル”は店名もロゴも明らかにパ○りなのに、全く別を貫き通す図々しさ。
リサにはダリルという恋人がいて、父親は金持ちの息子である彼と結婚させたがってる。ちなみにこの父娘の前では好青年気取ってるけど、実際の性格は小市民を小馬鹿にするヤな野郎。
アフリカから来た留学生と偽ってるアキームだが、本当はブッ飛ぶくらいのリッチ王子様。同じ金持ちでもダリルとは性格は真逆。心優しく、実直。
リサは父親が勝手に決めた結婚話にうんざり。…って、アレ、誰かに似てる?
リサにぞっこんのアキームだが、リサも誠実なアキームに徐々に惹かれていくのは自然な流れ。
遥々地球の反対側まで来て、巡り出会った理想の…いや、運命の女性。真剣な恋。
ところが、そんな時セミがやらかしちゃって…。
父王とそのご一行様がやって来る。
滞在費に困ったセミが金を工面して貰おうと電報送ったら…って、そりゃすぐ居場所分かるよ。
ドアを開けたら王様たちが居て、「ア~~~ッ!!」と絶叫するセミが個人的に本作一番の爆笑シーン。
時々迷惑かけ、喧嘩もするけど、憎めないヤツなんだよね。
いよいよ正体がバレる。
貧乏なアフリカ人留学生に非ず。アフリカのとある国の、とんでもねー!正真正銘の王子様だった…!
途端に手のひら返しのリサの父親。あんなに気に入ってたダリルをあっさり切り捨て。(この時のダリルがさすがに可哀想…)
調子のいい親父だが、父王がリサを傷付ける事を言い、父親らしさを見せる。我が子の事を本当に思う点では、父王より父親らしい。
息子は単なるお遊びと告げられ、ショックを受けるリサ。
母上の背中押しで後を追うアキーム。
地下鉄にて言い合い。
嘘を付かれていた事、自分は単なるお遊び…怒り心頭のリサ。
アキームは真剣な恋である事を告げ、王位を捨てる覚悟も。
が…
リッチな王子様とバーガーショップの娘なんて上手く行きっこない。
愛し合ってはいるのに、“身分違い”がネックになって…。
身を引くリサ。
父王も息子の事で頭を悩ませていた。
王妃様がナイス助言。
王妃様、本当に頭が下がります…。
国に帰って、アキームの結婚式。
その相手は…!
ご都合主義や予定調和ストーリー。
ラストシーンのリサの「私の為にこれ(王位)を捨てるつもりだったの?」と、実は結構ちゃっかりしてる。
でも、それらが気にならないくらいの、楽しさ面白さ、ハートフルやハッピー満点の現代のおとぎ話。
その中にあってしっかりと、コミカルな風刺を交え、自分自身のアイデンティティーを教えてくれる。
久し振りに見てもやっぱり面白い!
実は、エディの80年代の出演作品の中でも『ビバリーヒルズ・コップ』よりお気に入り。
だから、30年以上の時を経て、続編が作られた事にワクワク!
さ~て、ばっちりおさらい再見したし、続編見ようかね♪
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