フラッシュ・ゴードンのレビュー・感想・評価
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『フレッシュ・ゴードン Space Wars』を見ている。
『フレッシュ・ゴードン Space Wars』を見ている。エッチな映画だとずっと思っていた。
QUEENが歌を歌っているのにストーリーを思い出せなかったので見てみた。どうやら見たのはフレッシュ・ゴードンの方で、この映画は初見だった。
スペースオペラと言えば『宇宙英雄ペリー・ローダン』だ。アメリカンコミックでそれを真似たのがフラッシュゴードンだった。そして、フレッシュ・ゴードンは更にパロディーポルノ(?)の様である。しかし、QUEENの歌は兎も角、印象に残る映画だ。
風の谷のナウシカや天空の城ラピュタやカリオストロの城などの宮崎駿作品がリスペクトしていると思うし、アバターの世界はこの世界じゃない?なんて思った。
それは兎も角、悪役は78年にヒットしたボニーMの『怪僧ラスプーチン』がドンピシャ。
プーチン♥じゃないよ。
なんか惜しい、でも好きなやつ
ミンの帝国のモチーフはモンゴル帝国かな。そして地球の運命と多星人(?)の共存共栄への道を背負い、圧倒的強者のミンに挑む金髪マッチョのフラッシュ。
一歩間違えると劣化スターウォーズになりそうな所を、ダサさチープさとQUEENのテーマ曲が独特の世界観を造っている。
個人的には、フラッシュの絶妙なキャラをもっと活かしてほしかった。最初のアメフト式の戦い方なんかは良かっただけに悔やまれる。
シネマート新宿での夜の上映最終日
この映画のパロディ「フレッシュ・ゴードン」まで作られたという、怪作。まだマーベルもDCもいっしょくたに、アメコミというジャンルで括られていた頃だ。色彩もストーリーもアメコミそのもの。チープな内容に不釣り合いなクイーンのロック。カルトムービーとして生き残ったのも判る気がする。こういうのを4Kリマスターしちゃう資源と才能の無駄使いが嬉しい。
いっそ愛おしいほどのしょぼさ
その存在だけは「テッド」で知ってましたが、観る機会にはなかなか恵まれず、果たしてどんだけチープなんだろうとある意味ワクワクしながら鑑賞。
いや〜聞きしに勝る「ど」チープさ!
ある程度は狙ってチープにしてると思われますが、そんな意向を遥かに突き抜けてあらゆる要素が安っぽすぎ!
特撮がショボい、セットがチャチい、衣装がダサい、展開がゆるい、主人公が薄い、もう何もかもが徹底してへちょい!
そのゆるだるさに体が慣れきった終盤には、「あれ?これちょっとエモくない?」と思わされたりしましたが、間違いなく気のせいです。
一周回ってちょっと愛しくなっちゃいました。
カルトムービー恐るべし!
でもスコアとしてはまぁ…ね?
フラッシュ!アア~
Queen が音楽担当。聞き覚えのあるツギハギみたいなテーマ曲。
ひょうきん族のタケチャンマン並みの低予算映画でちょっと悲しくなります。
サム・J・ジョーンズにとってははラジー賞貰えたし、デッドでさんざんいじられているのでおいしい映画。
スターウォーズの元ネタ?というのには納得
まず主人公がまさかの銃で脅されてロケットに乗せられる。そこは王道の科学者に頼み込まれて正義の心に火がついて、とかじゃ無いんだ…。
そしていつ超人的な力を何かしらのアイテムによって得るのかと思いきや普通にそのままの能力、格好で戦う。
変身とか超人になるとかじゃ無いんだ…。
マーベル的なノリを予想していたがものの見事に外し続けた。
異星にはそれぞれ個性的な衣装を身につけた種族や小人がずらり。この絵面を見てルーカスが影響を受けスターウォーズを作ったというのは納得しました(ルーカスが観たのはさらに古い30年版?の方なので同じ感じかはわかりませんが)
スターウォーズの酒場に沢山の異星人が集っている雰囲気と似ています。
話の展開はお子様向けという感じですがビジュアル面やクイーンのテーマ曲が妙に耳や目に印象的に残り、カルト人気があるというのも納得です。
ゴードン・イズ・アラ~イブ! 徹頭徹尾バカだけど、誰も傷つけない愛すべきおバカ映画。
くっ、くっだらねえええ……(笑)
だれだよ、こんなひどい映画つくったの。
(もちろんディノ・デ・ラウレンティスだがw)
でも、最近仕事で心がすっげえ疲れてたんで、
なんか超ほっこりしたよ!!
