フルークのレビュー・感想・評価
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犬が前世の事を思い出しても辛いだけ
交通事故で亡くなった男性が子犬になって蘇ったが売れ残り処分されようとしていたところ逃げ出した。子犬は路上生活者の女性のところへ行きまぐれ当たりのフルークと名付けられた。 まあ基本、動物映画は罪が無いね。犬が前世の事を思い出しても辛いだけだよね。
アカデミー主ワン賞をあげたい
輪廻転生はインド発祥、仏教的概念かと思っていたが近代では世界に広まっているようですね。「僕のワンダフル・ライフ」など犬が別の犬に生まれ変わる映画は観ていたが人間が犬になる映画は初めて観ました。サスペンス調で始まりましたが終盤に真相が明かされます。 奥さんの心変わりをみるのが辛いのかと思ったら、再出発の邪魔をしないよう身を引くなんて犬にしてはすごい思いやり。淋しくなるなと落ち込んでいたらリスに転生したランボーとの再会で和みました。映画の殆どはワンちゃんのシーン、それが俳優顔負けの名演技、デーブ・ニールソンさんのVFXの効果もあるのでしょうが表情の素晴らしさには舌を巻きました、フルーク役のバディちゃん(ゴールデンリトリーバー)にはアカデミー主演賞をあげたいくらいです。
ランボー
人間が犬に生まれ変わるといえば、豊川悦司主演の『ドッグスター』を思い出してしまうが、それよりも以前に作られてたんだなぁ。
先輩犬ランボーと一緒に行動するようになったとき、ロン・パールマンに尻尾を踏まれた(笑)思わず噛んでしまったフルーク。度々妻や息子の映像がよぎっていたのだが、そのとき、自分を死に追いやった経営パートナーのジェフ(ストルツ)の看板を見て人間だったことを思い出す。そして電話番号までも思い出し、かけてしまったのだが、所詮犬だし・・・くぅぅん・・・
ランボーは死んでしまったが、なんとか家族の下に辿り着いて、飼い犬として一緒に住むことになったフルーク。なんとかして自分が父親のトムであることを伝えたいのに、なかなか上手くいかない。そんなところへジェフがやってきたので思わず噛みついてしまうフルーク。危険な犬として追い出されてしまうが、息子のブライアンは愛犬を追いかける・・・高熱を出しながら。
復讐劇なのか?と思っていたら、意外にも交通事故は自分のせいだったことを思い出してしまう。ジェフは本当の親友だったのだ・・・
最後には墓の前に立って妻も気づいたようだったが、あっさり身を引くフルーク。命の尊さを学び、それを伝えていくのが天命だと知ったのだ。ううむ、よくわからん。リーインカーネーションの面白さもあったが、このどんでん返しを素直に受け入れるためにはジェフをもっとよく描いてくれないと・・・
切ない幸福!
家族愛をファンタジックに描いた作品で、子犬が可愛い! 後半は、サスペンスも入りハラハラさせてくれます。 葬式や法事などで見かける虫は、”故人の入れ代わりだから殺すな”と 言われ半信半疑でしたがこの映画を観て、もしかしたら・・・ なんて気になりました。
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