「夢破れた夢追い人の新天地への冒険記」冒険者たち(1967) Cape Godさんの映画レビュー(感想・評価)
夢破れた夢追い人の新天地への冒険記
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総合80点 ( ストーリー:80点|キャスト:75点|演出:70点|ビジュアル:70点|音楽:70点 )
自動車エンジン開発と曲芸飛行という、夢を追う二人の男同士の友人の間に芸術での成功を夢見る若い美女が加わる。三人の微妙な関係が始まり、三人の夢がそれぞれ敗れたときに新天地を求めて新しい運命が動き始める。その恋の行方と一緒に宝探しの結末をはらはらしながらも爽やかに観ることが出来た。アラン・ドロン作品でこのような若さの躍動する作品があるのを知らなかったが、いい意味での驚きだった。この儚く沈んでいく前半部分だけの話で二時間の作品にしてもいいくらいの上出来な内容でした。
後半はいかにもフィルム・ノワールなフランス映画らしい展開になっていくが、それはそれでいい。フランスの田舎の独特な風景を使って、生き残った男たちの刹那的な雰囲気を出してくれていた。
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