劇場公開日 1984年2月25日

「【ジャッキー・チェン、サモ・ハン・キンポー、ユン・ピョウのゴールデントライアングルカンフー映画。俳優達が身体を張って何度もアクションに臨むシーンを見ると、敬服せざるを得ない作品でもある。】」プロジェクトA NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5【ジャッキー・チェン、サモ・ハン・キンポー、ユン・ピョウのゴールデントライアングルカンフー映画。俳優達が身体を張って何度もアクションに臨むシーンを見ると、敬服せざるを得ない作品でもある。】

2022年1月31日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD、TV地上波、VOD

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 - 従来のカンフー映画を洗練した形にし、大ヒットに結び付けた、レイモンド・チョウの手腕。
   時計台からの落下や自転車チェイスなど、ジャッキー・チェン、サモ・ハン・キンポー、ユン・ピョウと言う、当時の三大スターの、渾身のスタントがめじろ押しの作品。
   特に、ジャッキー・チェンの時計台落下の命懸けのアクションには、度肝を抜かれた作品。
   爆薬の量も”大丈夫かい?”と思う程の迫力である。ー

◆感想

 ・今作で常に語られるのは、ジャッキ―・チェンの時計台からの落下アクションであるが、(今、観ても凄い。)コミカル要素を基調にした破綻なき、ストーリー展開が今作の面白さを支えている。

 ・海上警察のリーダーである、ドラゴン(ジャッキ―・チェン)と陸上警察のリーダーであるジャガー(ユン・ピョウ)-役名と本名の関係性、ソノママジャナイ!-との、確執を越えて、英国人を人質にした海賊との対決シーン。

 ・そこに、泥棒であるフェイ(サモ・ハン・キンポー)が加わる事で、今作の面白さは倍加する。

<40歳以上の、カンフー映画好きであれば、殆どの方が数回は鑑賞されたと思う作品であるので、細かくは書かないが、今作「プロジェクトA」は、香港カンフー映画を(当時)国際的に、認知させヒットを記録した記念碑的作品である。
 エンドロールで流れるNG集でも描かれているが、俳優さん達が、身体を張って(ジャッキー・チェンの場合、正に命懸けである。)何度も何度もアクションに臨むシーンを見ると、敬服せざるを得ない作品なのである。>

NOBU