劇場公開日 2022年4月15日

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「リマスター版であることを考えても高評価」フラッシュダンス yukispicaさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0リマスター版であることを考えても高評価

2022年4月21日
PCから投稿

今年111本目(合計385本目/今月(2022年4月度)21本目)。

今回、4Kリマスター版ということで放映されて見に行ったのですが、最低限4Kに対応しましたという感じ以外、特に目新しい部分は存在せず。確か3月だったか「フォレストガンプ 一期一会」もそうだった(こっちも4Kリマスター版扱いの新規放映)のですが、こちらよりもさらに「4Kリマスターの意味ってあるの?」というような状況です。

実はアマゾンプライムなどでは1900円(私はお体が不自由な方になるので、1000円ですが…)ではなく300円くらいでレンタルできる状態で、その意味であれこれ書くと、映画館以外にも関係してくるので(映画館ではなく、VODで気軽に見たいという方にとっても、ネタバレになりうる)、ストーリーについては他の方のものを参考にしてください。

個人的には4Kリマスターで、1000円や1200円(いわゆるレディース割やシニア割等)でも、よほど映画館が好き、映画館の大きなスクリーンで観たいという方でなければ、VODですませてもいいんじゃないか…と思います(特に入場者特典もありませんでした。パンフなどの販売もなし)。

ただ、この映画自体は「元の封切り」のとき(1983年)は日本中でものすごく人気があったようで(実家情報)、なぜかしら最近4Kリマスター放映が増えて新規作品が少ないなか(そういう事情があるので、梅田ブルクでは新作がなくなり、ヴァイオレット~を1週間放映するとかという珍妙なスケジュールになってる)、そういう「過去の名作の再提供」という意味はあったのではないか…と思います。

字幕などに関しても、基本的に4Kリマスター版であることから、元にないセリフを勝手に足したり引いたりもできないし、1983年と今とでは人権感覚なども違うところ、2021~22年の今日でも、特に不愉快にさせるような字幕・セリフはありませでした。もっとも、上述通り、「正規の1900円出してまで見に行くか?」という論点はありますが…。

ただ、それを言い始めると「4Kリマスター復刻版」の類は全部減点しなきゃいけないので(最低限のフィルムの修正はできても、あることないこと勝手に足したりできない)、そこは減点対象からははずしていますし、映画「そのもの」としても大きな傷はないと思うので満点にしています。

日本でもこのころ(1980年ごろ)からできたダンスブームを大きく拡大させたとされる本作品も内容も納得です。短い映画ですし(100分ほど)、さくっと観るにはお勧めかなという印象です。

yukispica