どこか救われた、まである。
クイーン!! クイーン!! クイーン!!
やっぱ、この曲はあがるねえ。
主題歌自体は、人生を通じてそれこそ死ぬほど聴いてきたけど、
映画のほうはどうせ「おバカ映画」だろうってことで、未見のまま放置。
きっとこのまま観ないで一生を終えるんだろうな、と漠然と思っていたが、
まさかのリバイバル上映!!(なんでだよww)
いやあ、映画館でかかるなら、こりゃいっぺん行っとかないとだめでしょ。
ギュワワンギュワワンする電子音がどう響くのか。
音空間を3Dで飛びかう音や台詞が、映画館でもぐるぐる回るのか。
というわけで、映画が観たいというよりは、
ある種の「クイーン劇場体験」の一環として行ってきた。
いや、とことん脳たりんな映画すぎて、逆に愉しかったです。
あと、クイーンの主題歌にサンプリングされてる「台詞」が生で聴けたのにも、超燃えた。
「ホァット・ドゥー・ユー・ミーン? フラッシュ・ゴードン・イズ・アプローチング」
「ゴードン・イズ・アラ~イヴ」
うーん、マジ最高!
さっき『フラッシュ・ゴードン』は観たことがなかった、と書いたが、
実は遠い学生時代に、『フレッシュ・ゴードン』(76)というポルノを観たことがある。
もはや筋もへったくれも何も覚えていないが、「フレッシュ」というのは「肉体」のことで、チンポコ型ロケットに乗ってセックス光線を放ちながら乱交するような話だったかと。昔はそういうくだらないパロディ・ポルノが山ほどあったのだ。
よく覚えてるのでは、『ジェロニモ』のパロディで『ジ・エロニモ』ってのがあって、邦題考えたやつはマジ天才なんじゃないだろうかと、当時はその恐るべき才能に猛烈に嫉妬したものだ(ちなみに原題は『GERANALMO』!どっちにせよひどい)。僕のなかでは『亀甲マン』『過糞症の女』とならぶ、今も忘れられない名コピー・ポルノタイトルのひとつだ(中身はすっかり忘れたけど)。
なお勘違いしがちだが、製作年を見ればわかるとおり、『フレッシュ・ゴードン』はラウレンティス版より「先に」撮られた映画であり、パロディとしては30年代の旧映画版のほうが元ネタである。
この旧映画版の大ファンだったジョージ・ルーカスが、リメイクを志したものの版権をラウレンティスに抑えられていて断念、代わりにオリジナル作品として『スター・ウォーズ』(77)を作ったというのは有名な話。で『スター・ウォーズ』の大ヒットを見たラウレンティスが「すべての面でスター・ウォーズ以上の物を作れ」と大号令をかけてつくったのが本作『フラッシュ・ゴードン』(80)というわけだ。
で、いざラウレンティス版を観たら、たいしてポルノ版と内容変わんないのな(笑)。
とにかく、チープ。
ダサい特撮。しょぼいアクション。
悪い夢でも見てるような、適当な展開。
大根役者と怪優の珍演、あとはお色気。
でも、音楽とサイケデリックな色彩感覚だけは一級品だ。
てかこれ、70年代の感覚でいっても、「わざと」くだらない映画にしようと思ってつくってるでしょう。
出だしの「地球を襲う恐るべき災害」がダリオ・アルジェントの『サスペリア・テルザ最後の魔女』並みにショボいのとか、地球をターゲッティングする宇宙船の災害発生装置(英語で「地震」「隕石」「竜巻」みたいなボタンがついてる)の究極的ダサさとか、完全に「狙って」やってるとしか思えない。
要するに、これって「古くなったからダサくなった」のではなく、
80年の時点で、かなり狙って「おバカ映画」を目指してたってことだ。
『オースティン・パワーズ』とか『ピンク・パンサー』シリーズとか。
もともと「ゆるくて」「古いSFファンが笑ってくれそうな“あるある”で構成されてる」映画、それが『フラッシュ・ゴードン』なのでは?
