「クールでイケてて盛り上がれるアメリカン・ムービー・エンターテイメントの真骨頂♪」ブルース・ブラザース マツマルさんの映画レビュー(感想・評価)
クールでイケてて盛り上がれるアメリカン・ムービー・エンターテイメントの真骨頂♪
過去の名作が劇場で観れると言うのは見逃した作品が再び劇場で観れる幸せがありますが、この作品も過去に何度かテレビ放送で見ていても劇場での観賞は未観。まぁ今から39年前ですからねw
劇場上映をやっているのを知り、観賞しました。
で、感想はと言うと、良い!楽しい!最高!!
観る前からある程度の思い出補正でハードルは上がってましたが期待を全然裏切ってない。
あ~面白かった♪
とにかく、オープニングから最高。
刑務所から出所するジェイクとそれを迎えるエルウッドがメチャクチャ格好いい!
黒いスーツ、黒いネクタイ、白のシャツ、黒のソフト帽、そしてサングラスが超クールでイケてる。日本人ならなかなかこうはいかない。ヘタしたら葬式帰りに思われるw
コメディでミュージカル、そしてアクションといろんなモノがてんこ盛りでストーリーはハチャメチャな感じですが、"細かい事は言いっこ無しだぜ、ベイビー!"と2人に言われそうなぐらいのアメリカンムービーらしさが気持ちいい♪
でも、根底に流れるのは自分達が育った孤児院を助けたい愛情。この辺りがコメディでありながら、いろんな優しさを感じるんですよね。
クライマックスに近づくにつれ、パトカーに追いかけられる数がハンパなくなっていくが、カーアクションが物凄い。"ちょっとやり過ぎか?"と思うぐらいですが、ガンガンいくところが良い。
何度も耳にしている名曲がこれでもか!流れるととにかく足踏みしたくなる♪
あと、2人のライブのシーンはやっぱり最高。
パレスホテルの5,000人ライブは2曲だけなのは勿体ないぐらい。でもそれが引きになってラストの「監獄ロック」で盛り上がるんですよね。文句無しに最高!いや~改めてサントラ欲しいわぁ~。
いろんな俳優・ミュージシャンが登場しているのも楽しいが個人的に改めて"ウワッ!"となったのは、ゲスト出演のスティーヴン・スピルバーグと謎の女役のキャリー・フィッシャー。
「スター・ウォーズ」のレイア姫として永遠のヒロインがこんな楽しい作品で観れるとは。火炎放射器やロケットランチャーをブッ放す姿が素敵♪
やっぱり、ジェイクとエルウッドのこの2人が最高に良いんですよね。
ジェイク役のジョン・ベルーシはこの作品の1年後に亡くなってますが、ジェイク = ジョン・ベルーシ。エルウッド = ダン・エイクロイドの2人のコンビでしか考えられないくらいのベストマッチ。
現在ではテレビ放送が出来ない描写もあって、DVDやネットでしか観賞出来ませんし、古い映画なので雑の部分もあると言えばありますが、この作品はノッたモノ勝ちかなと。
もし未観賞の方は機会があれば劇場で観て欲しいなぁ。
アメリカン・ムービー・エンターテイメントの真骨頂が堪能出来ますよ♪