劇場公開日 1959年9月26日

「ただの男前広告屋おじさん、スパイに間違われてしまう。」北北西に進路を取れ ezioさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0ただの男前広告屋おじさん、スパイに間違われてしまう。

2025年8月9日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

楽しい

興奮

かなり前に『サイコ』を観て以来久しく観ていなかったヒッチコック作品だが、本作は入門にオススメと感じた。
Blu-rayで観たがビジュアルの美しさはもちろん、ケンドール役のエヴァ・マリー・セイントの美しさにはストーリーが頭に入ってこないほどで素晴らしい。
巻き込まれ系映画とはいえ、かなり気の毒でシリアスな話だが程よく織り交ぜてくるユーモアのある台詞回しには飽きない。65年前の映画ということに改めて驚かされた。
平凡な広告屋、とはいえ男前で高収入高身長なケリー・グラントにはそんなに嫌味な感じもなく、トホホな哀愁も感じさせるため感情移入できるし「モテる男はかくあるべき」と思い知らされる。
スパイアクションではあるものの一般人なので過失なものを除けばほぼ人は殺さないし、暴力もしない。ピンチを機転で打開して行く様は見ていて気持ちが良い。

ezio
PR U-NEXTで本編を観る