「1937年とは思えない美しいカットが続く。」望郷(1937) neonrgさんの映画レビュー(感想・評価)
1937年とは思えない美しいカットが続く。
ジャン・ギャバンがカスバの街から走って出ようとするシーンは色がついて見えるほど。
前半のアラビックな音楽も素晴らしい。
カスバの迷宮のような街で皆に愛されて暮らしているようだが、実は街を出ると捕まってしまうため、出るに出られないでいる。
パリへの帰還を夢見るが、叶わず絶望のラストは圧巻。
原題はPépé le Moko ペペ=ル=モコ(主人公の名前)だが『望郷』とした日本語タイトルも秀逸。
95点
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