『バーバレラ』(68)をさらに笑える感じにしたくらいの。
というか、このあいだ会社の近くのカレー屋でかかってた『スーパーマン』の1だか2だか4だかで、ジーン・ハックマンがビデオゲームみたいな装置でスーパーマンを攻撃するシーンが流れてて、あんまりにひどい特撮とひどい演技とひどい演出すぎてひっくり返ってしまったのだが、「80年代のSF映画って、もともとそういうバカなノリを志向してた」のでは?
でもまあ、おバカさ加減がどこまでが「狙ってて」どこからが「天然」なのか判然としないのは、ラウレンティス映画のちょっとおそろしいところだ。
とくに、どこからどう見てもIQの低いうすのろのポルノ男優にしか見えないブロンド&マッチョのフラッシュ・ゴードンが、敢えて狙ってこういう造形なのか、マジでカッコいいと思ってコイツを配役してるのかは微妙なところだ。まあ、中でフットボールの真似事やらされてるのとか観ても、ある種「アメリカン・カーストの最上位としてのフットボーラー(ブロンドヘア)」をおちょくったカリカチュアなのかな、とは思うんだけど。
怪人フー・マンチューか麿赤児かといった恰好で、悪の皇帝ミンを熱演してるマックス・フォン・シドーに関しては、よくもまあこんなアホな役しれっと受けたなってふつうに感心する。手抜きすることなく、バカをバカとして楽し気に演じ切っているのは立派だ。
僕にとってマックス・フォン・シドーは、最初に認識したのが『エクソシスト』(73)のメリン神父と『ペレ』(87)の老移民で、そのあとはもっぱら「ベルイマン映画の常連」として観てきたので、『ネバーセイ・ネバーアゲイン』や『コナン・ザ・グレート』みたいな娯楽映画でクセの強い役を引き受けているのをみると、逆に不思議な気分がする。
ティモシー・ダルトンも、ハン・ソロを猛烈にダサくしたような役を熱演していて、逆にふっきれてて楽しそう。『007リビング・デイライツ』(87)や『007消されたライセンツ』(89)を観たときは、この人ボンド役オファーされるくらいカッコいいかなあ??と疑問に思ったもんだけど、7年前だとふつうにイケメンだったんだな。
ヒロイン二人は、かなりの美人さん。エロコス七変化も含めて実によい。
うすのろフラッシュ・ゴードンとティモシー・ダルトンの円形闘技場バトルより、よほどメス猫二人のキャットファイト・アクションのほうがキレも迫力もあるってのは、いったいどういうことだ??(笑)
あと、「穴開け虫」で姫様拷問って何よ。エロネタだよね? エロネタ!!
