「あの日」ペパーミント・キャンディー ミカさんの映画レビュー(感想・評価)
あの日
クリックして本文を読む
国家権力の手先として、少女を殺してしまったあの日。あの日に帰れば、まともに人生をやり直せる。光州事件で権力の犠牲になったのは、銃を向けられた側だけではなく銃を向けたヨンホ達もです。これは、日本人でもアメリカ人でも戦争に行った人なら必ずPTSD、自暴自棄になった構図と同じです。つまり、圧政も戦争も権力以外の人間には必ず強い傷が残るのです。
盧武鉉や文在寅がこの民主化側で闘っていたことも凄いことですよね。やはり、時代は必ず変わる。盧武鉉がイ・チャンドンを文化観光部長官にしたから、世界で勝負できる気骨ある映画が沢山出てきているのだと今更ながら思いました。パラサイトもそうでしょう。映画をはじめとする様々な文化が素晴らしいのは、今を生きている人も故人の影響を受けて次世代に受け継がれるところなんですよね。
コメントする
sow_miyaさんのコメント
2024年2月24日
>盧武鉉がイ・チャンドンを文化観光部長官にしたから、世界で勝負できる気骨ある映画が沢山出てきているのだと今更ながら思いました。
そうなんですね。とても腑に落ちました。