「☆ダンス☆ダンス☆ダンス☆」フラッシュダンス とみいじょんさんの映画レビュー(感想・評価)
☆ダンス☆ダンス☆ダンス☆
久しぶりに再鑑賞。
こんなに、エロおやじ目線の映画だったっけ?
ダンスを見に来ているんだか、ボディを見に来ているんだかわからないような客の前で繰り広げられるダンス。
踊りながら着ている衣装を次々に脱ぎ捨てて、水着なんだか、ランジェリーなんだか、光線の具合ではっきりしないお召し物を身に着けて踊りまくるダンサーたち。
途中、別の店のトップレスの女性たちも出てくるし。18歳の娘がこんななかで働くのかと唖然。
否、ショータイムのダンスだけじゃない。家で踊る場面でも、なんでその部位だけ執拗に見せるかなあという場面もある。
レストランの場面も…。男がやってほしいこと?
そんな設定の中で、主人公の18歳のダンサーが年上の社長に見初められてと書くとシンデレラかって、感じだけれど、話の展開、テイストはまったく違う。
コメディアン志望の男が「こんな街で…」「ロスに行く」というような、場末のショーのはずなんだけれど、
次々に繰り広げられるダンスショーが素晴らしすぎて。ラスベガスか、ムーランルージュか。それだけでも見もの。正直、夢破れた、もしくは夢を叶えようとあがいている人々のたまり場に見えない。ここが頂点?のように見えてしまう。客の質もいいしね。
そして主人公のアレックスが格好いい。おじけづいたり迷いもするけれど自分の足で立とうとする。社長に媚びない。誘っているような、媚びた表情をするのだけれど、そこで外しますかと、依存してこない。ちょっとヒステリーチックなところもあるけれど。元妻への応戦とか、そうくるか!っていう感じ。18歳であんなことするかというところあるけれど、反対に若さゆえの大胆さなのかな。(いやいや、エロおやじの妄想)
どちらかというと社長の方が常識人で”良い人”。アレックスの挑発にどぎまぎする姿がかわいい。アレックスの飼い犬とのコンビも妙に様になる。社員が社長の恋を応援するのもわかる。
名セリフと名高いセリフは、流れからいってちょっと唐突だけれど、アレックスのまっすぐな目がそのセリフと呼応して印象に残る。
基本悪い人は出てこないし、主人公も自分の力に対して結果が出されるのを恐れたりするけれど、主人公は挫折しないし、挫折したような人々も、ダンスが素晴らしすぎて、客がいい人すぎて、挫折に見えない。
友達が「えっ?なぜに唐突にそこで働くかな?」と説明不足で、友情を示すいいシーンなんだけれど、もう少し丹念に描いて欲しかった。
物語に深みはない。
(水野晴夫さん押しのシーンも、吹き替え版だと、声優のセリフに重みがなくて、今一つ。字幕だといいのだけれどもね)
けれど、
アレックスの部屋を見て断捨離を決意したり、
紅葉+落ち葉の公園と彼と犬とポルシェの絵を額に入れて飾っておきたくなったり、
何より、
映画を通じて流れる楽曲は気分を高揚させてくれるし、
ショーやストリートで繰り広げられるダンスは一見の価値ありです。
(ハリウッド映画で、ストリートダンス・ブレイクダンスを初めて取り上げたのだそうですね)
(図書館の上映会にて再鑑賞)
LaLa様
コメントをありがとうございました。
これからもよろしくお願い申し上げます。
はい、私も夢を追いかける姿とダンスだけが記憶に残っていて…。
あんなふうには踊れませんが、体が動いてしまいます。
レビュー楽しみにしています。
初めまして?
「シェルブールの雨傘」へ共感をありがとうございました。
とみいじょんさん のお名前
みかずきさんや、猫たんさんのコメントで
見つけたりしていました。
私も、向こうのサイトで別名で
拙いレビューしていましたが
終了になるというので
早めに こちらへ引っ越しをして
どうぞ、宜しくお願い致します。
さて、この作品
懐かしいですよね。
音楽好きなので
公開当時は、劇場で何度も鑑賞しました。
ダンスシーンも迫力あって
夢を諦めずに頑張る姿が印象的でした。
確かに、露出度多めでしたね(^^)
「フェーム」はレビューしていますが
こちらは、まだで(^^ゞ
嬉しくなってコメントさせて頂きました。