劇場公開日 1984年2月25日

「最高傑作(≧▽≦) 私の目覚まし映画・テーマソング。」プロジェクトA とみいじょんさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0最高傑作(≧▽≦) 私の目覚まし映画・テーマソング。

2020年5月3日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

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「あきらめなければ方法は見つかるはず」
 最強の海賊相手に、ないない尽くしの海賊討伐。
 ドラゴン・大口達と、ジャガー・チー司令官と、フェイと、悪人の掛け合いで、話がどこへ行っちゃうのかと心配しつつも、最後の着地は王道の勧善懲悪物語。
 とにかく、ラスボスが、ああいう形で決着つけるほど、とにかく強い、ほとんど怪獣退治レベルに見えてきて…。(怪獣なら何やってもいいわけじゃないけれど)

落ち込んだ時に、よっしゃぁと立ち上がる時に、心の中を駆け巡るのはこのテーマソング。
 『ミッションインポッシブル』のテーマも心を駆け巡るけど、『MI』は緊急事態発生!!頑張れ自分!!!って感じだけど、『プロジェクトA』のテーマは、さあやるぞって感じかな?

コントのようなアクション・かけあい。その間合いの取り方。すべてが素晴らしい。
 有名な時計塔からの落下はもちろん、それ以外のアクションだって、一歩間違えれば死ぬか、寝たきりになってしまってもおかしくないようなアクションが続く。
 私には斬新だった自転車でのアクションにも目を奪われる。
 だのに、どの場面もガハハハッと大笑い。
 ラスボスは、ラスボスとはこうでなくちゃというほど、威厳があり、強い。
なのに、その彼でさえ、会話の中に取り込まれてコメディタッチを出してくる。
なんて脚本・演出。

当時盗作天国だった香港で、「A計画(プロジェクトA)」と暗号で呼ばれて制作されていた作品。その暗号がそのまま映画の題名になっちゃった映画。
そんな映画なので、現場でアイディア出しながら作っていったと聞く。
それなのに、このテンポ。このまとまり!この息の合わせ方!!!音楽の使い方も、今やったらべたなんだけれど、この映画ではウキウキさせてくれる。

ジャッキー氏の童顔+セーラー服。
ユン・ピョウ氏のニキビ面。
サモ・ハン・キンポー氏の身のこなし。
ディック・ウェイ氏の怪鳥のようなファイト(ジャッキー氏等がウェイ氏の胸を借りているよう)。
そんなところもツボです。

(初見は1984年3月映画館にて)

とみいじょん