ベルベット・ゴールドマインのレビュー・感想・評価
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目と耳で楽しむ映画
よすぎ
10代の頃にアーサーが自分を発見する手がかりとなった音楽があって、それが何故か今では世の中から無くなってしまったし、自分も忘れようとして生きてきた、みたいなところで昔のことを思い出して解決する感じがとてもいい。その思い出はアーティストの関係者達の回想を軸に、ただのファンだったアーサーの思い出と融合して展開する。それを目にする映画の観客の自分も、それが自分の記憶かのように自分の中にイメージとして蓄積していって、深くのめり込んでしまう。すごく面白い体験だった。
デビッド・ボウイ云々というのは確かに重要だけど、それを知らない人が見ても楽しめる映画だと思う。音楽じゃなくても、思春期をふり返る郷愁に共感できると思う。というか、思春期に高まりがちな想像力みたいな、誰にも言えないけど日記に書いて自分で大事にしていたようなイメージや気持ちを、今でも大事にするのって大事だよな、と思わされました。
グラムロック
「市民ケーン」を模した話術で語られるロックミュージック賛美の伝説映画
もっと、グラマラスにもっと、スキャンダラスに70'sロンドン、世界を変えられると思っていた。
ボウイが楽曲提供を拒否
stay gold
ロックンロールの真似事
E・マクレガーがまんま"The Stooges"の曲を歌っているのはウケた。
ボウイ&イギーってな感じでコレがノンフィクションだったらロマンティックで素敵だが全てがマガイモノな雰囲気でPV的な場面もダサいとは言わないがパチモン感が大部分を占めちゃってる。
D・ボウイで"ジギー・スターダスト"でロックンロールの自殺者でボウイはI・ポップのプロデュースもしていたしネ。
今やオスカー俳優のC・ベイルも芋臭くてダサさ全開で田舎モン丸出し。
「トレインスポッティング」で一世を風靡してのコレだったからE・マクレガーは格好良かったが今やフォースの住人な訳で。
「ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ」か「ジギー・スターダスト」観てれば良し。
意味がわからん、その魅力
はっきり言って理解不能。
最後まで何が言いたいのか何をやりたいのか「理解」することはできなかった。
ただ「理解」を求める映画でもなさそうだし、その点においては徹底されていて一瞬の輝きを映し出すことだけに注力されている。
この手のアーティスト映画にありがちないかにも借り物的な役者によるステージ、を飛び越えてちゃんとロックを内包した映画。
まあグラムロックといいながらも、グランジを通過した匂いは色濃い。ユアンマクレガーは完全にカートコバーン。
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