うーむ、われらが『フレッシュ・ゴードン』のほうには出てきたのだろうか、穴開け虫? 記憶を保持できないわがポンコツ脳が憎い……。
それと、鷹人間(ホークマン)は飛行が強みの種族なのに、筋肉デブばっかりなのはちょっと笑う。とくに愚鈍そうなリーダーのヴァルタン公はクセが強くて味わい深い。
モンゴの兵との肉弾戦では、どうみてもホークマンのほうに損耗が激しいように見えるが、力押しで押し込んでいくあたり、直近のロシアの闘い方をちょっとほうふつさせる。
まあはっきりいって、映画としてはぶっちゃけろくでもない。
大筋に関しては予定調和、細部のストーリーラインはメチャクチャ、ファッションは珍妙、セットは俗悪、アクション指導は投げ槍……。
それでも、みんな楽しんでバカな映画作ってるのは、なんとなく伝わってくる。
マックス・フォン・シドーもティモシー・ダルトンも至極楽しそうだし、
女ジャーナリストもサディストツンデレ王女も、素人感は強いけど学芸会のクイーンのように輝いている。
結構血腥い、侵略と粛清、拷問と裏切り、戦闘と殺戮のドラマであるはずなのだが、漂ってくる雰囲気は総じて気楽で鷹揚、のんべんだらり、のほほんとしている。
春の陽気のなかでうたた寝をして見た壮大な夢のようだ。
そもそも、アメフト選手がそのまま手作り宇宙船で悪の異星人のところまで飛んでくとか、ノリの感覚としてはSFっていうより、ほぼ『ほら吹き男爵の冒険』みたいな「御伽噺」に近いものなんだよね(あれは「月」だけど)。
あるいは、幽体離脱しては火星に飛んで行く、ウイリアム・ライス・バローズのジョン・カーターもの(『火星のプリンセス』シリーズ)とか。
SF仕立てでありながら、剣と魔法をもとにした「ヒロイック・ファンタジー」の要素がメインなのも実にバローズっぽいし、異星人が貴族社会を形成していてやれ王女だやれ王子だと高貴な血統がけっきょく話を左右するあたりも、女性キャラはなんだかんだでお色気担当なのも、『火星のプリンセス』とそっくりだ。そしてもちろんながら、これらの「SFを偽装したヒロイック・ファンタジー」というコンセプトは、もろに『スター・ウォーズ』へと引き継がれている要素でもある。
その意味では、中身が「おバカ」なのは「おバカ」で間違いないのだが、正統なアメリカの「ヒロイック・ファンタジー」の系譜にはちゃんと乗っかった作品なわけだ。
それに、少なくとも『フラッシュ・ゴードン』の笑いは、人を傷つけない。
ダサくて頭の弱い自分を見せて人に笑ってもらう、自己責任の笑いだ。
特定の対象に対する攻撃性や、くだらない社会批評や、生々しい現実の風刺などとは無縁の、ひたすら子供の観ている夢(「俺、宇宙に行って悪いヤツやっつけてヒーローになるんだ!!」)を具現化したような映画だ。
バカでゆるんゆるんだけど、ロマンと親しみとノスタルジィにあふれている。
で、目(色彩)と音(クイーン)の快楽としてだけ見れば、間違いなく一級品だ。
だから、俺は嫌いになれない。
むしろ、いとおしくすら思う。
大の大人が大枚はたいて何くだらない映画撮ってんだよとは心底から思うけど、今のくたびれたオヤジの俺にとっては、デトックス効果があってほっこり心を癒してくれる「よいおまぬけ映画」だったとしか言いようがない。大人が遊べる知育玩具みたいな(笑)。
世間的にも、ある種の「カルト」として熱烈なファンがいるってのは、きっとそういうとこなんだろう。ダメさ加減の「塩梅」がよくて観てるほうもバカになり切れるから、童心に帰って「凝り固まった脳がほぐれる」というのか、そういう「効果」がこの映画には間違いなくある。
ニュアンスは違うけど、ある種の「キッチュなおバカヒーローのアイコン」を真正面から演じきって、それでもなお大衆を魅了しつづけてきたのがフレディ・マーキュリーだったことを考えると、製作者サイドはよくぞクイーンに音楽を発注したな、と本気で感心する。
で、クイーンの側も、あのどうしようもない直球ストレートの歌詞と3Dで駆け回るチープな電子音によって、見事に『フラッシュ・ゴードン』のキッチュで子供じみたテイストに寄り添い、「ドンピシャ」の音楽を提供してみせたわけだ。
