「大変です~!そっくりさんじゃないんですよ」ブルース・ブラザース きりんさんの映画レビュー(感想・評価)
大変です~!そっくりさんじゃないんですよ
ファンク爆発♪♪
でも40年前って、
ダンスが雑なので(笑)
昔は群舞もこんな作りで許されていたのだろうかと、目を丸くして観てしまう。
カーチェイスも乱雑なので(驚)
これまた昔はこんな作りでOKだったのかなーと、目を疑って観てしまう。
でも、
黒いグラサンの兄弟が一体全体何をしているのかと、ふと我にかえってみれば・・
ジェイクとエルウッド兄弟がノリノリでやり遂げたのは ただ一点
「お仕置きをかましてくれたシスターを助けて、彼らが育ったふるさと=孤児院を守ること」。
始終クールな表情で、兄弟は刑務所にUターン・直行するために、このわずかな数日を費やす。
ああ、ムネアツ・・
メンバーを集める“FLASH MOB”も、元バンドのメンバーそれぞれは、兄弟の意向(資金作り)は何も知らずに、ブルースへのたぎる血を抑えられずに、一人一人が戻ってくる。
DVDの特典インタビューを見れば、この作品が「なんとかしてブルースをこの世に残したい」という熱望だけで制作されたんだと判ります。
孤児院、魂のふるさと、シカゴ、ブルース。これらを愛してやまないみんなの、これはフェス=お祭りだったのですね。
洗練された一糸乱れぬ昨今のダンスパフォーマンスも良いけれど、バラバラに個々の中から沸き上がるダンスとシャウトの噴出も、これまたイイもんだなー♪とDVD2度見で思いましたね。
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NYでのこと、
僕は渋滞で止まったバスの窓からふと横の細路を見たら、小さなラジオ店のスピーカーの前で、歩道で一人のおばちゃんが大きな腰を揺らしてゆっくり踊っていました。
昼下がりの誰もいない狭い歩道です。
あれですよね、歌いたいから歌い、踊りたいから踊る。
「ええじゃないか」です。
初めて観ました。
愛すべき映画、最高です。
きりんさん、コメントありがとうございます。
最近、アレサ・フランクリンの「Think!」をカバーした曲がCMでも流れ、やっぱりいい曲だったんだと気づきました。
内容は音楽映画、ミュージカルの基本でもありますよね~