「どこか一つでも黒澤明へのリスペクトを見せて欲しかったものだ」暴走機関車 あき240さんの映画レビュー(感想・評価)
どこか一つでも黒澤明へのリスペクトを見せて欲しかったものだ
つまらない
タイトルロールで黒澤明原案と誇らしげにでる
しかし、こんなことでは名前を使われる方が迷惑だろう
テレビスペシャルの程度の作品だ
配役も、俳優も、演技も、脚本、演出も、編集も、撮影も、音楽も、何もかも良いところがない
どこか一つでも黒澤明へのリスペクトを見せて欲しかったものだ
何一つ感じられない
黒澤明監督が、米国で本作をもし本当に撮れていたならどんな作品になっていたろうか?
それをあれこれ空想してみる
そんな楽しみ方しかない
がっかりだ
黒澤明原案とあるが、どちらかといえば1975年佐藤純弥監督の「新幹線大爆破」から由来のシーンが多いように感じる
コンピューター列車指令板での列車の状況説明、人命を犠牲にする指令は上司にさせず自ら下す指令員などはそのものだろう
口直しに、ジョン・フランケンハイマー監督の1964年の作品「大列車作戦」をご覧になられることをお勧めします
暴走機関車とはこれだという映画です
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