あの「ド、ド、ド、ド、ド、ド、ド、ド」って地響きみたいなイントロが全編でうまく使われてて、「何か大変なことが起こりそうな予感」を掻き立てまくるんだよね。
ちなみに本作のサントラは全編クイーンの作曲で、「フラッシュのテーマ」を作曲したのはブライアン・メイだが、フレディもロジャー・テイラーもジョン・ディーコンも作曲に参加している。インストゥルメンタル楽曲の多くは、作曲者のクラシカルな素養がビンビンに感じられる仕上がりで、クイーンというバンドの特異性を改めて感じさせる。デイルとミン皇帝の結婚式シーンでは、ブライアン・メイによるワーグナーの「結婚行進曲」のギターソロも聴くことができる。
シングルカットされた『フラッシュのテーマ』には映画内の台詞がサンプリングされ、アルバムのほうにもあちこちに台詞が挿入されている。サントラとは言いながら、ちょっとオペラのようなコンセプトアルバムに仕上がっていて、彼らの本気度が伝わってくる。
クイーンのメンバーもまた、このバカでどうしようもない『フラッシュ・ゴードン』って映画のことが、心底好きでたまらなかったんだろうなあ(笑)。
見どころは特別な力がない一般人が頑張るとこ。ポップコーン片手にツッコミながら気楽に。 ラスト、続編作る気満々。頼むルーカス(^^)
地球のために、特殊能力も戦闘経験もない生身の一般人が、悪の帝国に徒手空拳で立ち向かうんだヨ。 応援しない手はないでせう。
フラッシュ・ゴードンは、たまたま人類を救うために戦うことになる。だけど戦闘に関しては素人だ。○○○ウォーズなんかと違い、「フォースの力」なんて魔法・超能力も無く、最後まで生身の一般人のまま悪と戦い勝利する。もう拍手喝采じゃないか ♪ヽ(´▽`)/
人の記憶を書き替えるほど科学技術が発達してる世界なのに、ナゼか結局最後は白兵戦(^^)(公開時は気にならなかったが)。 SWでライトセーバーのチャンバラや、銃を持った徒歩軍団の銃撃戦と同じ違和感だが、まあヨシとする。
あと(SFに限らず)悪の組織の本部ってセキュリティが甘すぎる。
SWと違い全宇宙の平和のためじゃなく、救うのは地球(人類)だけ。出てくるのも3種族(+人類)300人ぐらい? 期限も数日間で壮大なドラマになりようもない。
ある意味、この映画が2023年で見られることのほうが(文化的に)貴重。
今年111本目(合計762本目/今月(2023年4月度)6本目)。
どうも冒頭から妙に変だなぁ…と思って、ここ(のアプリ版)で調べたら40年前の作品とのことでした。
なので、現在(2022年~2023年)の「一般的な映画のお作法」という概念がほぼほぼ通用せず、「なんでそういう展開になるんだろう…」という点は結構多々多々わたるのですが、1980年代の技術(特にコンピュータ)が制限されていたころは、これが逆に当たり前だったのだろうということはわかります。
確かに展開として???という点はあるとしても、結局のところストーリーはわかりやすく、ロケットだったかに乗って、ミンゴ(ミンとも聞こえたが…)がいる惑星に向かってうんぬんという趣旨のお話、ということになります。
しかし妙なところで「妙な意味で」なぞの表現も多く、他の方のレビューでは当時熱狂的なファンがいたとか何度も見た人がいたとかというお話だそうですが、この映画、確かに「妙に珍妙というか、謎というか、(技術的な問題はさておき)そりゃないだろ」みたいな「妙な」展開が多く、「その意味で」中毒性が出る映画(いわゆる、するめのように、見れば見るほど味が出る)なのだな、というのも納得です。
40年前の作品を今も現在の値段(1900円。もちろんお体が不自由な方は1000円)で見られることは良いことですが、いわゆる「10時からの名作祭り」(だったか何か)に入っているわけではないので、しっかりと「正規の料金」になることには注意が必要です。
採点にあたっては「技術上」気になる点や「科学的に変な描写」があることは確認はしているものの、40年前も前の作品にそれを突っ込んでも仕方がないので、減点なしにしています。
一部の間の方で「中毒者を生んだといわれる」この作品、見る見ないは分かれると思いますが、個人的には「SFアクション映画の黎明期にどんな映画が放映されたのか」という点を知る上においてよかったな、というところです。
