劇場公開日 1959年9月26日

「意外と健全で単純」北北西に進路を取れ Cape Godさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0意外と健全で単純

2014年1月26日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル、TV地上波

単純

興奮

総合60点 ( ストーリー:60点|キャスト:60点|演出:60点|ビジュアル:60点|音楽:65点 )

 国際的な情報戦に巻き込まれた一般人の行動というか活躍を描く。

 同じような現代の映画に比べて案外平和というかのんびりしていて、これだけのことがあったのに主人公はたいして深刻さもみせず飄々と普段通りに振る舞う。もちろん怖いお兄さん方に追いかけられて命の危険もあったりもするのだが、昔の映画ならではの緩い演出というか緊迫感が少ないというか、非情な犯罪現場というよりは健全な雰囲気がある。
 物語の流れも結末もありきたりだし、衆人環視の中で人が殺されても犯人とみられる人物は簡単に現場から逃げられたりして、大まかにあっさりと物語は進んでいく。だから結末も簡単に想像がつく。

 制作された時代では良かったのかもしれないし、大昔に観たときはもう少し面白いと思っていた記憶があるが、現代の水準からみれば平凡かそれ未満。

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Cape God