ボーイズ'ン・ザ・フッドのレビュー・感想・評価
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テレビの報道番組では・・
こういうのをやってないのかな? 非常にやるせない映画だった こういうものはテレビで日常的に報道して行くのが一番いいんじゃないかな。 なんで映画館で厳しい 悲しい現実を見せられなきゃいけないのか・・ ただ これはテレビで表現できないことを表現したかったのかもしれない。 皆さんはフィリピン人 や ベトナム人と一緒に働いたこともあるだろうか ?私が住んでるのは愛知県中央。全国屈指の外国人労働者が多い地域だ。ある集会でいろんな会社の人が集まって東南アジア人の話が出た。そこでみんなが言ってたことがある。 彼らは 単純作業が得意だ と。単純な 組み立て作業などを指示すると何時間でも何日間でも黙々とその作業を続けるという。 そして出来栄え も とても良いと。日本人にそれをさせると2、3日でやめてしまう。とか、集中力を失って休み休みになってしまうとか下手するとその日のうちにギブアップしてしまうという。これは 国民性とか 民族性の問題であって 教育とか訓練の問題では全くない。日本とフィリピンやベトナムなんて大して離れてないような気もするのだが・・人間というものはそんなにも違うものかと 驚いた。ヨーロッパとアフリカ もさして離れてないように見えるが・・・ 狼の死因のナンバーワンは隣の群との争い。 人間も人口密度の比較的高いジャングルの中では・・・
真水みたような黒人映画
クロマティ主演の黒人版青春映画的な始まりから黒人社会の実態を淡々と描く作品です。 映像の印象は「ムーンライト」の陰鬱と「ドゥザライトシング」の派手さのちょうど中間ですので、換言すれば毒にも薬にもならない真水です。 監督と脚本でオスカー候補になったので佳作なんでしょうが、最後に少し展開があるものの全体的に、よく言えば淡々、悪く言えば退屈な作品です。
相手にされない街や人の姿を見た気がする
黒人として生まれたがために、嫌でも苦しみを背負うことになった姿を描いた話し...と前半は思ったのですが、青年になってからは軽い男女のナンパ話しで青春映画のような路線になり、しばらくは黒人問題から脱線します(苦笑) 途中「売春婦で一番多いのはカトリック」なんて言ってたな。そうなんですかね。 あと、お父さん(ローレンス・フィッシュバーン)はいいこと言ってます。ウォール街には黒人の姿がない、何故か?銃やドラッグの誘惑・魔力を使って不要な黒人どもを自滅させるため上手く仕組まれているのだと...なるほど、今の日本で言えば「勝ち組」とか「底辺」て言いますが、何かメッセージ性を感じました。また、友達への復讐を阻止しようとする時も、このお父さんは立派でした。 愛情が素晴らしい! ただ、キューバグッディングjr のこの頃の演技は、少し固いですね。 相手にされない街(人)に対して重みある映画でした。格差はズルいな。 余韻に浸りたかったのに、映画が終わって即ラップ・ミュージックのテロップが始まったのは少々コケてしまったけど(苦笑)
暴力の連鎖
時代が違うので、話しの流れが分からないことは多かったが 実際に起きていることなのだろう 女性とすれ違えばナンパ、タムロ、薬の売人、ムカつく警察、差別 復讐すれば、また復讐されることは分かっていたのだろう それでもやる。 難しい世界だとは思うけど、やはり教育が世界をよりよくしていくのかなと思った。
子どもたち、弟妹たちを守り導く熱い想い
大人、親世代にも、子ども、若者世代にも、それぞれに多くの学びがあると思う。 黒人男性の21人に1人は殺されている という文字が全てを語る。 母親はどんな目にあって欲しくないか、どんなふうになって欲しくないかをため息混じりに息子に語り 父親はもっと具体的に強く絶望的に希望とチャンスにかけて21人のうちの20人になれるよう息子に生きる術、知っていることを全て教えようとする。 どんなに気をつけていても避けられない事態、その遭遇確率の高さを思うとやりきれない。
暴力は暴力を生むだけ…
内容を忘れる程昔に観た作品(笑)。 凄く久し振りに観たけど、ローレンス・フィッシュバーン演じる主人公の父親の言葉が、胸に突き刺さった。 黒人が受ける不当な扱いや、そう生きざるを得ない環境… そんな中で、父の教えに従い 懸命に(真っ当に)生きようと努力する息子。 訴え掛けるものが多く、社会派の作品として 物凄く考えさせられる重いテーマを担った作品だと思う。
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