「ネズミーランド」ベン kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
ネズミーランド
『ウイラード』(1971)の続編。前作とは打って変わって号泣パニック映画となっていた。とにかく少年ダニーが可愛いし、病弱にもかかわらずピアノを弾いてベンのための曲を作るし、ハーモニカでベートーベンの「月光」まで吹いてしまう天才少年。一人マリオネットショーの舞台を作り、ネズミを踊らせるシーンでは『サウンド・オブ・ミュージック』さえ思わせるのだ。ガバっと胸元を開いて心臓手術の痕を見せるところでは涙腺が緩んでしまいます。
そんなダニーには父親は亡くなったけど、優しい姉さんイブ(メレディス・バクスター)がいる。二人とも家に閉じこもりがちなのだが、終盤の姉弟愛には思わず胸が熱くなる。さらに最後のシーンでは大粒の涙が零れ落ちるハズ。マイケル・ジャクソンが亡くなった今では涙の量も倍増です。
下水溝に巣を作っていたベンをリーダーとするネズミたち。そんな汚いところにも平気で入っていくダニーやイブも純粋さいっぱいだが、大人たちは容赦しない。火炎放射器、水攻めと、人がいてもおかまいなし。作られた年代もベトナム戦争時代だし、どことなくベトコンを殺しまくるアメリカ人をイメージすることができる。ナパーム弾でもぶち込めば完全な反戦映画として称えられたかもしれません。
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LaLaさんのコメント
2022年10月24日
kossyさん
ご覧になられていたのですね。
ネズミ―ランド・・タイトル凄いです(*'▽')
少年ダニー 可愛かったですよね。
マイケルの歌声にも感動したものです。