クイーン,クイーン!、クイーン‼︎
いきなりサビをぶつけてくるクイーンのテーマ曲、それだけの映画です。お話しはマンガそのもので、特撮もチープな模型とマットペインティング、これまたチープなセット撮影、合成も輪郭がバレバレの粗さと、とても『スターウォーズ帝国の逆襲』と同じ時代に作られたとは思えないレベルです。製作者は大作主義のディノ・デ・ラウレンティスだからお金がないわけでなく、作り手はあえて確信犯でやっているんだと思います。そう思えば、このチープさを笑いながら楽しむのがいいかも。役者では、中国の皇帝みたいな悪役のマックス・フォン・シドーのインパクトに勝るもの無し。スウェーデンの国宝とも言える名優の懐の深さにビックリです。
QUEENの音楽が無ければ只のバカ映画。やっぱりディノ・デ・ラウンティスは色んな意味でスゴいプロデューサーです。
①あと1時間観ていたら確実に大脳皮質のシワが無くなってツルンツルンになっていただろう映画。
チープな特撮、何とも酷い台詞、のんべんだらりとした演出、臭い演技、マックス・フォン・シドーとティモシー・ダルトンもよくこんな映画に出る気になったなあ、と思う。お金に困っていたのかしら、それともラウンティスに何か貸しがあったのか。
オルネラ・ムーティのお色気だけは今観ても色褪せないけど、役自体はカス。
②フラッシュ・ゴードン役の俳優にもう少し魅力やカリスマ性が有ればまだマシだったかも知れないが、周りの濃い俳優陣の中では全く目立たない。
サム・ジョーンズの高い声は全くヒーローらしくないし、顔と体とだけで選ばれたのが丸わかりの絵に描いた大根役者。
メロディ・アンダーソンも宇宙の悪の皇帝が一目で気に入るほどのタマとは思えない。
③ただ、「フラッシュ!アッアッー!」が流れる時だけアガリます⚡
SFブームの流れに乗って
映画館の予告で思い出し、ついつい観てしまった。
公開当時に観た記憶を再確認のため、再鑑賞。
1980年、時代はSFブーム。
金髪・マッチョとSFを組み合わせれば売れるという判断の投資、会議室で作られた感満載。
今やカルトムービーの上位。
公開当時の評価は高かったような記憶。
あれは単なるプロモーションだったのか?
凄まじくダサくてエモい!
自分が遥か昔、厨二病をこじらせているころにすごく影響された作品の一本が4Kレストア版で観れるなんて時空が歪んでる
およそ40年ぶりに劇場で観たフラッシュは
凄まじくダサくてエモかった。
無駄に巨額をかけて作った金と黒と赤のメインのキュッチュなセットと
ノーテンキでタンクトップとか自分の名前入ったシャツを来てるダサい主人公
男だとすぐ色仕掛けするエロい皇帝の娘
Queenの内容無い「Flash!AAhー!」のテーマ曲。
いがいに当時拒絶反応していたギターサウンドにSFはあがるのは再発見だった。
おおらかな時代のかわいい作品。楽しかったー
映画館で観られるとは!
テレビ朝日の日曜洋画劇場で観て面白かった記憶があるこの映画を、映画館で観るチャンスが来るとは思いもしなかったので早速観てきました。
今観るとチャチい作りだとも感じるのだけど、80年代映画らしい手作り感についつい見入ってしまうのだよ。
冗談なのか真面目なのか
今の眼でみると、できそこないのStarwarsか、昭和の円谷特撮作品的な何とも陳腐でバカバカしい作品です。
とにかく、カルトの極致みたような作品ですが、意外に公開当時は専門家の評価もかなり高かったようです。確かに観方を代えるとキューブリック調ともいえる。
ジェームズボンドやエクソシストが脇を固めているので、結構よしもとじゃなくて大真面目に作ったんですかね?当時のキネ旬よんでみたい。
フラッシュ!あーあー
2023年3月6日
映画 #フラッシュ・ゴードン 4K(1980年)鑑賞
宇宙物って何となく画面が暗い映画が多いけど、この映画はとてもカラフルで明るい
音楽も、フラッシュ!あーあーって明るいしね。#フレディ・マーキュリー の伸びやかな声も素敵
@FansVoiceJP さん試写会ありがとうございました
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