「狂気の監督は小豚ちゃん映画には向かなかった…」ベイブ 都会へ行く 近大さんの映画レビュー(感想・評価)
狂気の監督は小豚ちゃん映画には向かなかった…
思い出しレビュー38本目。
『ベイブ 都会へ行く』
『ベイブ』は自分の中で5本指に入るほど、大好きな作品である。
周囲にバカにされ、笑われ、偏見を持たれようとも、健気なその姿は周囲を動かし、自分の運命すら切り開く。
小豚の姿を借りた素晴らしい人生讃歌でもあった。
なので、続編は非常に楽しみにしていたのだが…。
牧場存続の為、ベイブは都会のイベントに出ようとするが、トラブルに巻き込まれる。
少なからず都会の動物たちとの交流、彼らもまたベイブの健気な姿に心動かされていく、人間に虐げられる都会の動物たちも描かれている。
が、ほとんど単なるドタバタ動物コメディに成り下がってしまった。
あんなに素晴らしかった『ベイブ』が…。
この時、監督のジョージ・ミラーには失望した。
巨匠も老いたか…。
しかしその後、あのスゲー傑作を撮ろうとは分からんもんである。
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