「243-35」ブレックファスト・クラブ もやしさんの映画レビュー(感想・評価)
243-35
一度軽く見ただけではわからない伏線の多さ。これはスルメ映画ですね。
交わるはずのない5人が休日補講の8時間で本気でぶつかり合い、お互いのアイデンティティを揺るがし、理解し、また普通の月曜日に戻っていく。これは彼らにとっては非日常。分かり合うというのは痛みを伴うんです。
自分とはなんなのか考え、本気で友達とぶつかりたくなる作品でした。
登場人物が少ないので混乱することが無いという点、登場人物の視線で誰に話しかけているかなどが分かるようになっている点、ワンシーンワンシーンの何気ない仕草や描写に深い意味がある点など素晴らしい。何度も見たくなる。
(映像3 脚本5 演出5 音楽5 配役5)×4=92
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